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小学生の頃に初めて読んだ推理小説。(当時はハードカバーで)
ここから推理小説にはまっていきました。
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動機がなかなかよめなかった。
1作品として非常にきれいにまとまっている印象。
暗闇の地下室のシーンは乱歩らしくもっとページを割いて恐怖感、緊迫感を執拗に表現されていたらもっとよいかと思う。
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手書きの見取り図が何ともニクイ(笑)。
相変わらず推理小説っていうより、探偵活躍譚!~陰謀渦巻く蛭峰家の末路やいかに?!~みたいな講壇調が似合う世界観なんだよな~^^
トリックや犯人を暴くことを楽しむというより、この乱歩ワールドを楽しんだ者勝ちですね^^
あまり多く語るところはありませんが、ミステリな雰囲気だけでも楽しめるわよ私は!な懐の広い方にはおすすめです^^
蛭峰家には双子の当主が巨万の遺産相続権を巡り、一分一秒でも相手より長く生き残ることに執念を燃やしていた。三角刑に仕切られた二つの家族の命運は、余命一か月も持たない双子の兄の死を以て決着するかと思われたが、一発の銃声が蛭峰家の立場を一変させ、ついには第二の殺人が起こる。容疑者は7名。ホームズ・篠警部とワトソン・森川弁護士が犯人像に迫る!
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読者諸君!って言い方がかっこいい。
レトロだけどそこがいい味だと思いました。
ホームズとワトソンの役がそれぞれにきちんと割り振られていて安定した読み心地!
トリックもおもしろかったです。
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江戸川乱歩による翻案ミステリ。作者が江戸川乱歩となっているので少し不可思議な気分だけど、後書きに寄ればちゃんと必要な許可は取っているのようなので、この時代はそれでよいのだろう。
原作は「エンジェル家の殺人」というもので、密室ミステリとしての評判だけは聞いていた。確かに変なかたちをした古めかしい館と、これも変わった構造をしたエレベーターを舞台とした二つの殺人は興味深く、特にエレベーターを使った密室殺人は、なるほどと思った。ただし、現代の目から見たら、まあこんなものかなという程度のもので、そうびっくりするほどのものでもないなあと思ってしまった。建物の構造のようなものにしても、たとえば「斜め屋敷」などを通り越した目で見れば、なんと言うこともない。
本当を言うと、作者も別に密室殺人とかそういうことよりも、うまくひねった動機とか、読者への挑戦まであるフェアプレイとか、大詰めの緊張感とかに力を入れているようで、密室殺人そのものはわりあいすんなりとネタを割ってしまう。その分潔くて、そのあたりはわりあい好みである。プロットの勝利だろうと思う。何とも言えないミスリードのすごさも特筆すべきかもしれない。まんまとやられて、メイントリックがわかったときには脱力感すら会ったもの。
原作を読んでいないので何とも言えないのだけど、これだけを何も知らずに読んだら、江戸川乱歩の傑作だと思うだろう。翻案とは思わず、やっぱり本格推理小説の書き手としても乱歩はすごいって思うはず。それくらい、いかにも江戸川乱歩の世界になっているのが逆にすごいなぁと思う。どうやら原作もなかなかおどろおどろしいようなのだけど、日本の読者にとってはこれで十分。コナンや金田一少年や、あるいはテレビドラマの原作として、そのまま通じるようなレベルでおもしろかった。
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図書館で目に入って久々に借りてみた。昔は懸賞付きの小説なんていうのがあったのですね。普通に読んでもクライマックスのシーンはドキドキなのに、当時連載で読んだらより興奮したんだろうなぁなんて考えながら読みました。