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201105読了 大企業病とかいうけど、組織が同じベクトルで動くのが難しいっての規模や会社組織に限らず普遍的な事。物語化、言葉の定義の明確化など、良い組織にはその組織の規模や目指す姿に応じた工夫や仕掛けがあるなーと。
岡田斗司夫の公開読書に向けて読みました。
Togetterまとめ
http://togetter.com/li/141120
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□コミー
社員16人
ミラーメーカー
エアバスA380に納品
■少人数でも分かり合えない理由
□ヌシ化
ヌシが発生すると他の人がヌシに頼るようになり、ヌシにしかできないことが増えていきわかり合えない。
役割分担が明確であるほど。
□仕事の原点
慣習に流され何のために?と考えないのでわかり合えない。
□疑問
仕事の進め方について変だなと思っても声をあげないからわかり合えない。
■問題点をみんなで解決→モノガタリ化
基本プロセス
・「なぜ?」
・問題発見
・大騒ぎ
・文字化
・物語化
□物語化
「問題の最前線にいた社員が何を思ってどう行動したか、そしてその結果どうなったか。その一連の物語こそが最高の教材になる」
■言葉の定義を明確に
・問題意識をフォーカスするために言葉化が重要
・長いことばには逃げ口がたくさんある。短く的確な言葉で。
■少人数チームの利点/欠点
・仕組みで動かざるを得ない大企業より、暗黙の了解に頼りがちな中小企業の方が、仕事の進め方を変えるのは難しいかもしれない。
■過去・現在・未来
過去に思いをはせて
「なぜそうなったのか」と考えると
現在のありようがよく理解できる。
現在の状況を
「なぜそうなっているのか」と突き詰めれば、
未来の道筋が浮かび上がる。
「なぜ?」と問わなければ、現在は過去
、未来と分断され、人は現在にしか生きられない。
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なぜを徹底的に追究する姿勢に感服。また、ヌシ化の件は自分含め今の会社全員に当てはまりそう。自分に問題提起してくれた一冊となった。
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小集団を組織するためにはどのようなことに気を配れば良いのか。
特に「物語を記す」というのが参考になった。
何度も読み返したい本。
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今日はビジネス系で自分の紹介本と繋がっていたので意見交換も活発に行えました。
今日はビジネス系で自分の紹介本と繋がっていたので意見交換も活発に行えました。
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“少人数の会社なら意思疎通は簡単で共通理解も形成しやすい”
こんな思い込み、確かにありますよね。
「気配りミラー」で世界中に顧客を持つコミー株式会社は、
社員数16人、年商5億円の小さな会社です。
創業者でもある小宮山社長はコミュニケーションを経営の大命題として、
様々な取組みを行っています。
なぜなら、暗黙の了解に頼りがちな中小企業では、
仕事の進め方を柔軟に変えることがとても難しい、
ということを大前提としているからです。
取組みの例をあげれば、
「社内用語集を作り言葉の定義を厳密に決める」
「発見した問題はささいなことでも大騒ぎして全社員に伝える」
「改善すべき問題は必ず目に見える形で結果を出して文字化する」
「問題を解決したらプロセスを時系列に物語にして経験を共有する」等々。
これらを社長自らが率先し、全社員が徹底しているところにコミーの凄みがあり、
世界中にファンを増やしていく原動力になっています。
自社にあてはまるところも多く、エッセンスはすぐにでも使えそうです。
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言葉って難しいなと思いました。例えばで挙げられていた「価格」にも大きく3つ意味があって(上代、提示価格、取引価格)、使う人の意図と受ける人の認識にズレがあればこれだけでも会話が噛み合わない。その解決策そのまま導入は難しいけれど、自分がこういう意図で使っていると示していくことはできるかな。やってみようヽ(・∀・)ノ
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タイトルから引っかかるものを感じ購入。
求めていた情報はなかったが以下の点は興味深いので記載する。
・ベテラン社員が固定化して、業務がヌシ化し始めたら、「○しか問題」と呼んで警告する。(→○○さんしか、できない、わからない)
・商品の使い勝手は使っている人が一番よくわかっているので、社員全員が顧客を訪問してエンドユーザの使い勝手を徹底的に観察する。
・「なぜなぜ」を繰り返して、考える社員を育てる。弱みを克服するのではなく、強みを活かす。
・組織内で用語集を作り、共通言語でのコミュニケーション。
・新人でもすぐ社内の文化に慣れるために「物語」を作成
・整理整頓分類を徹底し、モノの整理、書類の整理、頭の整理を徹底し、社員のだれが見てもわかるようにする。
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世界初の総2階建て旅客機「エアバスA380」
日本からも20社が参画したビッグプロジェクト
そうそうたる企業に名を連ねる、あまり聞かない社名
それが、社員30人にも満たない企業「コミー」
エレベーターやコンビニなどで使う鏡をつくる会社
いかにして、コミーが今のポジションを築いたのか
社長のイニシアチブ、さまざまな仕掛けを紹介してくれる
鏡なんて全く興味ないのだけれど、読んでいるうちに
この会社で働いてみたいと思わせてくれる
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まあ、こんなものかといったとこ。
Kセラのエッセンスが入っているなーという感じですね。
盛和塾の会員さんかも、なんて。
