紙の本
むしめづる。
2017/08/26 18:32
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投稿者:うりゃ。 - この投稿者のレビュー一覧を見る
今昔物語集からひいたエピソードが多いこのシリーズでは珍しく、宇治拾遺物語のから取った短編「むしめづる姫」がいい。
「鬼も女も見えぬぞよき」という言葉の夢枕獏氏的解釈がなされている。
ひとの想像力こそが、恐怖も幽玄をも生み出す根源となる。
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寅さん並の定番化?
でも、ほろほろと酒を飲むシーンがあってこその陰陽師だろうという気がしますからいいんだろうね。
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とある晩、安倍晴明の師、賀茂忠行の息子保憲が訪れ、晴明に厄介な一件を頼み込んだ。それは──。藤原為成が一条六角堂で妙な首に憑かれてしまい、命も危ういので助けてやってくれぬか、というものであった。源博雅とともに為成の屋敷へ向かった晴明は……。「首」の他、都の闇にはびこる悪鬼、怨霊たちと対峙する全五篇収録。
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大好きな陰陽師シリーズ★ 既存のお話を使ってこんなに読ませてくれるストーリーが描けるというのは本当に凄いと思います。言霊とは何か、陰陽師とは何か……など知るのに最適なシリーズかも。
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ご存知「陰陽師」シリーズ物でっす。漫画もありまっす。見た事はないでっす。シリーズ物はほぼ読んでる。平安時代の御伽噺っぽくつらつらと読むにはいいでっす。とっかっかりは、NHKドラマ本へ。安部清明と源博雅の二人が酒を酌み交わしながら事件を語り出かけるパターンは楽しめた。
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賀茂保憲キターーー!!!
イイなぁvvあの妖しい感じ(笑)
食えない感じが素敵だなぁ…この作品頃にはもうしっかり確立されてますね(*´ω`*)
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http://blogs.dion.ne.jp/kuromatu/archives/3192781.html
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夢枕さんの作品は陰陽師は特に好きな物が多くて、中でも陰陽師シリーズは話、言葉のリズムが良くて大好き。
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夢枕獏さんの陰陽師シリーズを読むのは6冊目。
他人事ながら、博雅の性格に不安が・・・。
そんなんじゃ現代じゃ生きていけないよ・・・
今回は晴明と博雅の掛け合いが少ない。
ちょっとエグイ話が多いわね。
想像力働かせて読むとちょっとキツイ。
でも「飛仙」はそのまま飛ぶ仙人の話なんだけどほのぼのしてるし、「むしめずる姫」もそのまま虫が好きな姫の話なんだけど美しい。
最近ミステリィばかり読んでたけど、たまにこのシリーズを読むと、何かを「愛でる」という事がとても大切なんだなぁと思う。
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相変わらずの二人の掛け合い、いつも同じような感じなのに飽きないのが不思議です。虫愛づる姫は、実際の古典の文献を確認した後によむととても面白い♪
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何度も何度も繰り返し読んでしまう。
「ゆくか」「うむ」「ゆくぞ」「ゆこう、ゆこう」
今日も晴明と博雅がゆく。
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あっさりと読了。てか獏さん、行間が多すぎて読むところ少なすぎ。あっという間に読みきってしまうのが惜しい。余韻があるのはいいし、平安のあのおっとりした雰囲気もわかるんだけれど、もちょっと書いてくれよと言いたいところ。さて今回もラブラブの晴明と博雅。何が妖しいて、この二人が一番妖しいんじゃないかと思う今日このごろ。今巻では、古典にも出てきた「虫めづる姫」が好き。露子姫、気持ちわかるなあ。あの時代でこの世の本質をわかっているのはすばらしい。あたしも赤蚕蟲ほしいなあ。道満や賀茂保憲の曲者っぷりもなかなか。
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とある晩、安倍晴明の師・賀茂忠行の息子保憲が訪れ、晴明に厄介な一件を頼み込んだ。それは―。藤原為成が一条六角堂で妙な首に憑かれてしまい、命も危ういので助けてやってくれぬか、というものであった。源博雅とともに為成の屋敷へ向かった晴明は…。「首」の他、都の闇にはびこる悪鬼、怨霊たちと対峙する全五篇収録。
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素敵晴明さんに酔いしれて下さい
映画の原作と知らずに読みましたがいい本だと思います
他のシリーズも読みたい…
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シリーズ第六作目にもなると、
初めの方に出た作品達を読んだ時に感じたワクワク感や
感動を同じように得る事はなかなか難しく、
ファン達には、長年愛読し続けたからこそ感じてしまう
「物足りなさ」、なんてとんでもなく
贅沢な悩みがおまけについてくる事となる。
しかし、この「陰陽師」シリーズには、
息の長いシリーズだけに与えられる深み、
円熟味が増してきたように思うのは私だけだろうか。
著者夢枕氏の筆は益々月の光の如く冴え渡り、
自宅の庭で、安倍晴明と
その友人源博雅の交わす会話は、
巻を重ねる毎に益々味わい深く、
面白みのあるものになってきたと思うし、
登場当時、かなり不気味なキャラで
敵役要素が強かった蘆屋道満は、
最近は段々と人間味が増し、
なかなか話が分かり、可愛げある親父になっている。
「むしめづる姫」の露子姫、
「首」の賀茂保憲と
新たな登場人物も加わり、
虫をこよなく愛する、「ゴーイング・マイウェイ」なお姫様や
いかにもひとくせもふたくせもありそうな
晴明の師の息子であるこの男が、
今後どのような華やスパイスを添えてくれるのか
とても楽しみである。