紙の本
親鸞 上
2021/01/06 18:28
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投稿者:雨読 - この投稿者のレビュー一覧を見る
親鸞聖人について長編小説を始めて読みました。
その人物像がよくわかり大変勉強になりました。
紙の本
内容紹介
2009/10/06 10:25
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投稿者:講談社 - この投稿者のレビュー一覧を見る
五木寛之氏渾身の長編「親鸞」は、構想20余年、これまでの五木氏のすべてが込められた作品です。
宗教小説、中世の歴史物語、といった既成の概念をはるかに超えて、胸躍る場面が次から次へと紡がれていきます。それでいて、親鸞という日本が生んだ偉大な宗教家の信仰や、哲学がやさしい言葉ですっと理解でき、また実際にそれは自ずと読者の心の支えになるのです。
<今、なぜ親鸞か。>五木寛之
それは私たちの時代がいままさに「ぎ疑」と「めい迷」の闇のまっただなかに滑りこんでいこうとしているからである。「ひん貧」と「ろう老」が切りすてられる時代がはじまったからだ。親鸞はまさにそのような時代に呼ばれた人物だった。彼の天才は知識ではない。論理でもない。人間が生きるために悪たらざるをえない状況において、その悪を深く知覚する天才だった。そして悩み多き時代に、人びとの何百倍も深く悩みぬく「悩みの天才」だったと私は思う。だから・い・まなのだ。
(27紙への「親鸞」連載にあたってより)
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実は親鸞と誕生日が同じなので前から親鸞に興味があって
興味本位で読んだ本です
が、
あまりのも面白くて驚きました
仏とは何か、悪とは何か、といった命題を
親鸞の少年時代、青年時代を通して訴えかけてきます。
宗教に対する考え方が大きく変えられました
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新聞連載の作品だったせいか、とても読みやすく、一気読み。
修行に励めば励むほど「仏とは何か」がわからなくなる若き親鸞の苦悩に共感を覚える。下巻が楽しみ。
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昔読んだ「宇宙皇子」地上編を読んでるような感覚だった。
生き生きとした描写でぐいぐい引き込まれ、一気に読んでしまった。
今様というのは昭和の歌謡曲のようなものだな。
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2010.02.14 日本経済新聞に掲載されました。
2010.03.14 朝日新聞「売れてる本」で紹介されました。
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五木寛之著「親鸞」の上巻が今ネット上で全文公開されている。
6月11日までの期間限定ではあるが、昨年12月に刊行されたばかりのベストセラーが無料で読めるというのは、画期的なことである。
著者の五木寛之は「一人でも多くの読者に読んでもらい、若い世代が書店に足を運んでくれるきっかけとなれば、これほどうれしいことはない。いずれ時がくれば、下巻も公開したい」とコメントしている。
さっそくアクセスして読んでみたが、面白さに一気にぜんぶ読んでしまった。
続いて下巻も読んでみたいと思ったが、はたして本を買うべきか、それともネット公開を期待して待つべきか、迷うところである。
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キャラクターが多彩で、すごくおもしろかったです。
美しく残酷な怪少年、伏見平四朗には「ゾクッ」とさせられました。
本当に親鸞は、悩む天才ですね~
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上巻はフィクションとしてかなり面白い。ワンピース(※)に匹敵するかもしれない。
下巻は少し飽きてくる。
(※)大竹まことのゴールデンラジオで、五木寛之の「親鸞」と漫画「ワンピース」のどちらが面白いかが争われたそうだ。ワンピースに軍配が上がったとのこと。確かに、私もフィクションとしてはワンピースの方が面白いと思う。
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ドラマティックなストーリー展開で読ませる。そのうえ、仏教がいかなるものかということ、また、親鸞の生い立ちはもちろんのこと、親鸞以前の人物が一体どのような教えを説いてきたのか、非常にわかりやすく、親切に書いてあります。
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先生が貸してくれた
なぜ貸してくれたのは謎
正直、時代物はあまり・・
あばれ牛のくだりでとまってます
連休で読めるかなと思ったけど
事務所の引き出しにはいったまま
忘れたので読めない忘れたい
でも感想を求められるだろうし・・・
よまなければ。辛い読書は久々だ
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おすすめ度:95点
真実を追い求め、どれほど修行に打ち込もうとも消えない迷いに苦悶する忠範、範宴。
世俗の底辺の住人達と交わり、比叡山で自ら求める厳しい修行・戒律を経て、六角堂での百日参籠に入る場面までが描かれている。
「自分には放埓の血が流れている。」
「煩悩と呼ばれる巨大な闇の力」
「自分のなかにうごめくこの黒々とした衝動」
『青春の門』でも示した、著者の人間の己への葛藤に対する表現力に圧倒させられる。
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五木氏の文章は非常にわかりやすく、なおかつ躍動感に溢れていて一気に読ませる。
上巻では若き日の親鸞が描かれているが、抗いがたい煩悩に苦しむ人間臭さに切ないほどの親近感を覚えた。
煩悩と仏道との葛藤、それら自らの苦悩とどこまでも真面目に向き合おうとする彼の姿に、いつしか救いというものの本質を考えている我が心に気づく。
今後彼がどのようにして親鸞たり得えてゆくのか、その道のりの濃さと重みを思う。
下巻での展開が楽しみ。
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ある意味ハリーポッタ的冒険活劇です。宗教的には、最後の方で「仏」が見えない。と下巻につながりそうなキーワードが出てきます。乞うご期待的に上巻が終わります。
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子供の頃、伯父の家に引き取られて生活しているところから、比叡山を降りるまでの話。
親鸞が主人公だけど、宗教色一色ではなくて歴史上の人物の小説という感じ。格闘シーンみたいなのがあってそこだけ読みが進んだ。