投稿元:
レビューを見る
5つの謎、だんだんしり上がりに面白くなっていったような印象があります。特に好きなのは「過去からの暗号」。一生懸命暗号解読しました。続編が出るなら、読みたいです。肩肘張らず読める、ちょっとトンデモ?なミステリ短編集。
投稿元:
レビューを見る
文体や構成、所々の寒さにがっかりしたけど
読み終えて
犯人がいない推理小説だった
ということに気づいたとき
すこし楽しくなった
投稿元:
レビューを見る
◆いちばん奥の個室
◆ひいらぎ駅の怪事件
◆陽炎のように
◆過去から来た暗号
◆雪とボウガンのパズル
以上5篇の短編集。35歳という若さで愛妻を亡くし、法医学者を辞めて「隠居」生活をしている林真紅郎の周りで起こった事件。
うーん・・・35歳で元法医学者・今は隠居生活って、この設定は一体何だったんだろう。必要?(^^;この文章から受ける印象も、全然35歳じゃないし。愛妻を失ったとはいえ、わずか35歳で隠居生活するにはそれほどの理由があったのかと思いきや、そんなエピソードもゼロ。そして5つ全部の話に出てくる
シンクロする・・・・・・シンクロする・・・・・・そして重なった!
という文章。真紅郎とシンクロ・・・_| ̄|○事件自体も、同級生を疑うだけ疑い推理を披露はするが、結局真相がどうだったのかは謎のまま、みたいな後味の悪さも。
投稿元:
レビューを見る
林真紅郎、元法医学者。
一件無秩序に思えるばらばらに示される謎の数々。
あらゆる可能性の波形を読み取り、その波をシンクロする一点を見据える「シンクロ推理」が謎を解き明かす!!
(二つの波がシンクロする・・・・・・シンクロする・・・・・・そして重なった!)
推理界に新たな光をもたらした林氏の5つの活躍をお楽しみください。
投稿元:
レビューを見る
えー5短編あるんですが
基本駄作です
あえて言うなら、推理してないところを読者が突っ込みを入れる新機軸的、探偵のこのスペックの低さはなんだ?(笑)、神宮司三郎か?w
何か別のねらいがあったかと邪推するほどの出来
でも、単行本化の際に書き下ろされた”過去から来た暗号”は面白い
探偵自らが自分が幼いときに考えた暗号を解くという時点でかなり探偵として出来の低さを露呈している(しかもその暗号を解くのに苦しむ)
が、そこを最後で美味く逆転している。
この一篇の出来に免じて☆は2
投稿元:
レビューを見る
元法医学者の林真紅朗。愛妻を事故で亡くし、勤務先の大学を辞めて隠居生活をしてた。そんな彼に起きた五つの事件の短篇集です。
「いちばん奥の個室」
12歳の姪に連れられて言ったコンサートで事件が起きた。ステージのマジックで消えた女性が、トイレの個室で殴打された姿で発見されたのだ。マジックのからくり・トイレの個室の密室。真紅朗は、事件の真相に迫る。
「ひいらぎ駅の怪事件」
大学時代の親友と飲んだ帰り道。二人で雨の中を傘を差してひいらぎ駅に着くと事件が起こった。白人の女性が階段から落ちたのだ。救急車を呼び救急隊の到着を待っていると、階段で座って携帯をいじくっていた女の子がカメラを盗まれたと騒ぎ出した。白人女性の転落・カメラの紛失。一見繋がりの無いじけんだったが・・・。
「陽炎のように」
夏の暑い日、大学時代の友達の妻が亡くなった事を聞いた。告別式の帰り、別の友達と寄ったファミレスで、彼女の死んだ理由・最近起きた手首を持ち帰る連続殺人との関連を推理するのだが・・・。
「過去から来た暗号」
小学生の頃の友達と偶然に街中で再会する。小学生の頃、真紅朗が作ったと言う暗号文が家にあるが、解読表が見つからず解いてくれないか?と頼まれる。真紅朗は、暗号文を解く事に熱中しはじめたのだが・・・。
「雪とボウガンとパズル」
初雪が降りペットの犬が煩く仕方なく早朝散歩に出掛けた。そこで元教え子と出会い成り行きで、大学生の寮に行ったのだが、そこで二階の学生が雪の中に倒れていた。胸には、ボウガンが突き刺さっていた。窓は開けられていたが、ドアは閉まっていて雪の上には、犯人の痕跡が無い。真紅朗は、情報を集めやがて真実に近づく・・・。
推理する過程を楽しむ本かな?ちょっとキャラが弱い感じがします。ん〜短編だからかな?西澤さんの後に読んだので推理の方も弱く感じます。ここら辺は西澤さんの方が上ですね
ん〜「イニエーション・ラブ」を書いた人なんだけどな・・・
