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寝ながら学べる構造主義 みんなのレビュー

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一般書

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みんなのレビュー325件

みんなの評価4.1

評価内訳

314 件中 1 件~ 15 件を表示

紙の本

分かりやすすぎる入門書

2012/05/31 11:17

26人中、26人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:GTO - この投稿者のレビュー一覧を見る

『はじめての構造主義』橋爪大三郎(講談社現代新書)が、分かりやすい入門書ならば、本書は、分かりやすすぎる入門書と言えるだろう。

  『はじめての構造主義』は、ほぼいきなりレビィ・ストロースから入って、ソシュールの言語学へいったん戻った後、『悲しき熱帯』『野生の思考』を中心にレビィ・ストロースを扱い、ルーツとして過去の数学との関連を解説している。

 それに対して、『寝ながら学べる構造主義』は、ソシュールを始祖として扱った後、フーコー、バルト、レビィ・ストロース、ラカンの4人の思想を分かりやすい例を引きながら、解説している。

 橋爪の本では、レビィ・ストロース以外の3人は、第四章で軽く触れられているだけなので、構造主義全体をざっと概観したいならば、内田樹の本書を薦める。

 彼らの本で、構造主義に興味が持てたならば、次には、丸山圭三郎の『ソシュールを読む』(岩波書店)や池上嘉彦の『記号論への招待』(岩波書店)を読んでから、フーコー、バルト、レビィ・ストロース、ラカンの著作へ進むのがいいと思います。

 いったん分かりはじめると、嬉しくてしばらくこの手の本に病みつきになります。でも大丈夫、どちらの本にもブックガイドがついています。

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紙の本

勉強は まだ 始まったばかりなのだ

2009/08/30 18:24

16人中、14人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:くにたち蟄居日記 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 噂にたがわぬ 平易な本で 正直感動した。

 「平易な本」を書く難しさというものがある。世にある古典の数々は実に難しい。ましてや哲学関係の本の難しさにはしばしばお手上げである。

 難しくなってしまう理由は色々とあるのであろう。そもそも 考えていることを平易に語るというだけで一つの天才が要求されるに違いない。天才的な哲学者が 天才的な書き手かどうかは また別の話である。ましてや 更に翻訳が必要になる場合は 何をかいわんやと言えよう。

 かつ 本書で内田が冒頭に喝破している通り、わざわざ難しい用語を使う風潮もあるのではないか。思うに 哲学の一つのステータスとして「難解」であることが必要とされているのではないかとすら思ってしまう。そうやって ハードルを上げておいて それを超えられた人のみが入れる「クラブ」のような雰囲気がどこかないだろうか。


 それに挑戦している著者の意気込みが行間からばしばしと伝わってくる。蛮勇と言われかねないくらい 噛み砕いて語る著者の話し振りは圧巻だ。


 本書を読んで勉強になった。もちろん 著者の説明が全て正しいかどうかは分からない。平易に語る際に 著者が「捨てなくてならなかったもの」も必ずあったろう。従い この本を読んで 次にどうするのかという事が 正しく著者が読者に迫っているメッセージなのだろうと僕は考える。勉強はまだ始まったばかりなのだ。

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紙の本

ほんまに寝たらあかんけど、笑いながらでも読めます

2002/12/04 15:38

9人中、8人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:pipi姫 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 ほんとうに寝ながら学べるのかどうか試してみたけど、それはさすがに無理なようだ。しかし、充分、通勤電車の中で立ち読みに堪える本だ。

 ここまでコンパクトにまとめてもらえると、すっかりわかった気になるから不思議。「おもしろい!」と思いながらすいすい読んでいくと、知らないうちに読了しているから、かえって要注意。わかった気になって実は何にも頭に残っていなかったりする。

 確かに入門書としての「とっかかり」は与えてくれる。問題はその先。原典にきちんとあたって四苦八苦せねば自分の血となり肉とはならないようだ。

 この本を読んで事足れりとする読者は成長しない。そういうことを言外に滲ませているのではないか、内田樹氏は。だとしたら、おちおち寝てはいられまい。

 初学者には手ごろな本。お奨め。しっかり起きて読もう。

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紙の本

おそるべし、ウチダ・タツル

2002/07/18 21:15

6人中、6人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:とらだもん - この投稿者のレビュー一覧を見る

この本は、かつて著者が共著で出版した『現代思想のパフォーマンス』を、わかりやすくおもしろくしたものである、と言ってもいいかもしれません。

とはいっても、この間に著者は、彼の読者にピントを当てることを覚えつつ、ユーモアたっぷりの「内田節」を確立させ、期間限定の人気作家となって帰ってきました。これは人気作家による著書なのです。

