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「異人たちとの夏」に続いて読んでみた本です。
悪くもなく良くもなく、という無難な仕上がりでした。
とっつきやすく、脚本家「山田ワールド」を知るには、この本がオススメです。
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山田太一さんが本も出していたと知らなかった。この本も、あげます、のとこからうちに来たと思うけど、いいものに出会えた。是非他の作品も読んでみたい。本作品はSFチックな恋愛?っぽい感情が描かれてる。何かわからないから人は心惹かれる。平成四年の作品だが、あまり古さを感じなかった。
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霊なのか自分の声なのか、作者は何をヒントに着想したのか。リアルだった。また、主人公のアメリカでの生活の描写が、何となく村上春樹の作品の感じがした。2015.6.27
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不思議な作品です。ついに主人公ともいえる女性は姿を現しませんでした(ネタばれですね)。
解説を読むと「愛の形」といった言葉が出てきます。でも私には判りませんでした。いったいこの作品で何が言いたかったのだろう。
声の女性は何か不幸を抱えているようです。しかし、だからといって恒夫を引きずりまわすのが許される事でもなく、まして愛の形とも思えません。ただの我が儘。そう考えてしまえば、この作品は。。。。どうも、納得できませんでした。
ただ、どこか不思議な魅力を抱えていることも確かなのですが。
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山田太一氏のファンタジー小説
山田太一氏を知ったのは92年にこの本を読んだのが最初
TVではおなじみの有名人であることを中学生の私はまだ何も知りませんでした・・
この1冊から入り、新潮社の山田さんの本はすべて読みました・・
29歳の青年にどこからともなくかかる女性の声
声の主は誰なのか・・
心に響くこの声は誰なのか
日常生活に深く浸透していく女性の声
その中での青年の成長過程が描かれる、
そして声の主である女性についに出会うとき・・
なんとも独特な世界観ですが、私は一気にのめり込んだ1冊でした・・
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「ライフ・オブ・パイ」のように、いると思わせていなかった,という話だろう思って読んでいたら、途中で目撃者が出てきた。これで無意識による自作自演(二重人格)というオチは封じられたので、いないと思わせていた,という話なのだな、では一体誰なのか、と思わせたところで話が突然終わる。着地点が見つからずに投げ出した,という印象だ。
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気に入った
実在せぬ女と記憶の中で1人で話していると決めてかかっていたが、そうではないよう
警官からは普通の女性、盲の少女からはいい人と称されるその人物。
怖く感じた