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みんなのレビュー356件

みんなの評価3.5

評価内訳

356 件中 1 件~ 15 件を表示

紙の本

ちょっと根暗な女の子を書かせたらこの人が一番

2019/01/13 23:10

1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ふみちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る

「わたしを離さないで」があまりにも切なかったので軽い作品を読んでみたいなと読み始めたが、主人公のハツやにな川がどうも自分自身の高校時代にダブって見えてきてまた切なくなってしまった。明るい高校時代を描いている作品と勝手に思い込んでいたのだが全く違っていて、何だか周りと溶け込めない、でも孤独はさみしい、でもこんなレベルの低い連中と仲間になるくらいなら孤独なままでいいといったハツのスタンスには昔を思い出してドキッとした。私の場合は、孤独に耐え切れず、そのレベルの低い連中を友人にしてしまったのだが。この作品がヒットしたというのは、学園ドラマで描かれているような楽しい「学園天国」を楽しんでいるのは、ひょっとしたら一握りの楽しいと思い込んでいる単純な人たちだけで、みんなハツに共感しているからかもしれない

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紙の本

そうかこれが19歳の芥川賞か、綿矢りさ「蹴りたい背中」。

2011/05/18 18:33

5人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:オクー - この投稿者のレビュー一覧を見る

 19歳で芥川賞を取った、綿矢りさの「蹴りたい背中」。なるほど、こ
ういう話なのかぁ。内容をまったく知らなかったので勝手に韓国映画の
「猟奇的な彼女」みたいな女の子が主人公かと思っていた。けっこう元
気がいい感じの。蹴りたい、というタイトルだけでそう思ってしまう単
純さ、困ったものだ。さて、主人公の「私」だが、あまり元気ではない。
クラスでは完全にのけ者状態。理科の実験ではグループに入れない。暴
力でいじめられてるわけではないが、なんだかみんな遠巻きにしている。
それは結局、本人が知らず知らずのうちにバリアを張っちゃっているか
らなのだが…。ちょっとひねくれ者の彼女は、そういう状況で寂しい思
いをしながらも周囲に対して、ふん!、なんて思っている。このあたり
の表現に自分を見たり、共感する読者は多いのではないだろうか。

 そして、もう一人、クラスの余計者になっている「にな川」という男
の子。オリチャンというモデルの熱狂的ファンである彼は、おたく風で
外見からしてさえない。この2人が互いの孤独をなめ合うように恋にで
も落ちれば「常道」なんだろうけど、そうはならない。そのかわりと言
ってはヘンだが「私」は「にな川」の背中を蹴りたいと思う。「この、
もの哀しく丸まった、無防備な背中を蹴りたい」と。2人の奇妙で微妙
な関係、そのどんよりした感じがとてもいい。こういう関係を非常にデ
リケートな言葉で表現する綿矢りさもなかなかだ。この小説、けっこう
好きだな。

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紙の本

一体、誰を蹴りたいか?

2015/10/04 18:58

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:更夜 - この投稿者のレビュー一覧を見る

著者、綿矢りささんがこの作品で芥川賞を受賞されたときは19歳。
見た目もアイドルみたいで、おおいに騒がれたものです。
フランソワーズ・サガンが『悲しみよ、こんにちは』を書いたのは18歳だといいます。
リアル10代の女の子は視線が厳しくて、自意識過剰で、わがままで。
誰もが通ってきた道だと後になって思う訳ですが、当時はわかりません。
主人公の長谷川という女の子は、「自分は人間の趣味がいい」と言い切って
しまうような、群れを作らず孤立した高校生の女の子。

そんな長谷川と同じように孤立しているクラスの男の子がにな川。
ただ、にな川は密かにアイドルに熱中しており、疑似恋愛体験真っ最中。
クラスで孤立しても長谷川ほど、自意識過剰ではありません。
アイドルというはけ口があるから。

そして長谷川と中学の時は仲がよかった絹江という女の子。
今はグループ行動しており長谷川とは距離を置いています。
群れを作るのが当然と笑っていられるような女の子。

この3人は、10代高校生のある典型3パターンを見事に体現していたのだ
と後になってよくわかってその構成に感心してまいました。

長谷川はアイドルに夢中になっているにな川の「背中を蹴りたい」と思う。
痛い目にあわせてやりたい・・・それは絹江に言わせると
「恋愛」なのだそうですが、恋愛以前のある気持でしょう。
私は、自戒を込めて自分をまざまざと思い出す長谷川の背中を蹴りたいと思ったり。
10代の自分には戻りたくない。あんなキリキリ舞いはしたくない。
蹴り飛ばしてしまいたい。

芥川賞受賞作となると「純文学」という冠を無理矢理かぶせられてしまいます。
そのことをうるさく言う人が必ず出て来ます。
私には純文学が何であるか、はっきりと答えられません。
あえて言うなら、この小説の冒頭、

「さびしさは鳴る。」

こういう感覚をあまり振り回すと陳腐になるのですが、
この小説はきちんとした着地を見せます。
こういうのを純文学って言うのかな、とぼんやり私なんかは考えるのです。

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紙の本

良くできた作品、以上のものではない

2010/01/06 14:01

7人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:yjisan - この投稿者のレビュー一覧を見る

 ヒロイン長谷川初子の皮肉った観察眼が秀逸。周囲の「友達ごっこ」の内実を軽やかに且つ鋭く抉る醒めた視線を持ちながらも、群れるのは嫌だけど独りになるのは怖いという葛藤に悩む主人公には非常に共感が持てる。強さと弱さの間で揺れる心理をうまく描いているというか、匙加減が絶妙なのだ。

