紙の本
本編前巻と次巻を繋ぐエピソードあり
2010/03/01 20:38
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投稿者:DSK - この投稿者のレビュー一覧を見る
まず、「表紙の女の子、誰?」と思った諸兄は、その続きとなっている口絵の漫画を良く見てほしい(ストーリーでも「?」だったら髪と瞳の色で判別可)。作者と絵師さんの悲願(?)達成の瞬間らしい。なお、この表紙と本巻収録の短編全4話との関係は一切ない。
【僕とダウトと男の尊厳】
【僕と本音と召喚獣】
【僕と福引きと闇の鍋】
【ウチと日本と知らない言葉】
脱衣トランプで男の尊厳が脅かされる代わりに女性陣の強さが浮き彫りになったり、逆に自我を得た召喚獣によって本音を暴露されかけてオロオロしたり、闇鍋に姫路さんが絡めばどんなことになるか……だったりと、相変わらずの破壊力でメンバー達の日常的な風景が面白可笑しく描かれている。特に女性陣のしたたかさと腹黒さがクローズアップされており、明久達男性陣はタジタジである。ただ、闇鍋のオチは少々肩透かしだったかな?最後の話は、タイトルが示すように島田の過去話。文月学園入学当初の、突然の帰国による戸惑いが綴られるが、これを帰国子女から「人とのコミュニケーションが苦手な人」に置き換えるとなかなか含蓄のある話になったりもする。明久ラヴに至る経緯と、島田が自分のことを『ウチ』と言い始める理由が判明する。よくこれに理由を付けたなと思うし、「明久クン、意外にやるねぇ」という話でもある。
ここで特筆すべきは、闇鍋の話には後日談があって、これが本編(次巻)に繋がることである。なので、本巻を読んでおかないと次で「え?なんで突然姫路さんが……?」になると思うので要注意。
紙の本
四話四様の色調
2010/02/26 18:35
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投稿者:くまくま - この投稿者のレビュー一覧を見る
男子同士のちょっとした賭けトランプが、いつの間にか霧島&姫路を相手とする尊厳をかけた闘いに変化していく「僕とダウトと男の尊厳」。学園長の実験により、本音をダダ漏れさせるようになった召喚獣を巡る駆け引きを描く「僕とホンネと召喚獣」。ついに姫路の料理の犠牲者が女子組にも拡大?の「僕と福引と闇の鍋」。ドイツから帰国したばかりで日本語に苦労する島田と吉井の出会いを描く「ウチと日本と知らない言葉」の4本の短編を収録。
召喚獣というツールを介してはいるけれど、日常のちょっとした出来事を面白おかしく描くことが多いので、長編よりも短編の方が合っているような気がする。徹底的にバカバカしい話や、ちょっとまじめな話など、1冊で色々な話が読めるところも、短編の良いところだろう。
今後の展開に大きな影響を与えるのは3本目、吉井の吉井らしさが表れているのは4本目の話だと思う。
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目次
僕とダウトと男の尊厳 ・・・P007
僕とホンネと召喚獣 ・・・P053
僕と福引きと闇の鍋 ・・・P115
ウチと日本と知らない言葉 ・・・P197
あとがき ・・・P244
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今回は短編が4本。最後のお話である、明久達が一年になって文月学園に入学した当初の話がすごく良かった。本当に明久はところどころかっこいいから困る。うんうん。こんなことされたら女の子は惚れてしましますよね。個人的な話ですが巻数が増すごとに美波が可愛くなっていって生きるのが辛いです。
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今回は短編で4作品。個人的には2つ目のホンネの話がお気に入り。雄二の「イィィヤッホォォ」がヤバかった!
