紙の本
こんなもんかよ
2015/01/27 05:08
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:september - この投稿者のレビュー一覧を見る
なんでかなあ。どんでん返し後「だからなに」って思ったのが運の尽きだったのかなあ。トリックに関してはこれは思いついたもん勝ちとなんとか納得できるにせよ、行き着くまでが回りくどい。あと個人的にはあの口調で喋るのが許せない。
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「何でもやってやろう屋」を自称する元探偵が、フィットネスクラブに通う女性の悪徳霊感商法の調査を依頼され、事件に巻き込まれて行く。
こういう展開は普通だが、本作は普通じゃない。ミステリー賞総なめの作品だけに、読後というか最後の方はやられた〜という感じと過去読み進めてきた自分の感覚とミスリーディングにただただ感心する。ちょっとした違和感ってやつなんだけどね。
そんな意味で、非常に良作。読み進めていって、思わず唸った。ただ、メロディーとしては非常に美しくて、過去と今と未来を緊迫感と恋愛とでくるむ。やってやろうぜと背中を押すような、ほっとする作品にもなっている。
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すばらしい叙述トリック。ラスト付近で何度も前にもどって読み返した。おもしろかった。でも正直きもちわるいんだが。
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一応ミステリーに分類したけど、これってミステリーなのかな?
文体・語り口のねばねばした感じがあまり好みじゃなくて読みづらかった。
最後の「ねたばらし」にも、驚いたけどそれがなにか・・・という感想しか持てなかった。
タイトルで期待させられたので残念。
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2007/5/19ジュンク堂住吉シーア店にて購入
2011/10/22〜10/26
2004年のこのミス一位など数々の賞を取った話題作。ようやく読めた。 いやいや、やられたなあ、という感じ。ところどころ違和感を感じながら読んでいたが... 歌野氏らしい騙し方と言えばそうなのかもしれない。ネタバレになるので微妙な書き方しかできないが、未読の方は是非!
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最後の方で、ああ、そうだったのか〜と納得。
あの人もこの人もそうだったのか〜。
すっかり騙されました。書き方が上手い。
しかし悪徳商法は恐ろしいです・・・。
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こーゆう、あっかんべー、おしりペンペンしてるようなオチは嫌いです。
なんちゃってオチ。
オレの時間を返してちょうだいと言いたくなる。
だいたいネタがわかったら再読はありえねえし。
なんだかな。
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☆4だけど☆2にも出来るな、という感じ。
ちょっと異端児。
最後にやってくる大きなトリックはたしかに驚くのだけど、えー、でも仕掛けすぎだよなぁ、とだまされた事に素直には喜べない。
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小説だからこそ!の、オチ。小説らしい小説。まんまと騙されておいて偉そうな事は言えませんが、一回読めば満足です。というよりも、違和感がありすぎて読み返せなかったのです…。先入観とは怖いものです。
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タイトルに惚れ込んで購入しました。
実際はタイトルのように美しい小説ではないのですが。
タイトルの意味は最後に明かされますが、少し弱いかもしれません。
とは言っても、中身が濃いのであまり気になりませんでした。
これほど読み返したくなる小説に出逢ったのは久しぶりです。
人間の先入観や思い込みってすごいですね。
先が気になって急いで読み進めたことを後悔しました。
ミステリーだからこそゆっくり読まなければならないと思いました。
読後感は本当に爽快でした。
見事に期待を裏切ってくれましたが、気持ち良かったです。
一つ言わせてもらえるなら、時間軸の把握が難しかったです。
同時進行していくストーリーについていけなくなりそうでした。
ミステリー好きだけでなく、多くの人に読んでもらいたいです。
本が苦手の人でも引き込まれてしまうと思います。
何だって気持ち次第。何事もやってみなければ分からない。
人生まだまだこれから。そう思わされる小説です。
年をとってから読み返してみるとまた違った印象を受けそうです。
それまで大事に取っておこうと思いました。
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読了。
伊坂を思い出す最後の展開。
でもオチはちょっとがっかりだな。
探偵は、意味をかんがえずとりあえず叩き込め。そうすればおまえの頭がそのまま証拠になる という言葉はコンサルにも通じる。
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終盤で驚かされます!
えっそんな歳なの!?
あらゆる部分で驚かされるミステリーでした。
面白かったです。
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GW休暇明けから仕事がメッチャ忙しくて、本を読む時間どころか寝るのが精一杯という生活が続いていて、ダービーだけは何とか会社の喫茶室で見た。
この本、出た時にすぐに買っていたけど、そんなんで読む間もなく、その間に息子のほうが勝手に先に読んでいる始末。どうだったと聞いたら、返事は「ビミョ〜」って。。。
そんなところがようやく落ち着いて、久々に土日とも休める中で、嫁さんと出掛ける電車の中も含めてせっせと読了。
確かに、ビミョ〜。うまく騙されたという感じは、ちょっと、ねぇ。。
ただね、読みながらずっと、この本のタイトルの静謐さと中の物語やその語られ方にすごくGAPがあって、そこが気にかかっていたのだけど、ふ〜ん、そういうことだったのかと。
子どもが成長して手が離れ再び嫁さんと2人だけの生活になり、今日も一緒に出掛けたりしているのだけれど、そういう境遇と心境の中で、最後の10数頁を繰ると、うん、そういうことなのかなと。
『人生の黄金時代は老いて行く将来にあり、過ぎ去った若年無知の時代にあるにあらず』ここに来て、タイトルがしっくりとくるのである。
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最後に「なんだ、そういうことだったんだ!」という結末が待っています。
しかし、結末での大どんでん返しものなら、貫井徳郎「慟哭」に勝るものはありません。
題名買いしてしまったけど、ただのミステリーだったなー。
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ほんと見事に騙されました。以前から叙述トリックものだと聞いていたのでいつも以上に「騙されまい!!」と先入観を排し(たつもり)で、腰を据え、目を皿にして読んでた(つもり)なんですが・・・徒労でしたね(;^ω^A
はぁ〜やられた。すっかり。でも快感!!最後の「やられたーー!!」ってのが第一の快感。次に、「あーー!!確かに○○だとは一切明言されてないのに!!ここで騙されたのかーー!!」と騙された箇所を確認しながら再読するのが第二の快感。
二度、三度読んで、騙されたところをじっくり読み返すのが叙述トリックの醍醐味というもんですねぇ(*´ー`)
はぁーー気持ちいい。すっかり騙されて。ただ、一カ所だけ腑に落ちない箇所が。あったんですが、それも『補遺』を読んだら見事に納得。『補遺』の果たす役割はかなり大きいなと勝手に一人点頭してみたり(笑)
この作品、ミステリーとはちょっと趣が違うような・・・謎解き要素はほぼ皆無。主眼は読者を騙すことのように思います。そして見事作者の術中にはまった私です(笑)
なにはともあれ、騙されたい方、おもしろい叙述トリック本をお探しの方、是非どうぞっ!!