酔いどれ金魚と野獣【イラスト入り】 みんなのレビュー

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投稿者：やじやじ　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

ネタバレあり

彫師が出てくるということで、チョイス。
元アル中のバーテンダーと彫師の話です。
ちょっと乱暴な話なんですけど、
それをするする読ませる力があります。
安定のオヤジですし（笑）

バーテンダーの門脇は根がダメダメな奴なんですが
それでもなんだか憎めない
その背中に惚れて、彫りたい彫師の今井。
今井に彫られたいヤクザのモブたちがわちゃわちゃとするなか
登場の門脇の幼なじみの清水が登場
この清水がえげつないのですが、（えげつなさが半端ない）
まあ、そのおかげで話が転んでいきます。

でも、今井と門脇のシーンはえげつないというか
乙女読者は引いてしまうかもなところもあります（笑）
いや、このえげつなさが人間くさい話にこの作品を仕立てているとおもいますけどね。

「金魚すくいの金魚」と門脇のことを今井が評しているのですけど、
確かにそんな感じで。
ふわふわふらふらするりって感じ
（基本ろくでなしともいう）

ラブラブっていうよりもエロエロって感じの二人ですが
まあ今井が門脇の背中に墨をいれる日は来るのだろうか？？

少しだけど、今井の彫師の仕事場面が描かれているのが嬉しかったです。
（私の好きポイントは彫師が針をいれる場面なので）
欲を言えば、もう少し今井のそういうところを描いて欲しかったなぁと思いました。
門脇の背中にいれる時はぜひ作品に（笑）

余談ですが、表紙の文字のデザインは秀逸です。

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投稿者：さなにょろ　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

受け=酒女など、欲望に弱いバーのマスター
攻め=ヤクザにも一目置かれている彫り師。マスターを口説き中。

攻めの男気溢れる姿に酔えます。
エロが充実。
変態プレイに抵抗がなければ是非。

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投稿者：沢田　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

受はストイックであろうとしつつも人間的な弱さを隠せない、憎めない受でした。
どん底まで堕落しながら、なんとか真っ当に生きようとあがいてる受の姿は、人間臭くて良かったです。
逆に攻の方が「下ネタで口説くオヤジキャラ」という、中原さんのテンプレだけなぞって個性がないような、薄味な印象でした。
見せ場ではカッコ良かったんですが、受のモノローグが長いせいか、見せ場以外であまり掘り下げられず、存在感がオヤジ以外ないのが残念でした。