双界のアトモスフィア みんなのレビュー
- 著者:筧ミツル, イラスト:refeia
- 税込価格:638円(5pt)
- 出版社:KADOKAWA
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紙の本
融合した二つの文化圏
2015/09/15 16:18
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投稿者:くまくま - この投稿者のレビュー一覧を見る
第23回ファンタジア文庫大賞銀賞受賞作。
半世紀前の2012年12月24日、世界は融合した。科学世界<フィロソフィア>が反映していた地球に、異世界・術式世界<テウルギア>が交わり、各世界に住んでいた住民は大混乱に巻き込まれた。
なぜ発生したのか未だに分からない融合と、それに伴う混乱・大戦期を乗り越え、各世界は一応の住み分けと、表面的な外交関係が成立している。
そんな世界にある国立京学園、異能による事件から治安を守る機関D.S.T.養成機関である学園に、八劍姫也は通っていた。かつては母親につき従って竜国ヴァルハラで暮らしたこともある彼は、ある事件がきっかけで新東京に戻り、術式の使えない候補生として学んでいる。
担任である“錬鉄”中沢・アーデルハイトにかわいがりされつつ、分隊長のエロ信奉者トマス・ガブリエル、佐坂夕、一色、エーファ・ガードナー、ゼナイド・ムトニエ・ド・ロードと楽しく学園生活を送っていた姫也の前に、幼なじみだった竜国ヴァルハラの第一皇位継承者アイリス・リンドヴルム殿下が、騎士トーラー・ブランシェットの手引きでやってくる。彼女は国内の混乱を治めるため、D.S.T.を頼りに来たのだ。
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