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筆者自身のダメな部分を赤裸々に綴ることが目的なんだろうな、と思いながらもあまり共感できるポイントが無くて今ひとつ。女性問題に関する描写がやけにリアル。結局何故医学部を受験して医者になろうと思ったのか、の部分が弱い。書き方もなんだかさらっとしてしまい過ぎている気がする。
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川渕さんが医者になるまでのモラトリアム期を綴った自伝的小説。
堕落した大学生活、大学院のドロップアウト、パチプロ時代、引きこもり、うつ病…。
遠回りばかりの20代。
しかし、その遠回りがあったからこそ、気付いたことも多いはずだ。
川渕さん自身も本に書いているように、「他人の反応なんて気にすることはない。自分の思うようにやれば、それでいいのだ。」ということも、回り道があったから気付けたなのだろう。
私にも挑戦しないで諦めた夢、頑張れずに後悔したことがたくさんあり、そのことが私に重くのしかかっている。
しかし、もう一度自分のやりたいことに挑戦して、明るく生きたいと思った。
20代も最後になり悩んでいるが、この本を読み、悩んだことをいつか笑い飛ばせる日が来るかもしれないと思えるようになった。
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かー35ー4…
幻冬舎での文庫4冊目ですね。
前作は少し軽すぎる感じというか…大変失礼ながら『え?書くこと無くなっちゃったの?』という感じでしたが…(でも、面白かったです)
今作では、少し作風が変わったかなと思いました。なんというか、大人っぽくなったというか。すみません。
相変わらずドラマは見ていませんが、本だけで構いません。
次回作、楽しみにしています。
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外科医の父を持ちながらも、若い頃は反発心もあり考えもしなかった医学の道。ナンパに明け暮れ、パチプロ、商社マンなど転々としながら、しまいにはうつになり…精神科医への反発から「もっと良い医者になってやる」と30歳で医学部受験を決意する。遠回りすぎる経緯で医師になった作者の自伝的小説。そう言えば知人のお兄さんも、社会人になり、結婚して身を固めた後に医学部に入り直してたなぁ。
ともあれ、この作者はいささか女性に目移りしすぎな感が…うーん。。
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20代を凄くハードに送ったんだなって思った
あとは、語り手が第三者的になったりとちょっと混乱してしまうところがあったけれど、全体的にはとても面白かったと思う
ナンパ生活のときは一番千夏さんがよかったと思うし彼を一番好きだったんじゃないかと思う。浮気は絶対によくないよ~
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表紙のイラストに惹かれて手に取ってみた。(大学の図書館)
今の自分の境遇に少し似てて、読み終わった後とてもすっきりした気分になった。
大学卒業後はナンパやパチプロに明け暮れていたどうしようもない人(ほかのレビューではこのことに批判もあるが、こういう人、私は好きだけどな~~~。)が一念発起して医者になるなんてできすぎた話だな、という感じはあるけどこれが現実の人がいるから世の中何が起きるかわからない。まあ、大学が東大ということでもともとの頭の良さはあったのが背景にあるが。
でも、確かにいま私は自分のしたいことがよくわかってない。とりあえず頭も悪くなくそこそこで、学部で1番の成績を収め優秀学生賞を受賞するなど、今まで申し分ない人生を送ってきたと思う。でも、就職活動をしてみて、いかに自分が今までやってきたこがあほみたいだったか思い知った。結局女は顔だし、高学歴の女なんて価値がない。女子大出て結婚するのが女の勝ち組だと思った。
大学での研究もとてもつまらないことに思えて、研究室にもほとんど顔を出さなくなった。今は、なんとか大学院は卒業できそうだけどこれからの人生をどうすればいいか考えあぐねている、といった感じだ。
就職は決まっているが、自分がやりがいを見つけ出せそうな仕事とは到底思えない。たぶん3年以内には転職するだろうな、て思う。
でも、実際に自分がどう生きたいかなんてはっきりしたビジョンが出来上がっているわけでもない。自分がわかっていないんだな。。。
とりあえず今は多くの本を読んで何かの手掛かりをつかもうとしている。(大学の図書館が使えるのもあと少しだしね。有効活用。)
この本は、そんな今の自分と少しかぶってて面白かった。
これを読んで「よし、医者になろう!」とまでは思わなかったけどこういう生き方もあるんだってハッとした。
川淵さんのことを調べてみたら、とてもj興味深い人だなった思った。写真もイケメンで、こりゃナンパも成功することに納得。講演会があれば行ってみたいな。
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出来事の羅列で特に起承転結も無く、…?と思ってたら、小説とかじゃなくて自伝的なやつか、これ(^-^ゞ!
医者になるって決意してからの努力とかが書かれてるわけではないのね(^-^ゞ
羅列されてる出来事もお父さんの事以外は特に大きな事があったわけではないようで。
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30歳で医学部受験を決意するまでの、迷いの日々を描いた作品です。
後半で語られる、お父さんの最後のひとことが、深く沁み入ります。
医学の専門家と、普通の人たちとをつなぐ中間点に居たい、という願いは私にもあるので、とても共感しました。
自分の道を見つけ出すのは苦しくて、でも、苦しんだ分だけ納得のいく道に巡り合っていけるのかもしれないと思いました。
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著者の大学時代から30歳までの経験が書かれたノンフィクションだけど、嘘でしょうと思うような出来事が連続しながらも何とかやり過ごしていく。1980年代の日本企業の文化や習慣には閉口したが、今も余り変わって無いような気がしてますます閉口した。日本経済が成長を止めたのはバブルのためよりか、社員の犠牲を前提としている特殊性にあると言える。欧米のような企業文化が日本に浸透していたら、現在のような閉塞感は無かったに違いない。