紙の本
伊坂節炸裂!
2012/02/02 17:19
4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:tobio - この投稿者のレビュー一覧を見る
検索から始まるおぞましい事件とその裏に隠された陰謀を描いています。政府やその裏に潜む大きな組織があり、我々はいつも監視されているであろうことを暗示しています。軽妙な会話のやりとりや、伏線が絡み合い謎が謎を呼ぶ展開は伊坂氏特有の雰囲気を醸し出していて、面白く読み進められました。
紙の本
ミニマムな世界と濃い登場人物たち
2017/10/18 18:41
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投稿者:ミエル - この投稿者のレビュー一覧を見る
名前の字面も含め、日常のような非日常のような濃い登場人物たちが伊坂幸太郎らしくて気持ちよく読める。主人公(この作品風に考えると主人公ではないかも知れない)渡辺、ブラック企業一社員のデスク、ダイニングのイス、携帯電話に送られて来る占い、カバンに入れた漫画雑誌、マクロな世界には登場人物も情報も少ない。このミニマムな中に読者は夢中で入っていってしまうのだろう。
上巻を読んだら一気に下巻に進みたくなる。
電子書籍
下が気になる
2015/08/28 21:55
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投稿者:paguapgu - この投稿者のレビュー一覧を見る
「魔王」がとても面白かったのでその50年後を描いた本作をとても楽しみにしていた。魔王同様、好き嫌い別れる小説。続きがとても気になるので、早く下を読みたい。
電子書籍
非現実的な現実感
2015/05/08 12:39
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投稿者:らった - この投稿者のレビュー一覧を見る
作中で筆者の分身が言っている通り、著者の小説は読みやすいのが特徴だが、それでつい読み進んでいくと、あれっ?となることがあり、また前に戻って見る羽目になる。
上巻では数々の謎を提示したところで終わっており、下巻を読まざるを得ない。もともとセットを買うつもりが手違いで上巻のみ購入してしまい、下巻も続けて読みたいところだが、50%ポイントキャンペーンまで待つことにしたのでもどかしい。
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ラジオを聴いているとMISIAが『スマイル』をカバーして歌ってたけど、これって、チャップリンの『モダン・タイムス』で流れる曲でしたよね。
オートメーションの工場でチャップリンが壊れていくシーンが有名なこの映画にあって、最後に流れるこの音楽が、現代社会の冷たさと束縛に囚われない自由な生活への旅立ちのラストシーンに重なる…。
その映画のタイトルを頂くこの物語。だけどもここで鳴り続けるのは流麗な音楽の代わりに人の心を不安にする不気味なノイズで、『モダン・タイムス』というよりは『独裁者』を思わす雰囲気。
浮気を監視する妻、妻が雇った謎の男、突然消えた浮気相手、謎めいた仕事と行方不明の先輩、その先輩を探す3人組、上司の自殺、同僚の誤認逮捕、播磨崎中学校事件と永嶋丈…、どこに焦点を絞ったら良いのか、どよ~んとした不安感を漂わせながら展開する話に手探りのまま読み進める。
奇妙な3者会談で出てくる『モダン・タイムス』の話から漸く物語が動き出すかと思いきや、井坂好太郎の「苺畑さようなら」に再び陥る戸惑いの世界。
果たしてこれからどこへ行くの?疑心暗鬼のまま下巻へ。
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「魔王」の続編の今回の作品。
私的に会話のテンポがものすごく好き~♪言葉遊びも多くて読んでてクスクス笑ってしまいます♪☆
伊坂さん作品で唯一「魔王」があまり好きではない私ですが今読むと好きになれそうな気がしてきた!
とりあえずこれを読み終えたら再読しようっと☆
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「魔王」の続編的な感じ。 結構、文庫化を待っていただけに、期待値は上がっていたが、それを裏切らない内容に満足し、楽しく読んだ。
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安藤が出てきたときにようやく、「あ、魔王きたーーー!」と思った。少しぼんやりと進んでいたストーリー後半から加速していく感じは好き。
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2011/10/14 Amazonより届く。
2023/11/6〜11/9
恐妻家のSE渡辺拓海は妻の雇った男に脅されつつ、仕事で請け負った出会い系サイトの仕様変更を行う。プログラムには謎も多く、悪戦苦闘するが、あるキーワードを3つ同時検索すると何かが起こるらしいことがわかる。試しに検索した人間たちに次々と不幸が訪れる。伊坂作品らしいとんでもない人々がわちゃわちゃする展開。作者である伊坂さんらしき井坂好太郎も登場。下巻へ。
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『魔王』の続編てことで、ずっと文庫化されるのを待ってました!
うん、待ってかいがあった!ミステリー!
続きが気になるー!!
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家にいて、久し振りに一気に何時間も最後まで読んだ本。軽快なテンポで国家的な秘密に立ち向かっていく主人公達が良い感じ。あとがきにもあるが、どこかゴールデンスランバーとも似た感じはあるかな。でも面白い作品です。
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舞台となるのは「魔王」から50年後の世界。
そもそも「魔王」を読んだのが3年前なのでもはや記憶は曖昧ですが、上下巻を読んでいくうちに甦ってくる、民衆のカリスマによって独裁化への道を進み始めたあの世界から50年。
「人は知らないことにぶち当たると何をするか。」
「検索するんだよ。」
その検索内容によって自分が誰かに監視されていたとしたら?
ネット社会の急速な発達はその匿名性に起因するところが大きいが、だからこそ情報漏洩の危険性と常に隣り合わせになっているのだと考えさせられました。
拷問シーンが度々登場するのと、理不尽ながらやたら頼りになる妻、結局はSF頼みの展開などなどご都合主義な部分はあるものの、文章やテーマは分かりやすく読みやすいです。
3つのキーワードで検索したくなる!笑
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魔王とゴールデンスランバーは先に読んでおかないと
下巻での展開が楽しみ。
10/19 夕方から読み始め
10/14 17:00 Amazonから予約品が届く
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本屋さんで伊坂幸太郎の文庫はないかなぁって立ち寄ったら、新刊本のところにあった~
久しぶりに小躍りして買って帰りました。
いきなりの拷問のような場面に閉口。
アクションものとか映画大好きだけど、こういうシーンは苦手。
でも、映像は目をつぶればいい、手で目を隠せばいい。
どういう形でも観なくてもすむけど、文字はねぇ~
そうはいかない、一文字一文字追って行かないと内容がわからない。
文字の方が想像力が働くからより怖く感じるんだろうなぁなんてことを考えながら読んでいった。
なんともこの主人公の気の毒としか言いようのない人生。
ちょっと笑ってしまうけれどね。
確かに勇気はおいてきちゃったのかな?って・・
奥さんは最高に怖いし、わけわからない奴らに痛い目にあわされるし・・・
でも、占いとか運命を信じるとか、ひょっとして私と同類なのかもと親近感さえ覚えたり。
やっぱり伊坂幸太郎は面白いわ~・・
読みながらお顔を想像してニンマリ。
下巻が楽しみです。
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「魔王」の続編。
仕事である不可思議なサイトの改修作業を行うことになる。単純に見えるそのサイトは、いざ改修をしていくとおかしなところが多々ありすぐに行き詰る。その前後に同僚の行方がつかめなくなっていく。主人公はサイトの謎や同僚が消えた謎を追いかけていく。