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どんどん壊れていくのは、うさぎさんなのか、読んでいる自分なのかが分からなくなる。けれど、読むことをやめられない。
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うさぎさんの女性の性に対する考察が妙に深くて笑える。
そして考えさせられる。
電車の中なのに吹き出しちゃいました。
「我々は妄想とセックスできる生物だ。それは高等霊長類だけの特権だと私は考えているのである。」
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中村うさぎさんの本は初めて読んだのですが、これはまた豪快というか剛速球というか…(笑)。他の作品も読んでみようと思います(^^ゞ
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買い物依存症,ホストに貢ぎ,風俗嬢も体験した何かとデンジャラスな女王様 中村うさぎさんの
女の闇フェロモン,について書かれたエッセイ?。
オンナについて書かれている本はたくさんあるけど,ここまでオンナについて深く掘り下げて独自の考察がされているものはなかなかないと思う。はじめてうさぎさんの本を読んだときは女という存在の底知れなさに少し怖くなったほどでした。(ちなみにその時に読んだのは「私という病」という本です)
本著では背が小さかったり不細工なコンプレックスのある男が発する危険な闇フェロモン(著者が命名)。欠落した部分や影のある異性にひかれるのはなぜかなど男と女について興味深い謎をうさぎさんが考察しまくるエッセイ。
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敢えてオシャレじゃないブラのホックを見せるように服を着て、だらしない女=ヤレる女だと思わせてモテるようにするという話は予想外だった。
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あけすけにザクザク話していく感じが、読んでいて清々しい。
P146「我々はエロスを失いつつある生き物なのか」
では、若い世代の潔癖症について語られていた。
確かに、若い世代(私も含めて)は潔癖の人が多い気がする。汗かくのが嫌いとか、制汗剤に防臭スプレー、キスが気持ち悪いとか草食系とか...だんだん綺麗に整えてられたものに慣れすぎて、今流行ってるアイドルはK-POPで完全に完成された状態でパッケージングされてるし、昔に比べて整形に嫌悪感を抱かない人も多い(私もしてるし)、全身脱毛もするし...ってどんどん整えられて当然!って意識が育ってるのかしら?
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2010年1月5日読了
「セックス好きな女って、けっこう地味ですよ。」という文章に当時の自分は驚いている様子が日記に書かれている。