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紙の本
なんなんだ このおもしろさは!
2013/01/10 13:40
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:結子*uco* - この投稿者のレビュー一覧を見る
わたしにとって初めての町田康。
タイトルからして時代物っぽいし、そういうの苦手だから買おうかどうか迷ってたんですが
何ページか読んでみて「これは面白い気がぷんぷんする!」と思い手に入れました。
もうね、読んでて、この作者ふざけてんのか?!ってくらい笑わせてもらいましたよ。
よかったらパッとめくったページを読んでみてください。
かたっ苦しい時代物じゃないことがよーくわかります。
魅力の一つとして、人との会話のやりとりが絶妙!
お上がシュン(´・ω・`)としたりキリッ(`・ω・´)ゞとしたり
それを部下の前で素直にぶつけてくる感じとか、イイですね(笑)
特に主人公の思惑で周りの人を巻き込んでいくさまは圧巻です。
途中ついていけないとこもありましたが(すみません)また読みたい作品です。
紙の本
石井岳龍監督映画化原作
2019/11/15 17:57
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Todoslo - この投稿者のレビュー一覧を見る
映画版の公開を受けて、再読してみました。超人的な剣客と猿が飛び交う縦横無尽な想像力に、改めて感心させられます。
紙の本
疾走する日本語を駆使した物語
2015/10/04 09:37
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:更夜 - この投稿者のレビュー一覧を見る
ベースは時代小説ですが、これはやはり町田康さんのスピード感あふれる
言葉、日本語を駆使したエンターテイメント小説であり、諷刺小説であり
過去、現在、未来を言葉がかけぬける疾風怒濤の物語。
ああ、シュトルムウントドランク。
ストーリーもしっかりと骨組みがあるけれど、抜群の日本語センスは
他の誰にも真似できないという印象が一番強かった作品。
今の世の中をぶった斬るその刃の鋭さと、その刃の持つおかしみと哀愁と。
ただただ殺戮が描かれるのではなき、それに到る理由や影の策略も
しっかり描かれているあたりの描き込み、やはり本当に只者ではない。
タイトル、表紙写真が非常にパンクでかっこいい。
紙の本
疾走感が病み付きになる
2022/02/17 09:25
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:amisha - この投稿者のレビュー一覧を見る
堪能しました町田節。疾走する文体とライブ感。劇画やスプラッター映画をも連想させるシーンの数々。この語感が癖になるのが解せる。映画もみてみたい。
電子書籍
文学のチャンバラ
2017/05/15 05:22
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Todoslo - この投稿者のレビュー一覧を見る
時代小説と思い読んでしまうと大きく裏切られるはずだ。著者が得意にしている不条理な世界観が伝わってくる。