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プロトコル(実業之日本社文庫)

プロトコル みんなのレビュー

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みんなのレビュー16件

みんなの評価3.4

評価内訳

  • 星 5 (1件)
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  • 星 3 (10件)
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  • 星 1 (0件)
16 件中 1 件~ 15 件を表示

紙の本

是非とも『有村ちさとによると世界は』と合せて読んでほしい。

2011/02/03 23:25

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:yama-a - この投稿者のレビュー一覧を見る

 『有村ちさとによると世界は』を読んで大いに感銘を受けたので、その「本篇」にあたるこの長編に手を出してみた。両者を比較したときの偽らざる感想を書けば、『有村ちさとによると世界は』のほうが遥かに素晴らしい。『有村ちさとによると世界は』がまさに馥郁たる文学作品であるのに対して、こちらは単に「とても面白いライト・ノベル」である。こちらを先に読んでいたら、僕は『有村ちさとによると世界は』を読まなかったかもしれない。
 別に「文学作品」のほうが「ライト・ノベル」より偉いなどという論を展開したいわけではない。ただ、僕が究極的に読みたいのは前者であるという、言わば趣味・嗜好の問題である。
 ここで扱われているのは、自負とか不安とか劣等感とか妬みとか和解とかいう、それぞれが単純な感情であったり思いであったりするのに対して、『有村ちさとによると世界は』のほうはもっと奥まった襞に踏み込んで、単純な言葉では得も言われぬ世界を見事に描ききっている。『プロトコル』はその深みには到底届かない。
 しかし、それだけにこの小説は解りやすく思い入れやすい作品、とっつきやすく読みやすく、共感の得られるものになっているとも言えるのである。
 なんと言っても人物の一人ひとりがとてもよく描けている。とてもよく描き分けられている上に、それぞれの人物の思考や行動のパタンにリアリティがあり、そして、ある意味どうしようもないダメ人間を描いているところにも優しい眼差しがある。
 通販会社のシステム部門に務める有村ちさと。上司のタヌキおやじ・花守部長。花守のライバルのエロおやじで、花守に追い落とされる景山次長。家族を棄てて、自分の頭の中にいるブラントン将軍と一緒にアメリカを放浪しているちさとの父。ろくに家にも帰らず定職にもつかず、ろくでもないプータローと半同棲しているちさとの妹・ももか。
 ──設定も展開も全く隙がなく淀みがないのですらすらと読めてしまう。
 僕は特に主人公の有村ちさとにシンパシーを持ってしまう。几帳面で、感情ではなく論理を重んじ、言葉に対する感度の高さとこだわりを持っている辺り、これは僕ではないかと思うほどの親近感がある。やや堅物でとっつきにくい人物形成をしておきながら、どこかに男性から見た恋愛対象としての魅力、可愛らしさを感じさせるところは、やはり男目線の男性作家によるものだからなのだろうと思う。
 筆はスムーズだし、話も仕掛けもとても上手い。読んでいて全く飽きさせることがない。これはかなり面白いライト・ノベルである。
 そして、『有村ちさとによると世界は』と合せて読むと、それぞれの登場人物の背後がさらに膨らみ、世界はまことに世界らしくなってくる。
 書かれたのはこちらのほうが先だが、もしまだどちらも読んでいないのであれば、僕は是非とも『有村ちさとによると世界は』のほうから先に読んでほしいと思う。
 もし、『有村ちさとによると世界は』を読んで面白かったのであれば迷うことなくこの本を手に取ってほしい。そして、もし『有村ちさとによると世界は』があまり面白くなくても、その後この『プロトコル』を読んでほしい。多分こちらは面白いはずだ。
 両方読み終えて「『プロトコル』は面白かったけど、『有村ちさとによると世界は』はどうもなあ」と思う人もいるだろう。しかし、『有村ちさとによると世界は』を読んだことが『プロトコル』の面白さを裏で補強していることは間違いがない。
 単独でもとても面白い作品である。しかし、僕は是非とも両方を読んでほしいと思う。

by yama-a 賢い言葉のWeb

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2010/11/15 12:47

投稿元:ブクログ

アスペルガーを思わせる位融通のきかない主人公がゴタゴタに巻き込まれながらも、成長する。似たもの同士かどうか判断し辛いなぁ

2010/11/23 17:16

投稿元:ブクログ

10/11/23読了 物事を秩序立てて論理的に理解する。大切なことだと思うんだけどね。それがいつも正しいことだとは限らないと解った上で。

2010/11/13 03:26

投稿元:ブクログ

膨大な文字列の中から特定の法則性を見つけだす特異な能力を持つ半面、生真面目すぎて人間関係には不器用な有村ちさと。社内の派閥争いや個人情報漏洩事件に巻き込まれ、仕事や家族、恋人に翻弄されながら彼女が手に入れるものとは?コンピュータ間のデータ授受の約束事を示す用語「プロトコル」を、人間同士の関係へと昇華させて描くキャラ立ち系・neoお仕事小説。

顧客情報をそんなに簡単に知らない人に渡していいのか!?