また、最近出された『ためらいの倫理学』や『おじさん的思考』などが、インターネット上に発表されたものをまとめたもので、読者にとっては「再読」となってしまうのに対して、これは書き下ろしであるところもうれしい。

それから、『レヴィナスと愛の現象学』を最後まで読み切れなかった人も、この本なら大丈夫。寝ながら「あとがき」までいけるはずです、たぶん。

などの理由で、霧のかかった現代思想についての知識を晴らしたくて、さらに、新しいネタで内田節を満喫したい人にはうってつけの本です。

しかし、万が一、たとえ、よくわからなかったとしても心配いりません。著者はホームページで次のように書いていました。

<「網羅的知識を持とうと望む必要はない」こと、「知的流行を追う必要はない」ことを、きっぱりと断言し、「あなた自身の極私的知的課題を、深く、熱く、全身をあげて、執拗に追い求め、その深みからあなたにだけ見え、あなたにだけ記述できる世界の眺望を語ること、それこそが、知性の王道である>

おそるべし、ウチダ・タツル。

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紙の本

読みやすかったです

2024/03/08 11:43

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:nanashi - この投稿者のレビュー一覧を見る

とても読みやすい本でした。
ただ、扱っている内容は簡単というわけではないと思います。
少し時間をあけて、再読してみたいと思います。

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電子書籍

難しい哲学的課題をわかりやすく伝えることに見事に成功している「敷居の低い」一書。 同窓会で、優秀な先輩に出会ったかのような感覚。

2023/04/10 10:49

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:mitu - この投稿者のレビュー一覧を見る

平成が始まったばかりの頃、学生の私は先輩に勧められて「構造主義」の本を読んだ。

平易に書かれていたであろうその新書は、当時の私には難解だった。

ただ、現代の思想の最先端といわれる構造主義ってなんだろう?
その問いかけだけは、自分の中に残り続けた。

「大人のための読書の全技術」(齋藤隆)の「社会人が読んでおくべき50冊」の中の1冊で、この本を見つけた。
同窓会で、優秀な先輩に出会ったかのような感覚がした。

著者は語る。
「専門家のための解説書・研究書はつまらない。入門者のためのそれは面白い本に出会う確率が高い」と。
それは、知らない人のためにわかりやすく本質的なことを伝えようと努力するからだ、とも。

では、私たちはあることをなぜ「知らない」のか。

それは、「知りたくないから」。

「自分があることを『知りたくない』と思っていることを知りたくない」からだ、と。
子どもが親の説教をシャットアウトするように。

「寝ながら学べる」とのタイトル通り、近現代の難しい哲学的課題をわかりやすく伝えることに見事に成功している「敷居の低い」一書。

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紙の本

難しい哲学的課題をわかりやすく伝えることに見事に成功している「敷居の低い」一書。 同窓会で、優秀な先輩に出会ったかのような感覚。

2022/02/07 11:58

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:mitu - この投稿者のレビュー一覧を見る

平成が始まったばかりの頃、学生の私は先輩に勧められて「構造主義」の本を読んだ。

平易に書かれていたであろうその新書は、当時の私には難解だった。

ただ、現代の思想の最先端といわれる構造主義ってなんだろう?
その問いかけだけは、自分の中に残り続けた。

「大人のための読書の全技術」(齋藤隆)の「社会人が読んでおくべき50冊」の中の1冊で、この本を見つけた。
同窓会で、優秀な先輩に出会ったかのような感覚がした。

著者は語る。
「専門家のための解説書・研究書はつまらない。入門者のためのそれは面白い本に出会う確率が高い」と。
それは、知らない人のためにわかりやすく本質的なことを伝えようと努力するからだ、とも。

では、私たちはあることをなぜ「知らない」のか。
それは、「知りたくないから」。「自分があることを『知りたくない』と思っていることを知りたくない」からだ、と。子どもが親の説教をシャットアウトするように。

「寝ながら学べる」とのタイトル通り、近現代の難しい哲学的課題をわかりやすく伝えることに見事に成功している「敷居の低い」一書。

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電子書籍

何度も読んで味が出る

2020/07/22 22:49

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:りー - この投稿者のレビュー一覧を見る

ちょうど3年ぶりくらいの再読。内田樹氏曰く、若かりし頃には難解すぎて理解の及ばなかった構造主義が齢を重ねてゆっくりと咀嚼できるようになったという。僕もまた同じ感想を持った。一読目にはわからなかった構造主義のなんたるかがおぼろげながら見えてきた気がする。何度読んでも面白い。今回もまた橋爪大三郎氏のはじめての構造主義と併読で。

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2004/10/01 23:39

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2004/11/26 20:05

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2004/12/12 10:26

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2005/01/26 22:32

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2005/05/25 22:06

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2005/10/18 00:43

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2005/11/15 00:32

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