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およそ20年も前の本にも関わらず現代に十分に通用する思考法について書かれている。第1次的現実と第2次的現実の項は最近の自分の仕事の仕方から考えてもとても反省させられるものであった。現場という第1次的現実から生じるものをうまく第2次的現実へと昇華させてイノベーションを起こさなければいけないわけだが、「現場」を忘れてはならないということを肝に銘じなければならない。勉強法としてはつんどく法が気になった。知りたい専門分野の本を積んでかたっぱしから読んでいく。それによってダブる部分もでてくるため知識として固まっていくというようなものであった。他にもアイディアを寝かせる、触媒、アナロジーなど使える思考法がたくさん掲載されている。
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やはり声は考える力をもっている。われわれは頭だけで考えるのではなく、しゃべって、しゃべりながら、声にも考えさせるようにしなくてはならない。
(P.159)
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学校で養成されるグライダー人間は卒業論文製作につまる。
そして日本の誇る文学形態「俳句」の客観性を排除する創作の見事さ。が今ぱっと浮かぶ印象的だったこと。
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アイデアを得るにはどうすればよいか、またそれをどう整理するかなど、実際に役立ちそうな情報が満載です。それ以上に、エッセイとして読んでいて楽しい一冊です。本当に「学ぶ」とはどういうことか、考えずにはいられなくなります。
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外山滋比古の本を読むのは10年ぶり?
何で今まで読まなかったんだろう?
何度も読みたい本になりそうです。
10年前は読みこなせなかった気も。。。
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著者にひかれて買った本。タイトルの通り、「どうやって考えをまとめるか」が主題。私がレポート書くときに無意識にやっていた方法だったり。ものを考えるのは、朝起きてすぐがいいってのは納得。起きた瞬間、思考がクリアになるもんね。この本を活用できるかどうかはその人次第。
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初めて外山滋比古氏の本を読みました。80年代半ばの著書ですが、現在にも十分通じる内容で、著者の先見の目に関心です。
一つ、すばらしい言葉を見つけました。"見つめる鍋は煮えない" 鍋は火に掛けたらしばし待つ。待たねばいつまでも煮えない。なるほど。自分は蓋を開けっ放しかな。
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僕と同い年の本。今の時代にそぐわないかといえば、比較的そうでもない。しかし、かなり古めかしいのでオススメしない。
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著者買い。
言ってる内容は全く共感できないものの、そこそこ楽しめました。
読ませる文章力があるってことなんでしょうか?
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読み終えてためになったぜーーと奥付を見たら、これ1983年に発行された本なんですね。ずっと最近書いた本だと思ってた。。
それくらい書いてあることが古くない。すごい。
内容はタイトル通り、ものの考え方や、考えたこと(アイデア)の整理のしかたについて書かれています。ビジネス本にもこの手の本がありますが、それよりも万人向けに書かれているかんじです。
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なんでこんなに退屈なんだろう?と、退屈な原因を探りながら読みました。
滑りだしはよかった。
勉強において、グライダー人間も、飛行機人間も学問の世界に飛翔していている点では同じだけれど、グライダー人間は、「飛ばせてもらわないと、自力で空に飛びたてない」のに対して、飛行機人間は自力で空高く飛んでいくことができるという主張は、学校ダイスキ、グライダー人間の私には耳が痛いところ。
だけど、そこから先に続くのは、飛行機人間になるには、という「how to」で、まったくいただけない。
知識の集め方、ストックの仕方、整理の仕方、捨て方、どれも「当たり前のこと」に思えてしまう。
”学問に王道なし”なのに、王道について手取り足取りレクチャーされている気分。
王道であるということは、原則論であり、グライダー人間の好むところではないのだろうか。
著者は、飛行機人間を求めながら、自ら手取り足取り原則を教え、はからずもグライダー人間のための書を書き上げてしまった。
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大学に入学して以来、「頭のよさ」や「思考」などのテーマについて思考することが多くなった。僕の周囲には、何かしらの点で「頭のよい」人間がたくさんいて、しかも彼らは各人別々の「頭のよさ」を活かすため、自分用に最適化した「思考法」を身に付けている。そういう友人を観察するうち、ふと僕自身の「思考の癖」や「脳みその使い方」に目が向くのは当然であろう。
僕の思考は、基本的にマルチタスクである。しかも、重要な閃きや思考は、たいていバックグラウンドで処理されているようだ。そういえば、受験勉強のスタイルも、バックグラウンドで進む「咀嚼」を最大限に活かしたものだった。
そんな自分を自認していた僕にとって、この本の主張は、かなり同意するところが多かった。もしかすると、著者と僕は、頭の使い方の点で似たモノを持っているのかもしれない。
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メタノート、すてる、しゃべる、とにかく書いてみる、拡散と収斂など、思考についての著者の考えがシンプルにまとまっている。経験的にも納得のいく指摘が多く、参考になった。
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『見つめる鍋は煮えない』
宣伝効果の賜物。まあ、内容もそれなりにまとまってはいたけど。目から鱗、とまではいかないけど、埃の一つくらいは落ちたかも。
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1986年に刊行された本ですが、なぜか平積みにされてたのでふと読んでみました。
簡単に言うと、現代の教育に疑問を投げかけています。
僕らはみんなグライダー!っていきなり言われます。要するに、現代の教育では一人じゃ飛べないよってことです。自分で飛べるようになる教育をしろと。
他にもビール、カクテルとたとえがおもしろい始まりだったので読みやすかったです。
他にも学んだことを整理する方法などが載ってたりするので、使えるところは盗めばいいかなと。
筆者や途中に出てくるロゲルギスト・グループのような様々な意見交換が出来る場は絶対に持つべきだなと思います。
最後はコンピューターの発達した時代に人間のすべきことはなにか?を問うていた。
読んでみると1986年に刊行されたのに未だに読まれ続けている意味がよくわかります!