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常識的な話ばかりで目新しい学びはなかった
2018/11/25 08:10
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投稿者:kkent - この投稿者のレビュー一覧を見る
鋭い質問ができるとカッコイイ!という下心?から購入してみた。
が・・・
・1章
質問の中身でなく、質問の際のマナーの話ばかり。
笑顔で質問しよう!質問の前に下調べを怠るな!詰問するな、など・・・
・2章
質問力というより、仕事の段取りの話にシフト・・
大馬鹿を読者として想定した本なのでしょうか?
答えを持ってそうな人に質問しよう!質問するタイミングを見極めよう!
なんてそんな低レベルな教えは誰も期待していません。
先の章もパラパラ読みましたが、期待した内容はなさそう。
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まとめると・・
前半は、「質問力」というより仕事の進め方(かなり初歩的な)に関する本です。
社会人なりたてであれば学ぶこともあるのかもしれませんが、1,2年も働けば当たり前に身につくような内容ばかりです。
後半は、部下のマネジメントの話に無理やり質問力をこじつけている感じ。
部下のマネジメントを主軸にした本を読む方が良いと思います。
私の反省点としては、タイトルから都合よく解釈しすぎたこと、中身をちゃんと確認せず購入してしまったこと、でしょうか。。
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チェック項目56箇所。
質問ができるかどうかで、その人の能力が判定される。
どんな「質問」をするかによって、その人に対する評価が決まる。
デキるビジネスパーソンほど質問する。
本書は質問力をつけたい人、質問力のある人を育てたい人
のためにある。
質問して答えが返ってきたら
「答えてくださって、ありがとうございます。」
質問の前に相手のことを調べておく・・・社会的地位や年齢、
取引関係、趣味、出会う場所や人数。
質問の前提条件を伝える。質問力を鍛えるには挨拶から。
共通点を作り出す質問(クローズド)。詰問にならないように。
相手が話したいことを質問する。チャンスは質問で作る。
わからないことは素直に聞く。上司からの指示を確認してミスを
減らす。終了時間を確認する。正しい答えが欲しいなら、「誰に」質問するのか考える。いつ質問するか?タイミングを考える。
コーヒータイムや結論を先延ばしにする質問(提案)をする。
何でも聞ける人が段取り名人。あなたならどうしますか?
先読みの質問・・・注文したカレーはまだですか?スタッフから。
AとBの提案・・・上司に答えを選んでもらう。
資料や図解を示して質問する人は評価される。
丁寧に聞いてみる。あいまいな答えにはいつまでかを明確にする。
質問の前に自分を伝える。まずは相手の予定を聞く。
今、お話してよいか?キミならどうしたらよいと思う?
停滞したときは2択。共通問題はみんなで考える。
ところで○○さんはどう思う?会議を全員で共有する。
何が問題だったんだ?
わからないことを質問してもあなたを馬鹿にしない。
メモを取らないほうが本音が聞ける。
私は今日十分誠意を尽くせただろうか?
動機善なりや、私心なかりしか
龍馬だったらどうする?一番大切なのは何か?
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「デキるビジネスパーソンほど質問する」という主張のもと、ビジネスでは、質問をするよう心がけるべきだとして、さまざまな質問法がまとめられた本。
この本の前に、会話のコツの本を読んだので、内容的に似ており、延長のように感じました。
クローズドクエスチョンとオープンクエスチョンの説明があったほか、質問だけでなく、約束事の場合には、期日や場所の念押し、引き継ぎの際には質問先の所在などの確認も大事だと書かれています。
たしかにもっともだと思いますが、ただいつでも何かしら質問すればいいというわけではなく、その場の空気やバランスを読んで発言しないと、逆にうるさいとかしつこいというネガティブな印象を与えてしまわないかと思いました。
また、外資系と一般企業とでは、打ち合わせの雰囲気もまた違うでしょう。
確かに質問をして、詰めていくことは、相互誤解も減るし、互いの意識も高まり、ひいては仕事の効率も上がるため、有用で大切なことですが、やはりそれはTPOありきで、言わざるが花という場合も多少なりともあると思います。
タイトルのように、仕事が9割うまくいくかという点においては、少し懐疑的です。
でも著者は、確かな手ごたえを得ているのかもしれません。
ただ、「質問力を鍛えるには挨拶からはじめる」という点は、スタートの門戸が広くて受け入れやすいなと思いました。
さまざまな例も挙げられている中で、「カレー屋の店員が、カツカレーを注文した客が待ちくたびれてきた様子を察したら、客に聞こえるように厨房に確認する」というマニュアル対応が紹介されており、忙しそうな店内でも、店員はちゃんと客の表情を観察しているものなんだと意外に思いました。
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質問をするためには、「わからないこと」と「わかっていること」が区別できていることが前提になると思います。質問ができる人は、通常では、物事をある程度よく理解している人が、さらに理解を深めるために行うもので、この本では「今更聞けないビジネス上常識」について解説してあり、私にとっては役に立つ部分がありました。
まだ10年以上もサラリーマンをする予定なので、残りの期間を充実させるためにも、この本に書かれていることを活用していきたいと思いました。
以下は気になったポイントです。
・自分が、「何を知らなくて、何がわかっていないのか」を知るための力、それが「質問力」である(p6)
・挨拶時に心がけるべきものは、笑顔と「プラス1の言葉」である、笑顔は「あなたと話がしたい」という相手を受け入れるための無言のサイン(p29)
・人と人が親しくなっていく過程において、大きなウエイトを占めるのは、会話の内容よりも、その回数(p30)
・仕事に取りかかる前にすべきことは、1)仕事全体の目的、2)自分に与えられた仕事の役割や条件、である(p45)
・上司にダメ出しされないための質問とは、質問が提案になるような形にすること(p55)
・お客さんが聞きたがっているのは、1)苦労話、2)成功話、3)趣味の話、である(p57)
・上司や先輩から「手が空いているか?」と聞かれた時の答えとしてベストなのは「どんなことでしょうか」という、受けと攻めの両方を兼ね備えるものが良い(p65)
・上司から命令や依頼があった時には、複数の案を提示して、上司に選択してもらうようにすると、上司は役割を果たしたことになる(p79)
・質問をする場合には、相手が年下であったとしても、ワンランク上の人に対する言葉遣いがポイント(p87)
・プロジェクトリーダーとしての役割は、1)全体の目的、2)各自の役割、3)その役割を果たすための具体的方法、を誰もが自覚できるようにすること(p129)
・次の行動にすぐに移れるようにするためには、二者択一の質問をすることも良い場合がある(p134)
・情報収集は、その情報を活用する目的やテーマが明確な場合には、それに絞れるので効率良く集めることができる(p176)
・成功するものに必要な3要素「運・鈍・根」において、運:幸運を呼び込めること、鈍:神経質になりすぎない(自分は自分)、根:何事も根気よく継続する、である(p184)
・自分の中でイメージしておくと良いのは、1)なりたい自分、2)実現したい世界、3)その世界で充足した日々を送っている自分、である(p189)
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「?」がつく発言を広く扱っており、「それは"質問"ではないのでは」と思うテーマもあった。
自分への問いかけ、セルフコーチングの章が個人的には最も勉強になった。