紙の本
ずっとフリーターでいても大丈夫な社会
2009/10/08 14:22
5人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:MtVictory - この投稿者のレビュー一覧を見る
「下流社会」の続編である。新たに実施したアンケート調査結果をもとに職業別、雇用形態別に下流意識を検証している。調査対象は主に20~40代である。膨大な図表を駆使して分析結果を披露している。それだけに考察が薄くなっている感は否めない。
衆院選挙における投票行動やナショナリズム意識なども調査し、層別に価値観を比較している。政治的な意識や行動などのギャップが明らかにされている。
検証結果として「はじめに」では「現代社会における最大の価値は個人の自由」だと著者は再認識している。多様な価値観を持つ時代。自由の価値を重視するということは、言い換えればそれだけ不自由と感じている人が多いということになる。
第3章では「雇用が不安定な人、所得の低い人が、必ずしも政治に強い不満を持っていない」と書いている。これは無関心を意味するのか、諦めを意味するのか。行き過ぎた自由の追求が、他人との距離を広げ、絆を緩め、あるいは断ち、社会の連帯を弱めていないだろうか。
本書は「消費社会研究家」としての調査結果であるが、時代の転換期にある日本の混迷ぶりや不安定さ、不安感などを再認識させられた。そんな時代を生きていくために我々は当分、模索し続けることだろう。
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すげータイトルだが、なし崩しに男というステイタスを「降りる」ケースがある、みたいな雰囲気は出てるか。膨大なデータを出し、そこからあれこれ、というパターンは前と同じだが、因果関係が逆かもしれないじゃん、みたいな突っ込みどころが多々あるのも同じ(^^;)。稼げない独身女性は対人関係に難ありと自認、みたいなのも、対人関係に難があるから稼げないのか、稼げない(非正規で働く)という現象について対人関係がだめだからという理由付けをしているのかは実際にはわからないわけだ。データ的に右傾化状況とか述べているが、プーのカテゴリに入る人が全部ウヨとかそういう風にある種本質的に読めてしまうところが、この人の本がウケるところでもあり、この人の本の大問題でもあり。
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「下流社会 第2章 なぜ男は女に“負けた"のか」とタイトルにはあるが『なぜ男は女に“負けた"のか』その理由は明確にされないし、その問いに答えようという姿勢すらない。データの羅列だけに終始していただけな気がする。
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前著とこの本は読んでおいて損はない。パルコのマーケティング誌「アクロス」は時代を切り取ってきたと思う。
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データをやたら羅列してるだけという印象で、半分くらいで読むのをやめました。意味のあることを書いてるようにも思えなかったので。
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前書に引き続き下流社会について書かれた本。
はっきりいって、今年読んだ本の中でワーストとも言える内容。相変らず自分の主張にこじつけるためのデータを羅列し、曲解していると取れる結論付けにしている。ここまでくると呆れてものが言えない。
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前著『下流社会』に続く第二弾!
前作ではデータの取り方、母数に問題があったため批判も多かったがインパクトを大きかった。
本作では上流、中流、下流の意識について、男女別、職業別(経営者、管理職、正社員、派遣、フリーター、ニート)、年齢別、結婚の有無、暮らし(一人暮らし、親元など)について母数を大きくとり、そこから何がいえるかなどを考察
面白いと思った結果は
『年収が半分になると既婚率が半分になる』
またよく読む雑誌によってそれぞれの上流、中流、下流の分布が出ている。
よく、不況が非正社員を多数生み出したとちょっと前に言われていたが、そうでもないらしい。中には非正社員であることを希望していたり、ニートであることを満足しているとのデータも出ている。
またフリーター、ニートほど自分らしさを追及している。
非正社員の女性ほど癒しの消費者になっている。
女性の勝ち組は既婚で正社員
女にすがりたい男とすがらせない女の関係
などなど
多くのアンケートからいろいろな現象や事象が見えてくるのが面白い。
三浦さんの本は社会科学系の研究をする人には非常に参考になると思う。データの取り方、質問の仕方によって答えかたに違いがでる。などフィールドワークするに当たっても注意が必要なことが伝わってくる。
下流社会、格差社会に興味ある人は見てみるとよいかも。『下流社会』を読んだ人はパラパラ面白いところだけ流し読みがよし
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前作も読んだので、今回も借りてみました。副題の意味はやや不明ですが、世間の雰囲気を知るにはいいのでは。図書館予約数は7(08/02/06現在)です。
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正直他の人の自分採点(階層意識)とかどうでもいいけど、仮説をもとにデータを丁寧に分析しているのは面白かった。階層意識を持つメリットはないと思う。カテゴライズされたくないし、ステレオタイプな行動パターンしたくないなぁって思った。
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前著「下流社会」の続編。女性が社会進出により、経済力を獲得し、男性を必要としなくなってきたことを説明。現代の女性の類型化がおもろしい。
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出版する前によく編集者も文章をチェックするべきである。
話題になったから第二弾をだすのは著者にはマイナスです。
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前作の復習といった感じ。特に新しい考えはなし。
それにしても、女性はライフスタイルの違いで全く読む雑誌が地学らしいので、雑誌の考察というのは面白い。今まで読んだことはなかったけど、ミリオネーゼ系雑誌といわれる『oggi』とか『CLASSY』を手に取ってみようかな。笑
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★2010年36冊目読了『下流社会 第2章』三浦展著 評価C
つまらない駄作 ブックオフで105円購入で良かった。
何ら内容のない推測記事に過ぎず、大ヒットした1巻目も大したことはなかったが、さらに酷い2匹目のドジョウ。読むに値しません。時間の無駄。
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なぜ男は女に負けたのか。タイトルは過激だけど、男女に勝ち負けがあるのかなあ。読んでみたけどよく判らない。
ちょっと考察に無理があるような、、。
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書店でつい、手に取ってしまった。買って後悔。
統計好きというか、統計フェチにはたまらない本なんだろうけど、もう、途中で面倒になって半分しか読まなかった。この人の本っていつもこうだった。反省。
あ、それから、筆者さん、P78のグラフの凡例の罫線、間違ってますよ。