投稿元:
レビューを見る
色々偏ってる気はするけど、澁澤だからいいんだ(笑)
『女のエピソード』よりドラコニアワールドで、私は好きです。(2005/8/15 読了)
投稿元:
レビューを見る
著者も言っているように、世界の悪女に比べて日本の悪女のスケールが少し小さいってのは、いいことなのかもしれないけど、どうせなら世界に名だたる名悪女(?)が一人くらいいてもいい気がします。
投稿元:
レビューを見る
080427(a 080505)
080831(a 080930)
081209(a 081227)
090227(n 090309)
090404(a 090507)
100625(a 100815)
101126(a)
投稿元:
レビューを見る
澁澤さんの作品の手始めが、これ。笑
ちょっと間違ったかな。
でも割合に読みやすいし、おもしろかった。やはし人間の影の部分は、覗かずにはいられない、そんな気がしますね。
これって悪女なの?というのも交じっているけど、それはあたしが悪女な証拠なんでしょか。やだな。
投稿元:
レビューを見る
380
大悪女の生涯には、魔性にみいられ魔性の命ずるままに生きた人間のおそろしさ、女の本性の端的な表象が発見され、読むものを慄然とさせずにはおかない。ルクレチア・ボルジアからマグダ・ゲッペルスまで、情熱にかられ、愛欲に身をこがし、血にみせられ、権力につかれ、運命にもてあそばれながら、奔放に生き破滅へと落ちていった史上名高い十二人の大悪女たちの生涯を流麗自在に物語る。
投稿元:
レビューを見る
サドの翻訳などではなくこれを選んだ。
昔からこの類のものに惹かれていたのだろうか。
2002年4月15日読了
投稿元:
レビューを見る
澁澤さんの、人間を描く切り口がすき。
とにかくおもしろくってすらすら読めます。内容は重いけれど。
私としてはエルゼベエト・バートリがいちばん強烈でした。
投稿元:
レビューを見る
[ 内容 ]
ルクレチア・ボルジア、エリザベト・バートリなど、史上名高い悪女たちの魔性にみいられた悪虐非道の生涯を物語りながら、女の本性、悪の本質を浮き彫りにするベストセラー・エッセイ集。
[ 目次 ]
[ POP ]
[ おすすめ度 ]
☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
☆☆☆☆☆☆☆ 文章
☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
共感度(空振り三振・一部・参った!)
読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)
[ 関連図書 ]
[ 参考となる書評 ]
投稿元:
レビューを見る
河出文庫のかわいい帯に惹かれて購入。
中身は悪女のお話ですが。。
これまで名前ぐらいは知っていた程度の悪女たちの生涯を
改めて知ることができました。
投稿元:
レビューを見る
世界各地の、歴史に残った悪女たちのエピソードを集めたエッセイ。自分の美貌を保つために、若い乙女を虐殺してその血の風呂につかったというエリザベート・バートリー。民衆の貧困に眼を向けようともせずに享楽の限りをつくしたマリー・アントワネット。その美しさを利用され、政略結婚に利用されたあげく、夫となった相手を次々に死なせることになったルクレツィア・ボルジア。クレオパトラ、メアリ・スチュアート、エリザベス女王……
うん、面白かった!
うわあ、これは怖いかなあ……と思いながら読み始めたんですけども、語り口のおかげか、むしろドキドキしながら読んでました。もちろん怖いエピソードはたくさんあるのですが(つくづく女は怖いな!)、それにしても、とっても魅力的。暗い魅力というか、退廃の美というか、悲劇のもたらすカタルシスというか、なんというか。や、実際に生々しく想像すると、ものすごく怖いんですけども。こういうの面白いっていうのは、野次馬根性かなあ。でも面白かったです。
人の恐ろしさや愚かさ、醜さを、ひっくるめて魅力的に描ける作家さんというのは、なんていうか、すごいなーと思いました。
怖いっていうのも、人の気持ちを引くパワーなんだよなあ。私も怖いの苦手だなんていってる場合じゃないな。いや、苦手なんですけど。ビビリなんですけど!
先に読んだ澁澤さんの小説・評論3冊が、面白いような気がするのに、あと一歩のところではまれなくて、次をどうしようかとツイッターでぶつぶついってみたら、薦めていただいたのでした。持つべきものは読書家のお知り合い!
