紙の本
人は人が生み出したものを怖がり、貶める奇妙な動物だ。
2009/07/27 20:39
4人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:あがさ - この投稿者のレビュー一覧を見る
文庫版の「ファウスト」を読む前に、概略でも知っておこうと思って、まんがで読破シリーズの「ファウスト」を手にした。
なるほど、こんな物語だったのか...。
まんがになっているためだと思うが、それほど哲学的な部分というのは感じられない。逆に俗っぽい感じだ。ファウストが実に人間的だと感じた。
神と悪魔。
確かに人間が作り出したものである。
自分たちで作り上げたものが原因で争いを起こす。
人間とは、それほど愚かなもの。
現代の争いは、もっと醜い。
欲・利害が絡みあって、さらに愚かしい。
あらゆる学問を究めることなど、人間にできるものだろうか。
「学問」自体を作り上げているのが人間なのだから、どこかで限界を決めてしまえば可能なのだろう。自分は「○○学」を極めたと思う者は、自分でその限界を決めてしまっているのではないだろうか。
様々な学問は、本当に極めようとすればするほど、自分の無力さを感じる、あるいは自分はまだまだ極めきれないと感じるものなのではないか。無限の可能性が世界には溢れているのだろうと思う。
哲学・法学・神学・医学。これらを極めても、自分自身が満たされなければ、何もならない。
何も極めていなくても、自分自身が満たされていると感じているのであれば、それは素晴らしいことだと思う。
ファウストは、正しい道を選んだのだろうか...。
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私はこのまんがの原書を読んでいない。解説書等の類も読んでいない。私の本書に対する知識は、このまんがに描かれていることのみである。なので、全然筋違いな解釈をしている可能性もある。
もし、この作品についてよい解説等があるのならば読んでみたいとは思う。
また、原書を読んでいないため、漫画との比較ができず、★による評価はできないと判断した
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ずっと気になっていた「まん読」、初めて読んだのがこちらです。
原作読まずに読みました。神とは悪魔とは宇宙の神秘とは・・・哲学的なテーマに人間の生々しい行動。小説では混乱しそうな話ですが漫画に助けられて読んだら面白かったです!
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マンガで読んじゃえシリーズ。
宇宙の真理、生命の神秘とは?
・・・・ごめん、これ読んでもよくわかんなかったww
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名作まんが化シリーズ。
ニーチェの「ツァラトゥストラかく語りき」、
ダンテの「神曲」、ゲーテの「ファウスト」買って、ファウストが一番良かった。
人間の可能性を感じて感動したし、
神も人間が作ったのではないかという問いには考えさせられました。
このシリーズは本屋さんでザクッと読んで、好きなの買ったらいいと思うよー。
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前から気になっていたシリーズ。
相変わらず読書は嫌いなので、こういったハードルを下げてくれるようなモノで読んだ気になっちゃおう的な感じで読みました。
他の人のレビューとか見ると(当然ながら)だいぶ話がカットされていたり、違かったりするそうで、漫画はダメだという意見もありますが、そんなの関係ねー!ってことで読みました。
どうせ原本で読んでも大して理解できないんだから、これでいいじゃないかって思いながら読みました。一瞬で読めるのでオススメです!
で、はじめに読んでみたのはゲーテの『ファウスト』。
設定が面白いので前から興味のあった作品の一つです!
すべての学問を極めたファウストが結局自分は何のために研究していたのか?と苦悩する中、突如現れる悪魔メフィスト。悪魔と契約した男の人生が書かれています。果たしてファウストは宇宙の真理を知ることができるのか?なんか勉強がすべてだと思ってしまう感情は凄くわかるし、このファウストの苦悩も凄くよくわかりました。
原本は知らないですが、現代にも通じるものがあるからこそ今も読み継がれているんでしょう。
漫画でも読まないよりはいいんじゃないかな?
賛否分かれるこのシリーズですが、僕は好きでした。
こんなの文字だけで書かれてたら読めません><
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こーゆー話なんだー、おもしろーと思うけど、原作は読みたくない。
活字離れの著しいゆとり世代ですいません\(^o^)/
「時よとまれこの瞬間は今何よりも美しい」
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文庫本をもっているが、積読状態だったので。
印象的な言葉。
「神は人が創造した」 ←確かに。
読んだあとに頭がぼーっとした。
たまらん。
おすすめ。
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ゲーテの「ファウスト」のまんが版
ゲーテはファウストを完成するまでに60年かけたそうです。
内容は、SFチックな話から、政治腐敗、恋愛など「人生の問題がすべて詰まった書物」といわれているそうです。
そんな内容、この薄っぺらいマンガに全て集約するの無理でしょ??
でも、
原作を読むキッカケにいいですね。
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もしもこれを読んで本家本元のファウストに興味を持って、この夏に挑戦する若者がわんさわんさと出てくるなら 成功だな。けど これを読んで「ファウスト」を理解したつもりになってしまうなら ちょっと困るかも。そういう自分自身きちんと理解してるか と問われれば「否」と答えるしかないのだけれど…
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宇宙・生命・悪魔・魂・引き換え
なんとなくしかつかめなかったけど
とにかく壮大なスケールの作品で
おもしろかった。
これは、読んでみたい。
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「ファウスト」が様々な作品のモチーフになっていることは知っていたけど、ちゃんと読んだことは無かったのでした。岩波文庫版を読む前に、さらりと概要だけでも把握しておこうと思い「まんがで読破」シリーズを購入しました。
[続き]
http://wildhawkfield.blogspot.com/2011/12/blog-post_16.html
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気分転換2。
まんがで読みました。
「悔しいが…お前の力だけが頼りだ」
から、たまらん。
本物を読んだことないけど、これはおもしろかったでございます。
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ブロッケンの山・・・ワルプルギスの夜
神話も神も人が創造したもの
異教の神々を悪魔に
宇宙はこどく 不安を消すため、光をもとめた。星をうみ生命を生み出した
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原作を読むにはとっつきにくし、ということで手に取った書籍。
原作未読了のため、原作との比較は当然できないながらもエンタメまで落とし込んだこの「まんがで読破」シリーズは、原作へとても敷居を低くしてくれているので、とても助かると思う。
作中に「神話も神も人が創造したもの」とあるが、当時の状況下でこうした思考に至った過程が気になった。やはり「自我」って大事なのだろう。
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こ、こんな感じだっけ……?
再読必要。
2010/02/03 mixiにて
安かったので買ってみたが。
やはり原作とは大いに違う。
このシリーズは結構原作に忠実なのだが、やはりファウストを短縮するのは難しかったみたい。