紙の本
それぞれの主観による日常と非日常
2006/09/11 13:58
4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:にい - この投稿者のレビュー一覧を見る
物凄くくだらない脚本家・大学七回生の福沢と、彼を中心として集まった四人の女性達
イマドキの退屈な日常の中、自らの欲望と能力をもてあます彼らの主観で描かれる風景
それぞれのキャラクターの表の顔と裏の顔・日常と非日常が交錯しつつすれ違い、一周廻ってまた元に戻るという感じ
少しずつディープに掘り下げられていき、キャラクター達の本性が露になってゆくのが面白く恐ろしいです
またキャラクターごとに担当するジャンルが異なるようで、バラエティ豊かというか味のバランスを考えていないごった煮といった印象
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浅井節。色々ごちゃまぜ。現代ものだとこんな感じになるのか。1回目は深く考えずに普通に楽しんで、2回目に色々穿った見方をしてみると面白そうです。
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浅井ラボ先生のスニーカー文庫ではないところから出している作品です。
でもやっぱり浅井先生らしさがかなり入っていて、はっきりいって意味不明な部分もあったりしますが面白かったです。
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総評:中の中の上
浅井さんはやっぱムラがあるなってのが第一印象かも。いろいろごちゃ混ぜのお話。でもま、確かに学生時代ってのはこんな感じだったかもね。荒唐無稽で無茶苦茶やってんだケド、何かどっか我慢してて鬱憤ばっか溜まってって。ストーリー、カタルシスともかなり薄いケド、これもひとつの青春。(言い方がオヤジくさい。。)
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されど罪人は竜と踊るの浅井ラボの、現代物。個人的には現代物という時点で買うのやめようかなーと思ったり、最初の10ページで飽きてきたり。
けれどそこも浅井マジック(?)、話を読むに連れてどんどんと引き込まれていきます。
デブなフクちゃんは笑えていいんですけど、うーん……現役女子高生としては、みんなこんなコトしているとは思われたくないな。
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「正直に言えば、鉄の斧を返してくれるとかないの?」
「頭に刺してなら返してやるが?」
《公式》
福沢礼一は退屈だった。世界には流言飛語が溢れてる。曰く「現世は神の怒りにより、間もなく滅びる」。曰く「手足をボキボキに折る関節ババアがいる」。などなど。でも、現実に福沢の周りには何も起こりはしない。山崎椎菜は問う。「フク、そろそろ死ねば?」「言葉って暴力だよね」。ただひたすらに駄弁るだけの5人の男女。彼らの中で周囲で暴走する、通常で異常なミステリー・シンキングタイム。青春は時として軽やかに迷走する。
《私的見解》
絵に騙されて買ってしまうと、
ウツー(鬱の精神世界の数値の一つ、1ウツーは月曜の朝起きて学校や会社に行きたく無いなーと思う段階)がたまりまくること間違いナシの太鼓判を押してみる今日この頃。
カワイイおんなのこが頭の中身までカワイイと限らないってことは知ってても絶望を感じちゃったり昨今。
しかし逆にそれもありと目覚めるのは人の自由。ただしというかモチロン責任はとりません。
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発売から約一年放置後に読破。
意外と、想像通りの展開かと思えば、そうでもなかったり。
後書含め422頁あるけど、サクサクっと読めたし、意味不明で、ロリエログロって感じでしたよ。
浅井さんの他の作品(され竜)の黒猫エルヴィンや、ジグムント・ヴァーレンハイトが、名前だけ出てきたり、ガユスほど卑屈じゃない程度の、捻くれた脳内思考の持ち主フクちゃんとかが、何となく、「これが浅井さんの特徴なのか…」と思ってしまう、罠。
退屈を解釈で、如何にかしろって事なんだと思った。 ***激しい、女性特有の苛めシーンや、エロかったり、グロかったり、骨が折れたりするので、どれか一つでも嫌いな要素が有る人は、読まないことをお勧めします。***
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まるで闇鍋みたいなお話。色んな所から色んなものが飛び出して来ます。ただエロもグロも惜しげもなくぶち込まれて居るので、苦手な人は読まない方が良いかもしれません。『世界が退屈なあなたへ』お勧めします。
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なんだかとっても浅井ラボ。
(グロとかエロとか)
でも嫌いになれないんだよなー。
青春(?)してるやりとりが好き。
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これが浅井ラボ先生の作品?て思うぐらいにあっけない。
期待していると裏切られる。
グロさはない代わりに、言葉の応酬メインな感じ。
一番の山場はトイレ内の出来事だと個人的に思う。
それ以外は普通のライトノベルと云って良いレベルかも。
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この本はお気に入りで、何度も繰り返し読んでいます。
浅井ラボさんの作品では唯一人に勧められる作品です。