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最終日の話はだいぶましな話ばかりだったのに、最後の最後で男尊女卑の、胸糞の悪くなる話で台無しだった。総じて、あんまり得られるものはなかったなあ。
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最後の巻は艶話は比較的控えめです。
ですが、一部本当に残酷な作品が
紛れているのでそこのところは注意です。
(試しの残酷行為、今だったら嫌われるわよ
そんなオトコ!!)
一番よかったのは
傲慢な女性が報いを受けることかな。
これは明らかに女性側が悪いです。
それ以上の報いを受けても文句は
一切言えないわよね。
比較的穏やかな下巻でした。
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私の感じる同情や共感のポイントと、この10人の男女のポイントは、なんだかずれていることがあ。
時代の違いのためか、文化の違いのためか、筆者が男性のためか。
こういう好色な話を、若き紳士淑女もしてしまうのは、さすがイタリア・フィレンツェだからか、やはり筆者が男性だったからだろうか。
男性の描く女性には違和感を覚えることが多い。
小説の中だけの奔放さなのだろうな。
そのことは、書き出しや結びの所からも推測される。
それでも、その奔放な話の後ろから、「女はこうあるべきだ」という貞操観念が垣間見られる。
社会的抑圧があるからこそ、そこから外れたものが、楽しく面白いのだろう。
ダンテの「神曲」に対して「人曲」とも呼ばれるらしいデカメロン。
当時の人たちも、笑いながら読んだのだろうな。
2003.6.25
本当に様々な話があって、面白かった。ひどく読みにくい文章で回りくどかったり、しつこかったりして、参った話もあったが、話の内容そのものはとても面白い。
もっと平易な言葉に訳したら、幅広い人が楽しめるのに、と思う。印象深い話もたくさん入っていて、一話だけでも立派な絵本が作れそうだ。もちろん、大人の絵本になるとは思うけれど。ちょっとやってみたいなあと思う。