投稿元:
レビューを見る
考えているようで、大して考えてなかったり、考えていないようで、かなり深く考えていたりする。でも、考えている事は本題からそれていたりする。原田エッセイらしい本。
投稿元:
レビューを見る
あれやこれや色々とくだらないことについて言及されているエッセイ。しかしこんなくだらないことから案外物事の本質がわかったりするのかもしれんなあ。愛と時間と神についてはちょっと考えさせられたぞ。右脳編と左脳編に分けられているが、断然右脳のほうが面白い。グッジョブ。
それにしても惰眠というものはどうしてああ気持ちいいのだろう。
謎である。
当たり前のことだが、その元気のいい様子を眺めていると「生きてるなあ」という感想を抱く。
ぼくはただ単に絵を見るのが好きなだけであって、絵の善し悪しが分かるわけではない。分かるのはせいぜい小説家としてのぼく個人にとって、その絵が何らかの刺激を与えるか与えないか、という程度のことである。
そういうふうにして捉えると、愛や勇気、慈悲などの”あるのかないのかよく分からないイメージ”を持つものは、おしなべて神様に近いものであるように思えてくる。
投稿元:
レビューを見る
久しぶりに原田宗典読む。面白い!なんだか枕草子思い出した。テーマはあっちゃこっちゃ行くけど、それぞれに面白い。特にジムの話、健康器具がこころなしか”不健康”に見える、というのは確かに!と感じた。あとは、青臭く考えることについての文章。そういう友達っていいなと思う。
投稿元:
レビューを見る
村上春樹は、35歳は人生の折り返し、と書いた。これは筆者がその妙齢で書いたエッセイ。“中年の壁”の入り口で、必死に“らしさ”を模索して、日常にカッと目を凝らす、筆者のもがきを感じたり。かるーいテーマのなんだけど、10代のそれとは違うほろ苦な人生の未来を、なんだか予習した気分。内容は右脳編に味わいあり。