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8コの恋愛。
違う物語が、実は関わりあっているところがやっぱりすごい。
他人事ではない恋愛感情達が沢山でした。
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不運な女性達の8つの物語。
切ないテーマの話しばかりだけど、読んだ後はそれほど重くない。それぞれのその後が気になるなあ。
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「ハッピーエンドじゃないハッピーエンド」とは別の唯川作品を読んで思ったことだが、この短編集もそんな感じであった。じわーっと沁みてくるような、軽く頭の中が痺れるような、そんな独特な読後感。
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男運のない女性たちの短編集。バラバラの話なのに、前の話の登場人物が次の主人公だったりするのが面白い。タイトルにもなっている「不運な女神」が好きかな。
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9月7日読了。それぞれの話が少しずつ繋がった、何人かの不運な女性たちのお話、短編集。時折胸苦しくなるような瞬間の描写があるが、全体としては何ということのない話・・・。「不運」というのは何だろう?男性に依存してその男性と別れることで全てを失ってしまう、それを自己責任と突き放せるのだろうか?あきらめる・全てに期待しない、ということはそれはそれで弱い心を守るための防衛プロセスというか。それが必要な人もいる、ということか。
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短編集ですが、最初の物語と登場人物が少しずつつながっています。
どの物語の主人公の身の上にも『不運』がつきまとい、やるせない思いを抱えている。
悩んで苦しんで遠回りして…
そんな女性たちが自分なりの答えみたいなものを出すまでの物語。
自分には経験の無い事ばかりなのに、なぜか自分の身に起きた事のように思ってしまう不思議な感覚を覚えました。
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8つの物語から出来た小説。
この小説の面白いところは、8つの物語で1つの物語になってるところ。
要するに、前の話で出てきた脇役が次の話では主役として描かれている。
奇抜な発想に感嘆しました。
内容はとても情感溢れる人間関係を描いたもの
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短編集ですが、前のお話にチラっと出た人が次のお話の主人公になってます。
すべてのお話に共通するのが不運で、不運も幸せも、信号が自分が渡るときはいつも赤信号なのを不幸と呼ぶ人もいるし、いつも青になってることを幸福に思う人もいる。いつも青になっていようが不幸だと思う人もいれば、赤になっていようが幸せなのかもしれない。人によって感じ方は違うけど、誰でも不運や不幸を抱えてて、幸せに貪欲。
唯川作品ははずれがないので、安心して読めます。
とくにこうゆう不幸な女話は 上手いですし、あー
あたしなんか全然幸せだよねって再確認しました(笑)
すれ違うあの女は 幸か 不幸か・・
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全部の話が
どこかで繋がっているのが
面白かったです。
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う……ん、っと。なんか、不幸な夫婦ばかりで、似たような感じばっかり。その中では、『帰省』が良かったかな。
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男運に恵まれない8人の女性達を描いた短編集。
本当に不運なのにめげずに生きていこうとする主人公達に女の強さを感じた一方で、一人の男に人生を左右されてしまうほど女は弱い存在なのかとも思った。
一番好きな物語は「枇杷」。
主人公が自分が奪った男の元妻と心を通わせたことで前向きになるお話。
一番希望が持てる物語だった。
「いいことの数は決まっていて、誰かが余計に手にすれば、誰かがあぶれる。」
確かに、そうなのかもしれない。
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「いいことの数は決まっていて、誰かが余計に手にすれば、誰かがあぶれる」。駆け落ちした相手に逃げられたり、しんだ夫の連れ子と姑に手を焼かされたり……。とことん男運にめぐまれないヒロインたちが、何かをつかみ取っていく姿を描く。情感あふれる八つの恋愛短編。(裏表紙より)
最初の物語に登場する脇役の人物が次の物語の主人公になる短編集。
こういう話ってよくあることなのだろうか?広い世間だからあるんだろうけど…。
題名の通り、悲しい(?)お話ばかりでした。
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タイトル通り不運な女たちの話。
そして、「いいことの数は決まっていて、誰かが余計に手にすれば、誰かがあぶれる」という裏表紙。
当然のごとく全体に、切ないくて物悲しい雰囲気が出ています。
文章が読みやすいからこそ、落ち込んでるときに読んだら一層悲しくなりそうなお話でした。
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どれもこれも切ない短編集。
日常のささいなすれ違いとか、ナイフのような言葉たちによって
とめどなく沈殿していく暗くて深い思考。
それでも人と関わることでしか
自分を浮上させていくことができないんだということを、
ものすごくリアルに感じられた。
少し明るい未来が見えはじめた作品もあれば、
最後に罪を犯すか犯さないかの瀬戸際までいってしまう作品まで、
人間関係ってほんとに紙一重だな、というのをまざまざと感じさせられた本です。
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唯川作品何作目だろう…もう結構読んでますね。
男運がない女性たちの短編集。
タイトルぴったりですね。
唯川ワールド全開の8つの短編集。
さりげなーく繋がっています。
もう皆さん、悲惨です。
読んでいると暗ーくなっていきます。
でも読んでしまうのが唯川まじっく。
「桜舞」と「彼方より遠く」は怖い…。
たまにこういう怖さにぞーっとします。
これは現実にありえそうだから?
この作品で唯一いい男だったのは「枇杷」の恭二さんだけです。
この作品の終わり方は好きでした。
『すべてにおいて、大概、始まりは男が執着し、終わりは女が執着するものだ。』