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パナソニックの中村会長の経験談と、松下幸之助の考え方を並べつつ、これからのリーダーに必要なことをまとめた書籍です。おわりに中村会長が「社員全員が、創業者の理念・哲学を共通の価値観として有していること」が、パナソニックの強みであると語られている、こうした時代だからこそ、「行動の基軸」をしっかりと持つことが大切だと改めて感じます。
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人として当たり前のことをやって
傲慢にならずに謙虚に生きる。
松下幸之助さんの考えるリーダーに必要なものは
誰でも手に入れられるけれども
しっかりと手に入れられて人は少ないのかもしれないと感じた。
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現パナソニックの中村邦夫会長が、PHPのインタビューを元に、松下幸之助創業者の経営理念などを、如何に読み込み、社長時代などに経営に生かしていたかが、徒然に記述された本。
中村会長もすごいが、やはり松下幸之助創業者が一代で大きな会社を築きあげた点がすごい。常二会社の経営と向き合い、社会での使命を考えてきたからこそ、人としても企業としても成長できたのだと思う。中村会長は、その理念の体現者という風に感じた。
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こんなこと言ったら怒られるんだが、実は松下幸之助さんの文章は読みにくいと思っていました。
単純に口語が少し古いし、関西弁が自分にはどうにも読みにくい。
でも、この中村さんの文章はそれを現代版に変えてくれていると感じられ、とても心に響きました。
今の自分にもマッチしていて、とても励まされる非常に良い本です。
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リーダーを目指す人が忘れてはならない重要なキーワードは「謙虚さ」「素直」。パナソニック中村邦夫会長が松下幸之助創業者に学び実践したこと。
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中村邦夫さん初の著書(述書?)ということもあり、即購入。松下幸之助さんが残した言葉をどう感じ取り、解釈し、当時の改革に適用していったのか・・・。かなり読み応えがある一冊でした。おすすめです。
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現役ゆえにもう本はださないという。中村邦夫氏が京都の別邸の真々庵に足を運び、創業者との内なる対話をしたうえで、パナソニックの事業部制を解体する決断を下したという。良い話だなあ。
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自分は中村社長時代を知らないので、
その時代の空気を感じたかったが、パナソニックウェイの方が面白かった。創業者の理念・考え方の学習、実践という事でも他に読むべき本があるな。まあ学習にはなった。
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松下幸之助氏のあと、松下の社長となり赤字からV字回復で黒字に復帰させた、中村邦夫氏。松下イズムに何か自分らしさを加えてニュー松下を作ったのかな、と漠然と思っていましたが、最初に出てきたのが「創業者と同行二人」。誰よりも松下イズムを知悉しそれをもとに困難を克服したのが中村氏だったのです。
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「おっ」って思ったのは2つ。
①中村さんが「行き過ぎた成果主義はダメ!」と言っているところ。
理由は個人に成果を求めすぎると我利我利亡者になってしまうから。
②率先垂範が第一。
自分自身が一心不乱に取り組むこと。自分の考え、想いを行動で示す。
松下幸之助さんの著書もぜひ読まなければ!
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担当編集者が申すには「松下幸之助の考え方はわかる。しかしいま、どう実践したらいいのか――多くの方が持つ疑問、その難題にチャレンジしたのが本書」だそうです。
本書では、現パナソニック会長・中村邦夫氏へのロングインタビューから、リーダーの必要条件として計21項を抽出しています。
仕事にやりがいを見出した若手時代、販社改革に必死で取り組んだ中堅時代、そして約10年前にパナソニックが陥った窮地を脱しV字回復へと導いた社長時代の体験……。
みずからを「凡人」と謙虚に語る中村氏がはじめて語り明かした実践リーダー論は、過去と未来をつなぐ「不変のリーダーシップ」の存在を気づかせてくれます。いま国難の渦中にあり、リーダー不在が叫ばれる日本。本書が「これからのリーダー」の心の糧になることを願います。
なお、中村氏は「これが最初で最後の本」と語ったそうです。
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松下幸之助関連の本は、はやっているのであまのじゃくな俺は意図して読まなかったが、改めて読んでみるとよい。決して大企業を作り上げた大人物というイメージではなく、あくまで謙虚に、そして社会の公器たる経営をした人なのだと。
この本自体は中村邦夫さんというPanaの社長をやられた方の述だが、本人も「松下幸之助創業者と同行二人」と書いているように、その理念をきっちりと胸に、噛み砕き、そして実践しているという印象をうけた。
要再読。
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パナソニックの中村前社長による自己啓発?書。著者が自身をカリスマ化させるような本は書きたくないということで、各章ともPHPの序文、著者の話、松下幸之助の遺稿で構成されている。薄い本ながら内容が非常に濃く、経営者でなくても十分ためになる良書。オススメです。
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最近、パナソニック関係者以外の方にも、松下幸之助創業者に学ぼうとする人が増えていると聞きます。その様な中、ピーター・ドラッガー氏の名言でも、松下幸之助氏の名言でも、それが実践の場でどの様に活かされているか、しっかりと把握しないと、結局は、「馬の耳に念仏」になりますね。
本書は、松下幸之助創業者の経営理念を真に実践し、2000年代前半に松下電器のV字回復を成し遂げた中村邦夫氏の述に基づき、松下政経塾、PHP研究所が編集したということで、迫力があり、かつ、判り易く学ぶことができました。
第一部の「より楽しく仕事をするために」、第二部の「よく学び、よく考え、よく伝えるために」、第三部の「"日に新た”であり続けるために」の大きな三部構成も、リーダーとして求められ、悩む、「人を動かし」、「新価値を創造し」、そして「常に変革し続ける」という使命を如何に実践していくか、自分に問いかけることができました。
個人的には、「撤退するという資質」と「危機に強い人であれ」の章が、特に心に響きました。
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日本を代表する電器メーカー、パナソニック。
この企業については、創業者自身による著作も含め、関連する本が多く出版されていますね。
でも僕はこれまであまり、読んできませんでした。
この会社の起源と気風については、雰囲気だけでも知っておきたいと思い、先に感想を書いた『神様の女房』とともに、この本を読んでみることにしました。
著者はパナソニックの元社長で、出版時点では会長。
2000年に社長に就任するも、2001年度には4千億円を超える赤字決算。
この状況に対して、「創造と破壊」というスローガンによる経営改革を進め、2005年度には千五百億円の黒字を生み出し、パナソニックの「V字復活」を成し遂げた、敏腕経営者です。
この本は、「自分ひとりの力で実現できたわけではない」という元社長を、松下政経塾、PHP研究所が説き伏せて、「V字回復にあたってどのような信念で経営を行っていたか」「それにあたり創業者、松下幸之助の言葉、教えをどのように解釈して実践していたか」という視点で中村氏にインタビューした内容を中心にまとめられています。
各章とも、編者による導入文章(質問事項)、中村氏のインタビュー、そして創業者の過去の著作の引用という3部構成になっています。
「同行二人」という言葉で表している通り、創業者の過去の著作を読み返し、経営に反映した姿勢が、感じ取られる内容でした。
社長当時も、”破壊”という部分に注目が集まりましたが、「変化に即応する」ということは創業者も重ねて発言しており、その意図を汲んで改革に適用したのだと、理解しました。
「実際にこの方の部下として仕事をしていたら大変だろうなあ」とは想像しましたが、会社経営とは何か、経営理念とは何かについて、深く考えさせられる一冊でした。