闇鍋での心理戦も熱いわー。美波の話もよかったーって感じ。
4つどれも満足のいく内容だった。
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小数点のナンバリングなので短編集です。いつも通りのおバカな話3連発とミナミシマダのちょっといい話。長編も面白いけど、短編だとおバカさ加減が凝縮された感じがして好きだなぁ。個人的に工藤さんのポジションがいい。表紙に関しては敢えてスルーで(笑)
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毎度ながらギャグと感動の比率が本当に絶妙な一冊。
ギャグであふれ、思わず吹き出したくなるような内容にも関わらず、
抑えるべきところはきちんと抑えており、
次回への伏線、そして読者を感動させるようなエピソードも含まれておりと、
楽しめる一冊であること間違いなしです。
愛すべきバカ達の狂宴を是非ご堪能あれ。
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あとがきに一番吹いてしまった…。
作者サービス×3と召喚獣バシバシのムッツリーニに萌えざるを得ない。こうなってくると挿絵出番のない雄二は不幸なのか幸せなのか…。
ホンネは意外に秀吉も好きな人は、で隠すあたりが気になります。いるのか!?
美波の話は良かった、あれは惚れるわ。
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文章中の明久は嫌いだけど挿絵の明久は大好き。表紙なら尚更。
やはりバカテス短編は読みやすくておもしろい、いいテンションだ。
ところでピンクの人はどこへいくのだろう。
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◆ウチと日本と知らない言葉
美波がドイツから引っ越してきたときの話
あとがきを読むにバカテス面子も顔を合わせたばっかりの話だそうで、断片的にムッツリーニや秀吉の変わっていない姿を描きつつ、中心には『明久は昔から明久だった』という"変わらないところ"を軸に据えた構成がよかったです。
そして、明久が雄二のことを"坂本君"と呼んでいたのには違和感がありましたが、逆に"変わったところ"もあったのは見所。雄二は明久の器に早くから気付き始めていた描写のセリフが熱いです。
最後に「ウチ」に繋がるまでの流れが面白かったですね。
ドイツ語とフランス語の間違いから、リスニング間違いに転んでウチに至る。
でも美波にとっては「本当になんてバカで、なんて不器用で-そして、なんて優しいんだろう」という言葉は変わってない明久と変わった美波。
内容がかなり濃いエピソードで満足でした。
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最初のカラーページが最高だった!!
短編の方は、本音を喋っちゃう召喚獣の話と美波の過去編がよかった。
明久のあの言葉はジ〜ンと来たな。
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<待ち望んだアイドルが遂にっ!? 待望の短編集第3弾!!些細な切っ掛けから始まったゲームが小悪魔ふたりに蹂躙されて!? 『僕とダウトと男の尊厳』。学園長からのオイシイ話=惨劇フラグ! 『僕とホンネと召喚獣』。吉井家の食卓に地獄の門が口を開く! 『僕と福引きと闇の鍋』。高校1年生の春、ドイツから帰国したばかりで戸惑う美波だったが──『ウチと日本と知らない言葉』の4本で贈る青春エクスプロージョンショートストーリー集第3弾! 「ボクが人工呼吸、してあげるから☆」(by肉食系女子) >今回は何といっても雄二の本音が最高でした(笑)ごちそうさま!
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バカテス短編集。といいつつ、次の巻にリンクする話もあり。
心だだもれの話が面白かった。(もう一歩欲しかったかも)。
最後の話は結構感動ものだった。というか、選択言語だったのに完璧に忘れてたよ・・・
軽快で、あっさり読めていい。面白いからあっさり読めるのが惜しくて、
もう終わり?という気分になってしまうものの、筆が早いひとだから、
たぶん続きはすぐ読めるよねっ。
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美波の過去エピソードは友達になったほんの些細なきっかけを描いた良作。あと、姫路さんの暴走っぷりを見て、こんな彼女を選んでいいのかと明久に問いかけたくなってきた(笑)。
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今回も相変わらずおもしろい。初っ端の話から笑わせてくれる。そう、恐怖のトランプ(ダウト)勝負。あとは闇鍋の話とか美波がまだ日本語が全然わからないで入学した頃の話とか。闇鍋って実際にやったことないし周りでやったという話を聞いたことがない。しかしこの巻に出てくる闇鍋はもはや闇鍋ではなく地獄鍋だと思う。バカテスに出てくるキャラはみんな仲が良くてなんか読んでてとても楽しい。