と、思うとともに、Kセラの影響力大きんだなぁと改めて思った。
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小さい会社だからこそ、専門化が進み「◯◯さんしか出来ない」となり、人事異動もできずにコミュニケーションが悪くなるという点は納得です。大きい会社では代わりは誰でもいますからね。でも、タイトルとは関係なく「会社でも個人でも、社会に役立っていれば、社会は見捨てないはず」という社長の信念がこの会社を良くしてるんだろうと思いました。
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自分は当然だと思っていたことが
他の人にとっては当然ではなかった。
というようなことは良くあります。
小さな会社だから、みんな同じ認識のはずだ。
というのはまったくの誤解のようです。
本日ご紹介する本は、
世界中から注文が殺到する「気配りミラー」の専業メーカー
コミーに学ぶ、少人数マネジメントです。
コミーは社員16人の中小企業でありながら、
世界的な鏡メーカーです。
本書のポイントは
「コミュニケーション」
中小企業だからこそ、
企業の強さの源泉は、
コミュニケーションの密度にある。
「ユーザー満足」
商品を実際に使う本当のユーザーの声を聞くことが大切
売ることと納品することに精一杯で、
納品後の状況の確認については
手が回らないのが現実です。
売れているからと安心して、
ユーザーの不満を知らずにいたら、
商売が先細りになる経験は十分しています。
「言葉化」
問題の発見と共有の過程で、大事なのが言葉化
言葉化しないことには、みんなが同じ認識を持てません。
異なる経験を積んだ人間が集まっているのだから、
認識を共有する努力は惜しんではいけません。
「物語化」
コミーでは、問題を解決したら、
そのプロセスを物語として詳細に書き残すことをしています。
そうすることで、過去にどのような問題があって
どのように解決してきたのかが、人伝いでなく
書類でだれでも確認できるようになります。
仕事は、いろいろな人が関わって進みます。
単なる、問題と対策の記録ではなく、
ストーリーが分かれば、未来の問題点への
対応もしやすくなります。
その他、コミーで取り組んでいる仕組みや
ルールがたくさん紹介されて言います。
参考になりますので、
ぜひ、読んでみてください。
◆本から得た気づき◆
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社員16人の中小企業の強さの源泉は、コミュニケーションの密度にある
コミュニケーションをどう深めるかは経営の大命題
一斉US訪問=「ユーザーさんからこんな話を聞きました」と他の社員に伝える
「戦略室」の壁一面に社内で発見された問題とその進捗、取り組んでいる議題が書かれている
限られた獲物を争って捕る「狩猟民族」でなく、限られた場所で種をまきじっくり育てる「農耕民族」でありたい
どんなに小さな問題でも、見つけた人が「大騒ぎ」して全員に知らせなさい
異なる経験を積んだ人間が集まっているのだから、認識を共有する努力を惜しんではいけない
「やりかけ15」=自分がどんな仕事をしているか、途中経過を毎週15分報告する
何か問題に気づいたのに、解決しないでそのままにしておくのが一番よくない
コミーが並みの企業と違うのは、社員がよくしゃ��ること
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◆目次◆
【第1章】社員16人の世界企業
【第2章】思い込みを徹底的に取り除く
【第3章】本当の「売れた理由」を突き止める
【第4章】小さな組織をむしばむ「ヌシ化」
【第5章】言葉の定義を厳密に決める
【第6章】「物語化」し、何度も追体験
【第7章】人はなぜ成長するのか?
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◆マインドマップ◆
http://image01.wiki.livedoor.jp/f/2/fujiit0202/d41cbfa3cb7b4bfc.png
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メーカーが売りにしている点と顧客が評価する点が一致するとは限らない。そのズレを埋めるには顧客に聞くしかない。
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小規模組織のマネジメントの成功例です。
一人一人が考える癖をつけ、共有し、風化しないように残していくというポイントをユニークな手法で実現しています。
読んでいて、ヒントになる部分が多く、飽きもこないので、スラスラと読めますね。
ただ、いいトコばかりを取り上げていて、その裏にはかなりの苦労や失敗があるんだろうなぁとも感じます。
しかし、それを踏まえたうえで、チームマネジメントや個人のセルフマネジメントに活用するための参考になります。
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タイトルはやや釣りが入っているが、なかなか興味深い本だった。
コミュニケーションはとにかく取りつづける事が必要だし、しつこく質問を繰り返す事が必要。
でもね、この本を読んで思ったのが「わかり合える」って表現が正しいか、って事。意外と「わかった」ってだけじゃないのかな?
結果重視の会社でも、この会社の「プロセス」自体は取り入れられる事多いかも。
「ヌシ化」とか「引き継ぐ相手がお客様」とか「シコ踏み語」の設定とか。
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タイトルから考えるとネガティブなイメージがあるけれど決してそうではない。逆に力をいただく物語です。
世界的に有名な鏡メーカー
コミーのコミュニケーションの取り組み紹介。
『極端な話、夫婦間でも起こり得る』
複数人が集まる組織の問題。
忙しいから、考える暇がないからと
改善の機会を自ら断ってしまっては意味がない。
コミーで実践されているの少人数マネジメントは、
これからの多様性に対応した考えなのではないでしょうか
組織の運営に困っている方は必読です。
この本はバイブル本にしたいです。