ちょっと余談というか、家に昔から、母が好きで買っていた『ベルサイユのばら』や『七つの黄金郷』等々のコミックスがあり、子どもの頃にはまって読んでいたのですが(注・『七つの黄金郷』は間違いなく名作少女マンガですが、未完結のまま諸般の事情により長年止まっています)、そういう、昔読んだマンガに出てきた歴史上の人物のエピソードが、実にいきいきと描かれておりまして、読みながら妙に懐かしい気持ちになりました。
渋澤さんのこの作品に刺激を受けて、彼女らの話を描いたという作家さんも、もしかして多いのかもしれないなあなんて、おもわず考えこんでしまいました。(※思っただけで、どの作家さんのどの作品がそうでと、調べたわけではありません)
投稿元:
レビューを見る
自分の感情に正直にまっすぐに生きる。
女は怖い。。
でもそういう人決して嫌いじゃないんだな。
男は弱い。。
投稿元:
レビューを見る
またこんなアクの強い本を読んでしまった・・・。エリザベス女王やルクレチア・ボルジア、則天武后やマグダ・ゲッベルスなど、古今東西の悪女について書かれています。
全体的に、もっと一人ひとりについて詳しく書いても良かったんじゃないかなぁ、と思いました。あと、悪女と言われるに至るのは、政治的背景も大きく関わってて、一部の世界史マニアにはウケるとは思います。
にしても主に中世のヨーロッパの暗っぽいイメージも手伝って、世の中には本当に恐ろしい人間がいるんだなぁ・・・と感じました。やっぱこの世で一番怖いのは人間かも・・・。
投稿元:
レビューを見る
たまに、この手の歴史上の人物の物語が無性に読みたくなります。現代が舞台だと生々しいし、小説だと白々しいし、ちょうどいい距離感があるのかもしれません。
どの悪女も強烈な個性と謎を持っています。淫蕩と言われたルクレチア・ボルジア自身は繰り返し結婚させられることをどう思っていたか。晩年の則天武后の政治は彼女が初めから目指していたものなのか。彼女たちが行ったエピソードだけみればスキャンダラスでグロテスクに感じられますが、何を抱えていて何を求めていたのか、できるなら多少なりとも理解したいと思えてきます。その魅力こそが悪女といわれる所以なんでしょうか。
バートリ夫人に興味があって読んだ一冊でしたが、残虐な行為を殊更に強調することなく、時代や背景などの考察を含んで描かれているのでわりと冷静に読むことができました。
投稿元:
レビューを見る
名だたる悪女の中でも、天才的毒殺常習者のブランヴィリエ夫人、若い女を虐殺し続け血を欲したエルゼベエト・バートリが特に印象深かった。
投稿元:
レビューを見る
ルクレチア・ボルジア、エリザベト・バートリなど、史上名高い悪女たちの魔性にみいられた悪虐非道の生涯を物語りながら、女の本性、悪の本質を浮き彫りにするベストセラー・エッセイ集。
とのこと。
ていうか1982年か・・・、古い!w
残虐な行為の数々と肉欲と狂気の所業に読んでて想像しすぎて気持ち悪くなりますが、時代を問わず人間の残酷さが出ていて面白い。
中世ヨーロッパが多いが、当時の退廃的な風俗も知ることができてとても興味深い。
あとローマ人の物語で読んだアグリッピナとクレオパトラが、本書で描かれているものと結構違う部分もある。
それは執筆された時代や資料や解釈や著者によるものであり、歴史学の難しさと面白さが味わえた。
特にルネサンス頃は乱れた風俗といっているが、著者がいうように現在では当たり前だったり、逆に驚くようなことがあったり、風俗や文化・常識というのは本当に時代文化によって変わるんだなあということをまた強く思った。
昔のキリスト教会によると堕胎、口淫、鶏姦、近親相姦は処刑になるような罪だったらしいが、堕胎や口淫や鶏姦は現在では普通に(?)行われているし、近親相姦はそれこそレヴィ・ストロースをはじめとした文化人類学によって文化によるその範疇の差が報告されている。
日本だって戦前の田舎とかには夜這いや乱婚があったみたいだし、年寄りがいつの時代も文化の退廃を嘆くけど、色んな風俗があって面白いと個人的には思ってしまうし、今の日本の文化や風俗もあながち嫌いじゃなかったりする。
まあそれにしても「16世紀イングランドでコッドピース(股嚢)というズボンの股に袋があり、男性はそれの大きさを競った」っていうのは今でいう女性の胸みたいなもんだし、なんとなく男には理解できてしまうので笑ってしまった。
以下メモ
14~15世紀のイタリアはきわめて享楽的な気風。
ヴァルラ『快楽論』には「処女性というものは自然に反するものだから、いつまでも処女を守っているのは不道徳であり、罪悪である」
当時の有名な才色兼備の娼婦イムペリアが26歳の若さで死んだときには、ローマ市をあげての盛大な葬儀が営まれ、サンタ・グレゴリア礼拝堂にりっぱな墓が建てられた。娼婦は貴婦人と同じように、高い教養を誇り、貴族社会に自由に出入りしていた。
ルネッサンス当時の法王庁内は異教主義的、自由主義的雰囲気で、ヴァチカン宮殿の内部に音楽家や、芸人や、俳優や、娼婦などを集めて、派手な宴会がひらかれたりすることもしばしば。法王アレキサンデル6世も若い頃ひそかに情婦を囲っていた。
メアリ・スチュアート「自己濫費の天才」
ボスウェルが彼女の誇り、自身、理性を粉微塵に打ち砕き、支配される喜びを花開かせた。献身という新しいエクスタシー。