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太宰の次にバイブルになった本。お天気お姉さん書いた人。昔はこんなどす黒くて青いテーマもあったんです。
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▼もし私が男の子だったら、もっと喜んで読んだと思う。やっぱり講談社BOXって、悩める男の子の為のラインナップなんでしょうね。▼取り敢えず、先生エロス。
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青春マンガの傑作、問題作の下巻。
おそらく僕が今まで読んだ中で一番ページをめくるのがツラかったマンガ。
展開は分かりきってるのに、主人公に確実に訪れるはずの災いを見届けるのがきつかった。
でも、逆を言えばそれだけ物語に入っていたってことかな。
ラストも素晴らしい。 ただ、ハードカバー版の下巻の表紙の異様な迫力、不吉さが無くなってしまったのが残念。
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あらすじ
文化祭を間近に控えたころ,今春は市ノ瀬を自分の後継者とするために策略をめぐらしはじめる。市ノ瀬は美大への進学の希望を今春に伝えるが,今春の金と権力に抗えずに流されてしまう。文化祭で上映する映画「さくらの唄」が完成し,文化祭当日を迎える。
第18話「絵描きの子」から第28話「最終回」までを収録。
感想
『キラキラ』をはじめとする安達哲の作品は好きなのだが,この作品は精神的にクるから,あまり読み返したいとはなかなか思えなかった。しかし,久しぶりに読んでみて,思いの外あっさり読み終えた。
連載当時から含めて少なくとも3度は読み返しているから,文化祭以降の鬱々とした展開に耐性ができていたということもあるかもしれない。しかし,あっさり読み終えることができた大きな理由は,主人公の市ノ瀬に感情移入できなくなっていることにあると思う。
また,文化祭以降の出来事はショッキングであるものの,取ってつけたように感じたこともその理由であると思う。上巻までの今春は,確かに,地上げ屋であることは明記されていたが,ただのスケベおやじに過ぎなかった。それが下巻においては一転して悪逆非道になっている。その変化が不自然なので,今春の非道な行いも市ノ瀬らをただ苦しめるだけに用意されたようにしか思えない。
取ってつけた感は,絵を描くことに大して力を注いでいなかった市ノ瀬が世界的なアーティストになってしまうというエピローグにも現れていると思う。
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【上巻感想の続き】
地上げ屋とヤクザがどうしたとか、その被害者が亡くなったとか、
なるほどバブル期に発表された作品なのだなぁ、なんて、
どうでもいい部分で頷いちゃったりして。
それにしても、純真な少年(←エロ妄想激しいけど)が一生懸命になればなるほど、
彼をいたぶるようにエスカレートするオヤジどもの悪逆っぷりには反吐が出るぜ。
しかし、壊滅的なバッドエンドだったら嫌だなぁ……と思っていたら、
ラストは意外にスッキリ。
個人的には、ゲージツ家ってのは、子供の頃、周囲から浮いていて辛かったとか、
物事を何かと深く考え詰めて自らを追い込んでしまうとか、
そういう苦しみを昇華させることが出来る人であってほしいと思う。
苦労知らずで非内省的だとか、子供の頃いじめっ子だったとかってヤツじゃなくて。
だから、この結末は
ちょっと、ご都合主義的というかアッサリし過ぎな感が否めないけど、ホッとした。
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[ 内容 ]
<上>
鬱屈した日々を送っていた高校生・市ノ瀬利彦(いちのせ・としひこ)は、絵画を通し、学校のマドンナ・仲村真理(なかむら・まり)と親しくなる。
彼女主演の映画を作り、文化祭で上映するべく、級友達と活動を始める利彦。
真理という明るい太陽に照らされて、利彦の青春はようやく煌(きらめ)き出す…はずだった。
'90年代、日本中の青少年の脳髄を揺さぶった、青春漫画の金字塔!!
<下>
映画作りを通して真理との距離を縮めていく一方、おじ・金春(こんぱる)の差し金で、いやおうなく大人達の欲望の渦にひきずりこまれていく利彦(としひこ)。
そして、晴れの舞台になるはずであった文化祭…映画上映の場で、想像を絶する破局(カタストロフィ)が訪れる……!!
魂に焼きつく永遠の青春!
'90年代を代表する爆弾作品、ここに完結。
[ 目次 ]
<上>
<下>
[ 問題提起 ]
[ 結論 ]
[ コメント ]
[ 読了した日 ]