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紙の本
教科書などには絶対にとりあげられない江戸の太平期の裏話満載
2006/12/02 07:43
4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:SnakeHole - この投稿者のレビュー一覧を見る
週刊新潮(実はオレ,この週刊誌を買ったことがない。ガキの頃うちの爺さんが読んでいたので,なんとなく爺になってから読む雑誌だ,という意識があるんだよね)に連載していた「OH! EDO物語」という歴史コラムをまとめたもので,教科書などには絶対にとりあげられない逸話ばかりを綴っている。この「太平編」がだいたい黒船来航まで,続く「幕末編」がそれ以降という構成。期間的にはめちゃくちゃアンバランスな気もするが,幕末はそれだけ百鬼夜行が横行する乱世だったということかも知れぬ。
面白く読んだのはまず忠臣蔵からみ。あの電柱松の廊下で……なにが電柱だ,殿中松の廊下で吉良上野介に斬りかかった浅野内匠頭を抱き留めた功績によって五百石の加増を受けた梶川与惣兵衛の複雑な心境とか,その内匠頭の切腹を検分しにいった大目付庄司下総守が若い頃ウナギの蒲焼き80切(!)をおかずにメシ6杯をたいらけたという大食らい伝説などがおかしい。時代は下がってご存知金さん,北町奉行遠山左衛門尉の彫り物の話。若い頃にぐれて入れたその彫り物が,実は桜吹雪なんて可愛らしいものではなく髪振り乱した女の生首が手紙をくわえてる図柄だったてのには驚いた。そんなこんなの45人の裏話,「幕末編」の38人も楽しみである。
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