紙の本
知りたくない事
2002/04/10 00:53
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投稿者:タキレイ - この投稿者のレビュー一覧を見る
衝撃的なラストほど、続きが気になる。だからこそ見たくない事実だってあるもんだ。私はファザーファッカーのラストが涙が思わずこぼれてしまうほど素晴らしいものだっただけに、この続編にとてもがっかりした。知りたくなかった。確かに、今の春菊さんの幸せぶりからこの時の静子の未来を予測するのは難しい。だからこそ物語として成立するものではなかったか? それでも続きが気になる人は読んでみてはいいのではないかとは思うが…。
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内田春菊さん自身はキライじゃないのだけれど、この小説は別に面白いと思わなかった。ただ、これって自身の体験がほぼそのまま収められているわけで、それをきちんと客観視して淡々と綴ることが出来るスキルは凄いと思う。精神の持ちようもそうだし、どこにも媚びてないから。読者にも、自分にも。やはり、ベストセラーって呼ばれる本はよく判らない。
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ファザーファッカーの続編。疾走し続ける主人公は、自分とかけ離れているようでいて、身近だったりする。女性の雑草みたいな強さってこんな感じなのかな。
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「ファザーファッカー」の続編。これもよく読んでた。まあ続編くらい出るよね。
ファザーファッカーほどは入り込んでなくて、静子が仕事をしはじめてからを書いてるんだけど、読んでるとまあよく流されること流されること。若いから仕方ないのかもだが、こんなに大人に恵まれない若者がいるんだなあ、という感想。もちろんフィクションとしてとらえてもね。ファザーファッカーのラスト、家出するシーンが大きな印象だっただけに、人生とは途切れ目のない本だという言葉は重い。カッコいいラストシーンなんて、人生には存在しないのだ。
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ケータイ小説のような話だと思った。
今も昔も
落ちていくっていうのはこういう世界なのか。
いや、静子は落ちてなんかいないのか。
こうまでわかりやすく女であることを利用し
女であることに翻弄されることもあるのかと思った
この話に出てくる人物たちのように
人間はシンプルに生きるとこんな生き方になるのかな。
いつも別れ方が潔くて
私としては羨ましくもあった。
あと、母との関係が
なんだかんだで良好になったのでは?と思った。
幼少の頃の想いとはまた違って
似たような女として見れるような関係になったからなのかな。
養父のことを黙認していたような母であっても?
親子ってそんなもんなのかな。
しかし、中絶って1回すると
慣れてしまうものなのか?
周りがしていたら普通になってしまうものなのか?
世の中で日々どのくらいの中絶手術が行われているのか気になった。
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ファーザーファッカーの続編ですが,なぜ,手に取ったのか当時の自分に聞きたいぐらい,こちらは生理的にさらに受け付けなかった,という記憶しかありません。
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実に救われない。
希望どころか、辛さと悲しみと絶望。
希望が逃げる先の点でしかない。
でも、こういう家庭も実際にあるんだろうな。
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「ファザーファッカー」に続編があったの初めて知った。
春菊さんの自伝的小説らしいけどほんまやとしたら悲惨すぎるな…。
ことごとく男にひどい目に遭わされてるような。。
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ファザーファッカーの続編
家出から連れ戻された主人公ら、また家出をし、東京にでて結婚、離婚を経験する。