紙の本
新書は見た目が9割
2011/11/29 10:16
7人中、6人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:koo± - この投稿者のレビュー一覧を見る
最近オナカが出てきました。
いや、書評の話ですよ。ホントだってば(汗) 無駄な脂肪を取り除いてスリムにダイエット。それは文章だって同じこと。何事もパッと見の印象は大切です。そんな理由で購読。
著者の竹内 一郎さんの別名は、漫画原作者のさい ふうめい氏。筆名の「さいふうめい」の由来は、「一切不明」から来ているそうです。手塚治虫さんの研究などもされているのですね。
●ノンバーバルコミュニケーションとは?
人間が伝達する情報の中で言葉の内容そのもが占める比率は7%。それを「ノンバーバルコミュニケーション(言葉以外の伝達)」というキーワードで定義付け。心理学、社会学からマンガ、演劇まであらゆるジャンルに当てはめて「非言語コミュニケーション」の重要さを解説しています。
・アメリカ大統領選挙の公開討論では、「まばたきが多い方が、討論後の勝敗の印象を尋ねる世論調査では負ける」(P11)
・食品業界にはタブー色がある。青がそのひとつだ。同じするめを「赤い袋」と「青い袋」に入れて売ったら、後者が売れ残ったということがあったらしい。(P114)
なかなか興味深いウンチクもちらほらと。文体もライトで読みやすい。
・ アクションの大きい人は、他人の気持ちを自分に向けようとする人物だから、他人の感情を理解し、細やかな心配りをしたりするのは苦手なことが多い。(P46)
ギクリ!
「その大げさなタメ息どうにかならないの? それから、いい大人がちょっと病気になったぐらいで、しんどい痛いってわめくのもどうかと思うけど」
とはヨメのつぶやき。はい、肝に銘じます。
●漫画家志望の方への技巧書
・東洋には水墨画の伝統があった。黒一色で描かれた芸術を評価し、鑑賞する土壌を持っていた。漫画が白黒で流通するようになった理由はそれであろうと私は推測している。(P109)
なるほど。漫画原作者の方だけあって漫画に関する話題が多いですね。ていうか前半はそればっかり。手塚さんの「ロストワールド」のオリジナル版や石森章太郎さんの「龍神沼」など、僕の幼少期のバイブルだった作品が解説されていたのは思わぬ収穫でしたが。
でも、その系統に話題が偏りすぎですね。これでは漫画家志望の方への技巧書。そのスジの方には、たしかにオススメです。一般的に「漫画の描き方」本って表層的なテクニックしか解説してないものが多いし。しかし本著の表題を見て手に取る購買層。対人関係など社会生活の参考に取り入れようとなされる方が大半の筈。
ちなみに本著は100万部突破のベストセラー。みなさん、まんまとやられましたね。まあ僕もその中の一人ですが。普通、漫画の技巧書ならせいぜい100分の1の売れ行きでしょう。
まさに「新書の表題は見た目が9割」ですね。
※「です・ます調」レビュー100本ノック。10本目。
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http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/003959.html
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新書って言うのはどうしても、結果というか、自分が欲しているところの答えを求めしまうのだが、結局これは作者の考えを羅列した物であって随筆のような感じだった。だから「だから何?」っていう感じで終わってしまった。(2005/12中旬読了)
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見た目が9割というタイトルはちょっと誤解を生みそうだ。インパクトだけ狙ったタイトルだろう。内容は、人は内面だけではなく、外見から発されるところからもサインというか主張があるという話し。ノンバーバルコミュケーションから現れる事例を様々な面から取り上げ、考えたもの。他人との距離や色が表すもの、ひげや後ろ結んでいる男性、顔の表情などなど。それから、話しの間のとりかたもポイントがあるとか。日ごろ生活していて気がつかないところも触れていてくれたので、これから少し本に触れていた部分に気を配りたい&他人を見てみたいと思いました。
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最初タイトルを見た時には人の外見について書いてある本なのかと思いましたが、読んでみると言葉以外のコミュニケーションについて書かれた本でした。マンガや演劇の演出など、掲げられてる例が分かりやすく面白く読めました。
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タイトルを見て衝動買いしてしまった本。
「非言語コミュニケーション」で、いかに人間を磨くか?という点では面白い本だったように思う。特に会話の「間」については考えさせられた。ただ、期待していたほどの新鮮さは感じられず、タイトルが「名前負け」している印象を受けた。
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個人的な話だが、僕はあまり言葉に信用を置いていない。だからこの本にはすごい興味を覚えたんだけど、確かに非言語(ノン・バーバル)の領域がコミュニケーションに及ぼす影響をもっと意識した方がいいという著者の意見はもっともだと思った。
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タイトル見たときにキタ━━━(゚∀゚)━━━!!思った。
あたしは「人は見た目」と思っているので。
内容は、外見が大事っていうことを言っているだけではなくて、ノンバーバルコミュニケーションの大切さを説いているって感じかな。
読みやすいけど、いろいろ話が飛んで掴みにくいって感じもした。
(06/01/09)
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タイトルに関連する内容は半分くらいだが、漫画家兼演出家であるという著者の視点には面白いものがあった。
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タイトル面白かったし
親から貸してもらったもの
内容は、著者が漫画家であり演出家であることから
そのことが多かった
見た目というか、言語以外の表現が大事という内容
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漫画家、演出家としての視線で書かれているのでおもしろかったです。でもあくまでもこういう見方もある、という程度かな。
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ノンバーバルコミュニケーションの話。漫画原作(「哲也」の原作者なんだってさ。ちなみにあの漫画は個人的にはイカサマするだけで全然面白くないと思っているけど)や舞台演出が専門の人らしく、心理学上のエピソードよりも漫画の具体例が多すぎて何か漫画技法の本みたいになっている。とりあえず題名はセンセーショナルでずるいんだけど(いくら売るためとは言え、やりすぎ)、中身はなかなか面白い。さおだけ屋の17倍くらい面白いと思う(あれみたいにプリント1枚でまとめられるほど無内容ではない)。公衆電話の色がグレーになった理由など、「へぇ」と唸った部分はかなりたくさんありました。これ読んで0へぇの人はうそつきです。ということで、これは買ってもいい新書だと思います。面接を控える人間として勉強になった部分もあるし。ちなみに既に20万くらい売れているんですが、売れるだけの理由があると思う。ところで心理学という学問は経験を傘に着たインチキ(と思っているの)ですが、経験的に分かることが中心で昨今の占いとか心理学とかの非科学ブームに騒ぐバカどもを片っ端からはったおしてやりたい僕でも楽しんで読めました。
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ノンバーバルコミュニケーションとは何かってことを期待して読むと、焦点の違いにちと悲しくなるけど、一読の価値有り。
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見た目が9割だそぉです。。。9割って。。。だって遺伝子の問題があるゃん!!??って思うのはあたしだけ??
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タイトルにひかれて買ったけどね・・・
この作者、ちょっと変わってるかも。大学教授でありながら漫画家とかっていう経歴だからか!?