2011/05/21 16:56

投稿元:ブクログ

個人情報漏洩事件に巻き込まれた生真面目OL・有村ちさとの運命は!?一作ごとに変容する異才の傑作長編。

2010/12/21 19:46

投稿元:ブクログ

こういう話が好きなんだと思う。主人公が理不尽な目にあっていろいろ苦労するけど、最後はハッピーエンド。主人公をツライ目にあわせる人達も実は悪い人じゃない・・・みたいな話。本当に悪い人なんていないって思えた方がいいし、泣いて終わるより笑ってエンディングを迎える方がいい。
私にも主人公に似た(主人公程ではないが)偏執的な部分がなくもないので彼女の英語に対する性癖のようなこだわりに共感する部分もあったし、主人公自身の行動原理的なものをプロトコルとして表現しているところも妙にわかりやすかった。

2011/02/27 01:54

投稿元:ブクログ

主人公のちさとちゃんのキャラがかわいい。
少し時系列がわかりづらいところはあるけど、全体的には面白かったです^^

2010/10/17 14:36

投稿元:ブクログ

文字列から特定の法則を見つけ出す特異な能力。しかし生真面目すぎて人間関係はやや苦手な有村ちさと。

花守部長に与えられた業務が景山次長を解任に追い込んでいたとはつゆ知らず、逆恨みは買うやら、個人情報漏洩事件に巻き込まれるやら、犯人はあいつだわ。やれやれですな。

『プロトコル』はデータ授受の約束事を示す用語だとか。占い師が告げた「待望の人との再会」とはあの人?

2010/10/29 17:28

投稿元:ブクログ

きっとギャフンといわせて終わるんだろうなぁと思ってたら、それはなく終わってしまいました。誰との関係を一番書きたかったのかなぁ…。作家さんは男性なんですねぇ。

2010/10/18 19:01

投稿元:ブクログ

主人公の行動が他の登場人物からはどう見えているのか気になる。読んだ人と感想を話し合ってみたい。そういう多面的な読み方をしやすい小説。と思ったら、ちゃんとアナザーストーリーをまとめた本が出ている。 http://amzn.to/972MfB

2010/10/29 22:37

投稿元:ブクログ

主人公である有村ちさと、沖津さんを「優」とすれば、ちさとの妹ももか、景山さんは「凡」の代表である。「優」に対する「凡」の嫉妬、逆恨みのような感情があり、「優」は「優」でやはり葛藤や挫折を味わっているのだ。そんな登場人物達に感情移入しながら楽しみたい。ももかや景山さんはダメだなぁと思いつつも、つい肩入れしてしまうのは自分も凡人だからなんだろうなぁ(笑)

2015/06/28 22:38

投稿元:ブクログ

真面目すぎるOLの ちさと。
真面目すぎるが故になんであっても仕事と割りきって淡々と事を成し、それである事件に巻き込まれたりする。
現代社会に欠かせないコンピュータを軸に、様々な人間関係が絡まっていく。
今までのお仕事小説とは、少し違った味わい。

2015.6.29

2012/05/02 09:01

投稿元:ブクログ

膨大な文字列の中から特定の法則性を見つけだす特異な能力を持つ半面、生真面目すぎて人間関係には不器用な有村ちさと。社内の派閥争いや個人情報漏洩事件に巻き込まれ、仕事や家族、恋人に翻弄されながら彼女が手に入れるものとは?コンピュータ間のデータ授受の約束事を示す用語「プロトコル」を、人間同士の関係へと昇華させて描くキャラ立ち系・neoお仕事小説。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
面白かった!
最初英語の話から始まってちょっと、やだこれ小難しい感じなのかしら…って構えたけどそんなこたなかった!
都合良いなぁと思うとこもあったけど、読み終わったあとこの先にワクワクする感じがある。

2012/06/17 18:53

投稿元:ブクログ

ネット通販会社で働く女の子が主人公のお仕事小説。
こんなテーマの作品の場合、得てして「慣れない間は失敗ばかりして、時には大ピンチもあったけど、頑張って大きな仕事を達成しました」みたいな内容を想像しがちですが、本作品は良い意味で予想を裏切りました。
主人公である”ちさと”の極端なストイックさ、理路整然としたところにすごく好感が持てる。事件そのものの進行や落とし処にはすっきりしない感じもするけれど、予定調和のお仕事小説よりもこの曖昧さがリアリティかな。

2012/05/26 13:34

投稿元:ブクログ

ネット通販会社に務めるOLの有村ちさとは社内の派閥争いに巻き込まれ、間接的に景山という男をクビにしてしまう。その景山は有村を恨みに思い、彼女から会社の膨大な量の個人情報が流出するように画策する・・・
「ポンコツというのは、言い得て妙だ。その語自体が既に語彙として歴史的使命を終えつつあり、それ自体のありようによっていみじくも自らの"ポンコツ"性を明示している。」

表紙とタイトルでは何の話なのかさっぱりわからないですね。タイトルはともかく、何故表紙が馬なのかは結局解らず終いです。
社会人とはこういうモノなのかと思わされました。
非常に現代的な小説だと思います。

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