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1~3に引き続き、4巻目も面白かった! ギャルゲ的展開はともかく、それ以外ではリアリティにあふれるファンタジー小説。
「戦いとは、自分の立場や我が方の考えの正当性を相手に理解させ、納得させる行為である。」
「言葉だけで理解させるか、問答無用に力ずくで不承不承に理解させるかの違いはあるが、「相手の立場を理解した側が、屈伏する」のだ。」
そうだよねえ…。となると、いわゆる「国際理解を進めましょう」ってやつは、外国に屈伏しましょう!ってことになるんだろうね。
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相変わらずのオタク好みのシリーズ展開ではあるが、自衛隊出身の作者ということで、これも相変わらず軍隊ではなく自衛隊という縛られた制約の中で、その在り方を異世界を背景として語るという展開となっている。本作は、今までの戦術的な話から、もう少し進んで国家戦略的な話と、調子に乗って話を進めてきた風呂敷を畳むべく、二つの世界の歪みを持ち出して収束にかかっている点と、今までの小競り合いから本格的な戦争に変わり、常勝で負けない自衛隊から兵隊は消耗品という戦争の描き方に変わってきた点が、今までの作風と趣が異なってきている。次回作で終わりということだが、どう終わらせるかが楽しみではあるが、極力、ドライに描ききっていただくことを期待したい。
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後半で主人公伊丹達の一行が全然出てこない展開には物足りなさを覚える。
途中の余所のゲートをくぐった伊丹のボケ加減とか、収容された病院でのヤラカシとかには笑えた。
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面白かったが星を前巻より一つ少なくした。あとがきを読んで納得したが、何だか説明的挿入とか、よけいなシーンが入ってきたように感じた。
本巻と5巻は本来は最後の巻としてまとめて4巻目で終わりの筈だったとの事。
5巻目の冒頭も同じようなシーンだったので多少の間延びを今感じつつ読んでいる。
面白いのだが勢いを失った感じがしたので星四つにする。
いま読んでいる最後の巻5巻に期待。