 ただ、アイドルおたくの「にな川」の魅力が薄い。

 作者にしてみれば、20歳に満たない若輩の優等生という自らの狭く浅い人生経験に基づく矮小な作品世界を広く深くするための〈特異点〉として「アイドルおたく」を登場させたのだろうが、いかんせん人物造形がぬるい(実際、本作以後、作者はこれといった作品を書いておらず、底の浅さを露呈してしまっている)。ご高齢の芥川賞選考委員には新鮮に見えたかもしれないが、おたく世代の人間にとって「にな川」の性格と言動は理解可能な範囲に留まり、驚きがない。

 何より「にな川」のキャラクターは類型的な〈おたく〉像の域を出ていない。きっと作者には〈おたく〉の知り合いはいないんだろう。

 主人公は同じ〈孤独〉な人間として「にな川」に親しみを感じる一方で、自分はあんな〈おたく〉とは違うと蔑視している。しかし、「にな川」の他人の視線を気にしない孤高ぶりや「おりちゃん」に対する純真な愛に心を動かされ、徐々に屈折した想いを抱くようになる。

 その愛憎ない交ぜの微妙な距離感がこの小説のキモである以上、にな川の〈おたく〉度はもっと並はずれたものでなければならなかったはずだ。
 

 まあ、そうすると、主人公がにな川に惹かれていく部分を描くのが難しくなり、話の収拾がつかなくなる可能性があるが、そこに挑戦するのが文学なのではないかという気がする。


 しかしこの話、おたくのにな川よりも、おたくの男に奇妙な愛情を寄せつつ接近していく主人公の方がどう考えても変な人間に見えてならないのだが、作者はそこまで計算しているのだろうか? しかし、にな川の本質的な〈真っ当さ〉を際だたせるには、やはり外見としての異質さ、異様さはもっと描き込む必要があると思う。

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紙の本

若さゆえに

2018/11/29 23:12

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:千那 - この投稿者のレビュー一覧を見る

高校生の頃に初めて読んだが、その時はすごく感銘を受けたような気がする。しかし大人になってから読むと、あまり共感できなかった。作者も私も若かったということだろうか。

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紙の本

研究室でのひととき

2008/02/01 03:09

5人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:redhelink - この投稿者のレビュー一覧を見る

 研究室で一時間強の時間つぶしを迫られたときにたまたま手に取った本。それがこの本とのであいでした。作品自体は芥川賞受賞のときから知っていました。年齢の近い作者。興味はあったけど、単行本に抵抗を感じる僕には「買って読む」ほどのものではなかったのです。そんな本が文庫で、しかも手ごろな分厚さ、手ごろな価格で入手可能だったので購入しました。

 感想。・・・なぜ芥川賞を受賞したのか理解できませんでした。文章に重みのない、余韻に浸ることができないというのが第一に思った感想です。情景や心理描写は伝わってくるのですが、いかんせん軽い。私なりの根拠としては、文学的なことはわからないので、感覚的なもので語らせてもらうと、イベントないし事件の発生のインパクトの弱さにあるのではないかと思います。クラスで浮いている二人を一人のファッションモデルを通して展開される日常。ん~リアルにありそうで普通な設定。普通過ぎて印象に残りにくい?とまで勘ぐっている私がいます。というのも、読んでから時間を置いてふと背中を蹴った理由を思い出そうとしました・・・ミッションインコンプリートぉぉぉ。

読書していて一番注目すべきところが思い出せないとか致命傷ですね。それでも私は言います。だって印象が薄かったんですから。むしろハツや絹代の思春期の描写が印象に残っています。

みんなの機嫌をうかがいながら、話をなるべく選びつつ会話をすることの苦痛。

<p22-23> 
私は、余り者も嫌だけど、グループはもっと嫌だ。できた瞬間から繕わなければいけない、不毛なものだから。(中略)絹代は本当はおもしろい時にだけ笑える子なのに、グループの中に入ってしまうと、いつもこの笑い方をする。あれを高校になってもやろうとする絹代が分からない。

友だちが持っているグループの存在意義への懐疑的な想い。

<p98>
「…中学での我慢が、たまりにたまって一気に爆発した結果かな。」
「我慢、って言っちゃうんだ、私らの時間を。」

常に直球であろうとすればするほど、周りとの歯車がかみ合わない素敵な落とし穴。その落とし穴に自分は落ちたつもりはないのに、周りははるか上方ではしごを垂らしながら昇り方を教授しようとしてくる。周りの見えない性格でもあることがさらに状況を追い込む。現実ならどう抜け出すんだろう、この悪循環。
第一に持った感想と振り返りをしている今現在では、確かに作品の印象は良くなりました。それでも心の底からは納得し切れていない受賞という肩書きへの疑念。性格がもともとひねくれている私には物事を否定的に捉えがちなところがあります。それを差し引いても余りそうなのでこの段落を書いています。
最後に一言。「パンドラの箱を開けた中身はあなたの望むものとは限らない」。それが今回の私の読書をよくあらわしていると思います。

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紙の本

そんなに騒ぐほどかっていう感想も持った

2018/03/14 20:41

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:まなしお - この投稿者のレビュー一覧を見る

話題を呼びベストセラーになった芥川賞受賞作である。確かに才気が感じられる表現が随所にある。でも、そんなに騒ぐほどかっていう感想も持った。

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2013/03/20 14:26

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2007/05/28 23:28

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2011/10/03 11:59

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2007/09/03 23:28

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2012/11/02 23:19

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2015/05/04 00:48

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2008/02/01 22:59

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