風光る（10） みんなのレビュー

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投稿者：マキと希美　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

　野球は下手だが、先輩からプロ野球選手まで、とにかくモノマネは天才という主人公、野中ゆたか。彼と弱小チーム多摩川野球部が、新監督の君島との出会いによって成長し、甲子園を目指すという、長篇高校野球漫画。
　地区予選3回戦、相手は強豪昭文館。ゆたかは新たなモノマネ、山田久志で1回を0点に抑える。その裏、ランナー2塁でゆたかに打順が回る。ここでもゆたかは新たなモノマネを見せる。今までの落合ではなく、清原のモノマネで挑み、良い当たりの打球を飛ばすが、センターの好守備に阻まれ、先制点は奪えない。その後も両投手の好投で0対0が続き、4回裏、ランナー1、3塁のチャンスの場面で、再びゆたかがバッターボックスに立つ——。
　この試合でも相手のテクニックを学び吸収、更に応用して使うなど、強豪相手に互角、それ以上の戦いをする多摩川のひたむきな姿が描かれています。3点先制しますが、果たしてここまま行くのでしょうか？　試合は中盤へ向います。