投稿元:
レビューを見る
「過去からきた暗号」は圧巻。
この精密に作られた暗号だけで十分読む価値があります。
あとの4編もよく考えられているとは思うのですが、
若干肩透かしなところも多く、
スッキリとした解決を期待している人はきっとモヤっとします。
投稿元:
レビューを見る
うわー。つまんない。
唯一面白かったのは解読をものの見事に外しまくり、しかして論理的に最後まで暴走する、かつそれがきっかけである事件を解決することができてしまう一篇のみ。
あとは、いくらなんでもそんな理由で手首を切り落とさないだろうとか、なんで奥さんが死んで独身の法医学者の設定でないといけないのか?など、ひたすら「シンクロ」できず。なので、★2つ。偉そうにすいません。でも、ものすごく消化不良。
投稿元:
レビューを見る
「二つの波がシンクロする……シンクロする……。」
読者がこの本にシンクロ出来るほどに内容を理解できなければ、楽しめない本かもしれません。
読み易い本ではあると思う。
投稿元:
レビューを見る
林真紅郎は、元法医学者。妻の死をきっかけに、退職し…。
ひきこもっているわけでも、ニートであるというわけでもないけど、方向性は限りなくそれに近い。
でもって、事件に遭遇して、推理をするのだけど…。
まぁよーするに「名探偵皆をあつめて<さて>といい」みたいなヤツをおちょくってるんだろうと察せられるわけだ。
だってね、実際日本の警察は優秀らしいし、探偵がでてきて事件を解決なんて状況にはまずならない。でもって、その探偵も時々、おいおいそれはないだろうと、つっこみ所満載だったりする。
それをもうちょっと明らさまにしたら、こーなりますよという感じなんだと思う。
にしても、元法医学者で、長身で、家は金持ちで、愛妻家という、ここまで揃うと嫌味であるといって過言でない真紅郎を、おそろしく嫌味なく描いている乾くるみは、やっぱすごいと思う。
作品全体には、ちょっと表現しにくいような乾燥感、ぱさつき感があるんだが、その中で真紅郎というキャラの味だけは強く残こった。
つか、真紅郎だけで他の登場人物がみな薄味といえば、そうなんだけどね。
投稿元:
レビューを見る
キレの無い五本の短編。探偵役に魅力があるわけでもなく、残るモヤモヤも心地いい類のものでなく、作者買いに失敗させられた感がものすごい。暗号の結果だけはニヤリと出来た。
投稿元:
レビューを見る
林一族シリーズ。法医学者の主人公の割りに、その設定が今ひとつ生かされていない気がしてならない。キャラを立たせるのか、ストーリーで押すのか。軽く読める短編集なので構わない話ではあるのだが。一つ作品を上げるなら「陽炎のように」。何一つ解決しないというストーリーもさることながら、暑い日のファミリーレストランというどこにでもある光景で、話されている内容はとても暗い。そしてその会話から出てくる疑念、恐怖に近い感覚すら覚える。その暗さと明るい夏の太陽との対比がとても印象に残っている。
投稿元:
レビューを見る
主人公が謎を解く短編を5つ収録。
どの事件も人が死んではいるものの、残酷過ぎない。
謎解きも難解でなく、どことなく哀愁漂う理由だったりするので
気持ち悪くなることもなく、さらっと読めてしまう。
ただ、逆にそれが本全体をぼんやりさせてしまっていた。
主人公に妻を亡くした心の傷があるという設定が、
そこまで上手く活かし切れていないのでは? という印象も。
それが主人公をどこか冷めていてクールな感じの存在にはしていても、
それ以上でもなくそれ以下でもない、というか。
ただ単にぼんやり暗い影を落としているだけにも思えて、物足りない。
投稿元:
レビューを見る
本格推理の短編集です(^^)/
以前読んだ作品の登場人物…サブさんの弟が主人公ですが、作品はこっちが先かな(・・?
その名前真紅郎と同じ…シンクロ推理で事件を解決するのが特徴ですね(^_-)
私たちも考え事をする時に…いくつかの事柄をシンクロさせて考え、その交わったところに答えを出す。みたいなこともあるので、次元は違うんだけど共感できました(*^_^*)
全体的に物悲しい、ちょっと寂しげな雰囲気が漂っていますね★
投稿元:
レビューを見る
妻を亡くして辞職した元法医学者の主人公が事件の謎を解く。
連続短編集。
キレはよくないが、人情味あるオチが持ち味。
読後感は悪くない。