電子書籍
せつない・・・
2015/05/10 14:55
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Sota - この投稿者のレビュー一覧を見る
水城せとなさんの作品の中でも、とても好きな作品です。
初期の作品なので、絵のクオリティは現在と比べて劣りますが、
ストーリーは、読ませます!!
BLですが、苦手な方にも、それを上回るストーリー性があるので、お勧めです。
残念ながら、紙媒体は入手困難なので、こうやって、電子書籍でも読めるのは、嬉しいですね。
投稿元:
レビューを見る
音大生の円慈と極は、高校生の頃から密かにつき合っている。
社交的でなんでも上手くできる極の影で、常に彼の言いなりだった円慈。
だが大学に天才ヴァイオリニストである桐原が円慈の才能を見いだしたことにより、二人の危ういバランスは崩れてしまって……
二巻は未読なんですが、水城さんの傾向に漏れずかなり痛々しいお話です。
どんなに蔑まれても極が好きな円慈の気持ちと、それを承知で円慈を押さえつけようとしながら、けれど苦しんでいる極の、どちらも切ない。
特に桐原と一緒にいるときと極の前に出たときの円慈の変わりぶりは、彼自身の不安定さを表しているかのようでした。
ただ個人的にハッピーエンドの話が好きなので、救いがなさそうな展開は少し辛いです。
二巻目では、女性キャラの高畑さんにも期待。
(実家)
投稿元:
レビューを見る
自覚ある才人と無自覚な天才の愛憎劇。
サリエリとモーツァルトの関係とでもいいましょうか。
ただしこの天才は自分の才能に気付いた時その開花を恐れて、才人に愛を請い、束縛を求めています。
この捻れた関係は流石の水城節です。
続き読みたい
投稿元:
レビューを見る
初めて読んだ水城さんの作品。
体温を感じさせないような画風も相まって、ずっと張り詰めたような緊張感があり、生々しいんだけど現実感がないようなそんな雰囲気。
BLだけど女性キャラもいて、彼女のセリフや行動が印象に残ってる。
彼女が極に声を掛けられてから部屋に行くまでどんな気持ちだったのだろうか、と考えてしまった