紙の本
神など、いない。
2009/02/24 10:28
5人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ぱせりん - この投稿者のレビュー一覧を見る
クヌートの「この地上に楽土を築く」という思いは、まさに王の思考であり、強大な力を持ち得る者は贅も尽くすが民のために住みよい国を作り統治もするという覚悟であって、神への挑戦でもあります。
このように人々が苦しむ世界をただ見ているだけの神ならいらぬ。自分が理想を作ってやるというクヌートには惚れ惚れします。
もうクヌートが主人公でもいい感じ。
その主人公トルフィンですが、やっと二つ名をつけてもらってちょっとは主人公らしくなっているのでしょうか。
でも「侠気のトルフィン」って・・・かっこいい・・・のか・・・な?「のっぽのトルケル」よりはかっこいいかも?
トルフィンのモデルといわれるヴィンランド移住を果たしたソルフィン・カールセフニ・トールズソンのカールセフニ(=侠気)から来ているようですが。
ビョルンの最期をし損んじることでアシェラッドがビョルンの友情を知るというところがうまいなと思いました。
これでアシェラッドは自分の手駒を完全に失ったわけですが、クヌート軍の中でどのように立ち回っていくのか、知略だけなのか仲間が増えるのか、トルケルは依然自分の軍というものを持っていることはアシェラッドとの関係にどう影響するのか、まだまだ色々楽しみです。
投稿元:
レビューを見る
やはりゾクゾクするくらい面白い。王子の覚醒で王との対峙に引き込まれます。男の生臭い物語で、甘さのないところが良い。
投稿元:
レビューを見る
王子覚醒から、話のダイナミズムがたいへん上がっている。ほとんど5点。おんもしれええと唸りながら読んだ。
投稿元:
レビューを見る
またまた面白くなってきました。
腑抜けだった王子が確かに別人ですよ、コレ。読み応えバッチリ。
主人公が変わったかのような印象すらうけますが(笑)面白いから良し!
しかしこれも壮大な話なだけに終わるかどうかが心配…だ…。
投稿元:
レビューを見る
トルフィン、フルボッコでしたね。アシェラッドの過去がわかって非常に彼が頭の回転が速い人だと再認識。レイフさんも出てきたし、これからの展開がまた楽しみです。
投稿元:
レビューを見る
アシェラッドの過去が壮絶なものだとは予想していたのですが、やはりそれ以上にクヌート王子の変貌が凄まじい。「プラネテス」からここまで作風を変えられる作者は凄いです。
投稿元:
レビューを見る
相変わらずおもしろい
人物の描写や男気みたいなモノがはっきりと伝わる
だけども進みがゆっくりなのであっという間に読みきってボケーッとしちゃう。
終わったら一気読みして
再度モチベーションをあげたい。
ヒストリエ
チェーザレ
ヴィンランド・サガは緩やかな感じがする。
投稿元:
レビューを見る
2009.03.02 ご紹介
http://gensou-niwa.jugem.jp/?page=1&cid=11
投稿元:
レビューを見る
いつの間にか主人公がアシェラッドぽくなってる。
スヴェン王の下で策略を巡らすアシェラッドとクヌートを中心としてストーリーが進んでる。
投稿元:
レビューを見る
アシェラッドの唯一の友、その手にて散る!そして、トルフィンは勝てないんだよねぇ。それぞれが成長と深みを見せる中、主人公がここまで進歩しないとは…どんなきっかけでトルフィンは前に進むことが出来るようになるんでしょうか?
投稿元:
レビューを見る
ビョルンとかアシェラッドの過去とかレイフとの再会とか。王子vs父王がじわじわと始まったりとか。ビョルンのシーンはやっぱ切ない。
投稿元:
レビューを見る
クヌート王子の帰還。父であるスヴェン王に命を狙われるも、アシェラッドの機転・王子自身の覚醒により謀殺を免れた。
スヴェン王と相対し、その強大さを改めて認識する。
はたしてクヌート王子の策略は成功するのか?
そしてアシェラッドの過去も明かされる。
それはトルフィンと同じく復讐に生きた人生。
さらにヨークではトルフィンがとある人物と再会する。
故郷に帰るよう諭されるが、未だ父親の復讐を果たしていないトルフィンは頑なに拒否。
クヌート王子への暗殺も起こり、目が離せなくなっております。
投稿元:
レビューを見る
もはや海賊漫画ではないが、これはこれで面白いです。
ラストにフローキが恐縮してるところだけがよくわからんかった。フローキなにもしてなくない? かといって止めろというほうが無理だし。
投稿元:
レビューを見る
ゲインズバラでスヴェン王に接見するクヌート王子。
親が子を殺そうとし、子は親を殺そうとする。呪われたノルド戦士たち。
アシェラッドに勝負を挑むトルフィンだったが、完全に見切られていた。
アシェラッドはトルフィンに自らの父殺しを語る。トルフィンの自己実現の道は遠い。
ヨークの町でトルフィンはレイフに再会する。
投稿元:
レビューを見る
アシェラッドによる介錯と、トルフィンが二つ名を得、そしてついに過去と対峙することとなった7巻である。
本筋の物語、クヌート王子勢の動きとしてはここまで、つつがなく物事を進められている。だが、結局権力を持つ側に対して、それを行使される側というのは無力であり、どこかでひっくり返りかねない危うさは感じられる。その辺の伏流にあるスリリングさはお見事なところだろう。
ビョルンの介錯はこのシリーズにおいてさえ白眉であった。星五つと評価したい。