投稿元:
レビューを見る
「ジャズの鉄板50枚+α」
興奮。感動。滋味。哀愁。初心者でも絶対に楽しめる、100パーセント品質保証のジャズのアルバム50枚を厳選。
ジャズ・・・19世紀末から20世紀初頭にかけてアメリカ南部の都市を中心に発展した音楽形式。アフリカ系アメリカ人の音楽形式と西洋音楽の技術と理論が融合して生まれた。特徴は「自由」。演奏の中にブルー・ノート、シンコペーション、スウィング、バラード、コール・アンド・レスポンス、インプロヴィゼーション、ポリリズムなどの要素を組み込むことが特徴的とされている。
その自由な表現形式は黒人音楽家のみならず白人音楽家にも注目され、技法や理論など急速に発展した。20世紀半ばには人種の枠を越えた音楽のジャンルとして認識され、現代音楽理論をも内包する高度な体系をつくりあげた。その結果、人種、国籍や狭義のジャンルを越えた音楽芸術の現代的様式の一つとなり、様々な方向性に発展を見せる現代の音楽の源流を形作った存在。
まさに黒人、アフリカの自由への思いが詰まった音楽。私は個人的に黒人に強いインスピレーションとかリスペクト心を勝手に持っているので、ジャズは凄くかっこいいと思ってました。しかしそれ以上になんか難しいものと思ってもいました。何故かといわれても上手くいえないんですけどね。そんな私のような「ジャズはハードル高い」って感じている人に、同じ状況にいた著者・神舘和典氏が「ジャズを聴くきっかけになるCD」を教えてくれます。
こういうあるものの良さをその良さを知らない人に勧める本は著者の伝えたい(相手が理解しやすい形で)思いとそのものへの愛情の深さが肝と私は思っています。その点、この「ジャズの鉄板50枚+α」は十分神舘氏の熱と思いが伝わってきます。
また、神舘氏自身が始めは洋楽ロックや日本フォークばかり聴いていて、ジャズは何か自分と縁の無い音楽と考えていたことが背景にあるという点が私の興味を惹きます。なぜなら私もどちらかといったらロックよりだからです。
さらに、今回選んでいるジャズCDも名盤ではなく、あくまで聴きやすさ重視で選んでいる点も嬉しいですね。やっぱり結局何もわかんないですから、私は。なので聴きやすいのが一番聴きたくなりますw
投稿元:
レビューを見る
2013年2月7日読了。タイトルのとおりJazzを聴くにあたり鉄板とも言える50枚をセレクトし、各アルバムを気に入った場合に掘り下げて聞くべき+αの数枚のアルバムを紹介する本。名盤と言っても古典的なジャズばかりでなく、スティングやノラ・ジョーンズ、ジョニ・ミッチェルなどの「ジャズ寄り雑食ロック」あるいは「ジャズミュージシャン参加アルバムを作った人」の作品も取り上げられているため、ロックしか聴かないリスナーでも「ほう、これなら持ってるわ。ちゃんと聴いてみるか」とジャズを聴きだすきっかけになったりしそう。「ジャズとは何か?」を味わうにはライブ演奏を体験するのがベストなのだろうが、一流ミュージシャンが最高の演奏をした奇跡的瞬間をCDに焼き付けたような名盤を聴くということも、それはそれで贅沢な体験になりうるのかもしれないな。
投稿元:
レビューを見る
分かりやすかった。
一つのアルバムに対しての説明の量も
くどくならずに適度だった。
何枚も「聴いてみよう!」という気に
なりました。
20年以上、初心者状態が続いていますが、
抜けられる、かも、しれません笑
投稿元:
レビューを見る
ジャズを聴き始めたんだけど、楽器の区別さえつかないほど無知なので、とりあえず鉄板を知りたいなと思い。
ジャズのことにもう少し詳しくなったら再読したい本。