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紙の本
父子の事件簿
2006/04/17 09:15
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:るーく - この投稿者のレビュー一覧を見る
「捨て首」は、時代小説大賞の最後の受賞者・押川国秋さんが描く、南町奉行所定廻り同心日下伊兵衛とその息子新一郎の事件簿です。
しかし、五十歳の伊兵衛が直面する問題は市中の事件ばかりではありません。
息子に仕事を譲るべき潮時。
冷え切った夫婦生活。
親子ほども年の離れた妾との関係。
同心としては優秀な伊兵衛ですが、個人的な問題の解決は不得手。
妻や妾の気持ちに無関心で、自分勝手で、愛とか情といった大切なものが欠けている。
自己をそう分析する伊兵衛は、どうやって身辺の問題を解決していくのでしょうか。
一方、新一郎は父から優秀な手下を譲り受け、新米同心として事件解決に乗り出します。
そりの合わない上司を扱いあぐねながらも、周囲に助けられて実力をつけていく新一郎は父を凌ぐ名同心となれるのでしょうか。
また、両親の不仲を目の当たりにし、自らは苦い片思いを味わった新一郎には、今後どのような出会いが待ち受けているのでしょうか。
中年・伊兵衛と青年・新一郎はそれぞれの問題にどう取り組んでいくのか。
今後の展開が楽しみです。
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