紙の本
雰囲気が良い
2021/12/30 12:03
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投稿者:へもへものへじ - この投稿者のレビュー一覧を見る
軌道エレベーターが完成し、宇宙まで手軽に行けるようになった世界の日常を描く作品です。
近未来なのに、どこかノスタルジックな雰囲気が漂います。
絵がとても魅力的で、何度も読み返したくなります。
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なんといってもカケアミの使い方が印象的な作風の連作短編集。トーンに頼らない表現(9割強使ってません)でこそ生まれる空気感が素晴らしいです。表紙を見てピンときたら買って間違いなし、読んで満足。SF的世界観が物語の底にしっかりと息づいているのも見逃せない。それから女性陣のリアルで媚びない色っぽさも魅力です。
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大石まさる版Sprit of Wanderって所か。SFはあくまでガジェットで物語りメインなんで、マストじゃない扱いだけど。人物描写が相変わらず上手い。
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トーンを殆んど使わない画風がいい雰囲気です。
ネタは近未来SFみたいな感じですが、そんなに硬いものじゃありませんから大丈夫。
鶴田謙二さんの画風ににてます。
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いわゆる軌道エレベータで、宇宙が近くなったちょっと未来の地球のお話。
あまりエスエフ〜!って感じではなくて、主人公になるのはどこにでもいる人々である。
題材も恋愛であったり、青春であったり、かなりまったりとした短編が詰め込まれている。
トーンを使わず網掛けで表現する画法は密度が濃くて、奥が深いけど優しいイメージ。
絵、ストーリー、雰囲気、どれをとっても素晴らしいです。
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私たちが住む地球とは別の地球の過去・現在・未来を描いた空気系SF短編集。
世界観や登場人物に共通点はあるものの、全てが短編として描かれているため、短い時間で気軽に読むことができます。内容としては、私たちが住む世界に非常に似通った「現代的」なもの、宇宙を舞台にした「SFロマン」ものから「ファンタジー」なものまで、幅広いジャンルを取り扱っています。そんな多彩な作品群の共通点としては、全作品、そこに住む人々の「日常」を中心に描いており、身構えることなく、気楽な、和やかな気持ちで読むことができるという点でしょう。(というより、読んでいるとそんな気持ちになってしまうと思います)
海や山にとどまらず宇宙まで広がっていく広大な「自然」。そこに描かれたのは切ない「恋愛」、小さな「失敗」、尊い「夢」、些細な「成長」、平凡な「人生」でした。
日々の生活に「退屈」や「疲れ」を感じてしまう人への特効薬にオススメです。
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近未来の話でいいのかな、天文学と、今よりちょっと近くなった宇宙の話。シリーズで色々でてるみたいなので、また読みたい波長になったときに他の話も読んでみようと思う。
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ちょっとSFだったりもするんだけど、基本的には人間ドラマ。
オムニバスだけど、最終的には話が必ずどこかでリンクしたりと、
作者の世界の構築力半端ねえと思った。
他の巻もだけど、読んでて外に出ずにはいられねえ!って気分になります。ちちょっとした探検だったり、時代遅れの郵便配達の爺さんだったり、
飛行船のレースがあったり、宇宙が舞台になったり。
冒険っていいよね、とも。大空へ飛び出したい、とも。
大判本?だけど、旅にもって行きたい作品。
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タイトルと表紙でARIA好きなら好きかもな―と思って購入
オムニバスだけど微妙に他の話とリンクしている←これはいいんだけど、キャラクターの書き分けがあまりできていないため、その構成の良さが発揮できていない。
雰囲気を楽しむ目的ならアリ
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読み終えた。
軌道エレベーターが存在し、宇宙には人が住み、小型のブラックホールを生成出来る様になった未来でも
少年は天体望遠鏡を担いで夜を歩くし、少女は年下の男の子が夢中になって話す星空の話にドキドキしつつうんざりしつつ付き合うし
お兄さんは人類初の量子通信でプロポーズをして、お姉さんは海に潜って旅館の晩ご飯を探すし
お爺さんは将来孫になるお姉さんのラブレターを届けにえっちらほっちら歩き、お婆さんは気長にお爺さんのプロポーズを待っている。
いや、なんかもう本当にこれ、というかこの作家さんは素敵なお話ばっか描くなぁ!!
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シリーズ全7冊を読了。陸地の大半が水没した時代を描く近未来SF短編集。全体的に「ヨコハマ買い出し紀行」的な世界観+雰囲気だが、「ヨコハマ」と大きく違うのは、全てのヒロインが年上+ムチムチでしかもエロいという点。私は好き。
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良い。SFな世界にあって、人々がどう生きているのか。どのような生活をしているのか。生き生きと描かれており、それぞれの話の人物たちがちょっとだけそれぞれの話に顔を出してくる、そんなところから地に足のついた世界の広がりを感じる。
そして、皆人生をやっている。未来でも過去でも、変わらず人生とやらはそこに横たわっているのだ。好むと好まざるとに関わらず。