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舞台の今津線は、知っている所もちらほらあるので、景色を思い浮かべながら読みました。
いろいろな形の恋愛が、車内で偶然ある人に出逢ったのがきっかけで、進展したり落ち着いたり。
個々のストーリーが、路線の駅みたいに連なり、少しずつ絡み合って展開するのが絶妙。
電車に乗っていると、乗客はお互い目を合わさないように、ケータイや本を片手に自分の世界へ。
目を合わせることさえ避けようとする場で、ふとしたきっかけで恋が動き出す。
人と人の繋がりの温もりがより深く感じられました
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あっという間にその世界に入れて、いつのまにか読み終えてしまいました。読んだ後にほっこりした気分になる作品でした。
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短い阪急電車で、一駅移動する、その間ごとに起きたお話の数珠つなぎ。
すごくうまくできていると思う。
イイ!
*図書館
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阪急の沿線沿いで繰り広げられる乗客の物語。
電車の乗客それぞれがそれぞれの生活があって人生がある。
でもどこかで繋がっている・・・・っていう感じが好きです。
短編物語なんだけど、キュンキュンする恋の話がありました。
これを読むと、きっと彼氏に会いたくなったり、恋をしたくなったりすのだろう☆
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漢字の読めない彼氏とおばあちゃんが好きです。日々って平坦なようで見方変えたらおもしろいことばかりなんだな。
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誰が主役?
征志とユキ?
それとも時江?
いろいろな人間をリアルにそして感情豊かに今風に表現している。
テンポが速い、一気に読んでしまう。
主役は阪急電車!
「価値観の違う奴とは、辛いと思えるうちに離れといたほうがええねん。
無理に合わせて一緒におったら自分もそっち側の価値観に慣れてしまう。」
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色んな人の物語がちょっとずつ、な感じでした。
面白かった。
一番のお気に入りは美人な姉さんの話。
どうかその後が幸せであるようにと思わず祈ってしまいました。
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阪急今津線を利用している人々のお話。胸がホクっとしたり、スカっとしたり、キュンっとしたり。自分のところのローカル路線でも、こんなことあるんだろうな、と思ったらなんだか嬉しくなってしまった。
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再読。
登場人物が素敵で、可愛くて何度も読んでしまいます。
生憎、自分は電車に乗らない地域の者なので、こんな素敵エピソードには出会えないと思いますが、非常に憧れますね!
図書館利用から始まる恋とかうらやましいなぁ〜。本好きには堪らないシチュですよね♪
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電車を利用しない地域に住んでいる私にとっても、とても魅力的で刺激のあるお話だった。
こんな出会いがあればいい。こんな風に関係がリンクしていけばいい。
ちょっとした出会いで普段見ている景色が全く違って見えることがある。
そんな出会いが詰まった物語だった。
この本をお供にまた絶対阪急電車に乗りに行こうと思う。
こころがじんわり温かくなる1冊。
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片道15分の路線が往復するまでに起こるちょっとした出来事。
私は折り返しの小林駅の話が一番好きです。
ところで、電車に乗った時何をしていますか?
私はたいてい読書か音楽を聴くかですが、乗り合わせた人と話をしたり、他人の話を(勝手に)聞くのも実は好きです。
でも変な人につかまることもあるし、知らない人と話すのは勇気もいるし、私を含めて多くの人は本を読んだり、音楽を聴いたりして一人の世界に浸り、または疲れた顔をしているので、なかなかできないです。
「阪急電車」では至る所に出会いがあり、面白い話が転がっていて、そこから逆に学ばされたりします。
たまには顔をあげて周りを見渡して、乗っている人や周囲の風景に注意を払ってみてもいいかな……なにか、面白いことがあるかもしれない。
そんな風に思える本です。
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特に理不尽に立ち向かう人達の話がよい。
阪急電車を軸にそれぞれ少しずつすれ違ったり出会ったりする構造になっているのも良い感じ。
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ハードカバー版も持っているが、文庫本も発売と聞いて購入。
やっぱり面白かった。恋愛がらみもあるけれど、さらっと読める。
色々なひとに読んでもらいたい一冊。
特に西北行きの甲東園駅の話が好き
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私は東京に来るまで、この小説にちょっとしか出ない今津に住んでいました。なので、ずっと気になっていた本です。文庫化されていたのを見かけて迷わず買いました。
西宮北口から、一駅一駅、終点の宝塚まで、絶妙にエピソードが絡まっていて、かつて今津線で生活していた私にとっては、「あの駅のあそこやな」と思い出しつつ、彼らがすぐそこにいるんじゃないか、という錯覚に陥るくらい、集中して読みました。電車の中で読んだため、ふと顔を上げたとき、自分自身が今、今津線に乗っているような気分でした。
今津線って宝塚歌劇はあるものの確か3両しかないですし、阪急線の中ではあまりイケてない線という評価だったと思いますが、この本によって評価されるのであれば、嬉しいですね。
私、この本に出てくる某大学に通っていましたが、あんなさわやかな出会いがあれば、人生違っていたかも・・・<あんな出会い、ないないww
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阪急今津線。全部でわずか8駅。片道たったの15分という電車を舞台にした短編連作。文庫化により購入、再読。最近、お気に入りな単行本の文庫化が多くて嬉しい限り、この本もそうなのです♪
電車の中で一瞬だけ出会う普通の人々の表に見える部分とその奥にあるさまざまな人生が、ドラマチックに緊迫感をもって描かれている。大きなドラマがあるわけでは決してないけど、ほのぼの温かい気持ちになる有川さんの本で一番好きな作品。
映画化は嬉しいような気もするけど、期待半分、不安半分。観ようか観まいか迷うなぁ…。