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みんなのレビュー694件

みんなの評価4.0

評価内訳

694 件中 16 件~ 30 件を表示

紙の本

三十年前の作品と考えればきわめて先駆的な存在だと思う。

2012/07/08 07:44

4人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:たけぞう - この投稿者のレビュー一覧を見る

映画「ブレードランナー」の原作とのうたい文句がなければ手に取らなかったかもしれない。映画は見ていないが、評判ぐらいは知っている。
 残念ながらタイトルが分かりにくい。直訳すぎる。この本の唯一の難点と思う。アンドロイドの夢の中に、電気羊がいっぴーき、にひーきとなんで飛んでいるのか意味が分からなかった。
 原題は、Do Androids Dream of Electric Sheep? 読後の雰囲気では、素人意見だが「アンドロイドは電気羊を夢に思うか」の方がしっくりくる。

 本文は極めて読みやすい。原文がシンプルなのかもしれない。外国小説特有の相手を変に持ち上げたりとか、うわべの友情もどきのしつこい会話とかが少なく、疲れなかった。
 少し脱線する。文化的背景の違いから、どうしても翻訳小説の世界に入れずに残念な思いをしたことが多々あるため、私は翻訳後の表現に案外こだわってしまう。インターネットのみんなの相談室なんかで、そんな時は原文を読めばいいなんて回答を見たことがある。その意見には少々疑問がある。英語を読みたい人はそれでいいのかもしれないが、その国の居住経験が長い人は別として、小説として理解するためには英語をすらすら読めればよいのではなく、文化的な違いを踏まえつつ日本人の発想に根ざすような感覚で理解しなければならないと思うのだが。
 だから翻訳家の人はすごいなあ、といつも思う。英字新聞で実例を見たことがあるのだが、なぜこの文章がこうなるの、とただの英語屋ではおよびもつかない作業にあふれている。そういった意味では、この本は当たりだ。

 第三次世界大戦後、地球が放射能の灰に汚染される。可能な人は火星などに移住し、国連は促進させるためにアンドロイドを一体ずつ移民に無償貸与する。アンドロイドの中に逃亡を図るものがおり、それを逃亡先の地球で、警察の雇われ賞金稼ぎが探し出していく物語だ。アンドロイドとは人造人間のこと。この小説ではメーカーが限りなく人間に近づけた型式を製造したために、探索が困難な状態で賞金稼ぎが苦闘している。アンドロイドがあまりにも精巧すぎるがゆえに、果たして人間なのかアンドロイドなのか、混沌とした意識や感情に飲み込まれる展開をたどる。

 テーマは、混沌の中から人間とは何かを浮かび上がらせることのように思う。深くて重い。宗教指導者や、放射線障害者も登場させ、いろんな角度から考えさせられる作品だ。
 ラストは、日本人である私にはすぐには理解できなかった。解説の中に外国人の書評が引用されており、ハッピーエンドに泣くとあったが、これぞ文化の壁。何がハッピーなのか、もう一回読んだら分かるのかなあ、と不思議に思った。

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紙の本

オリジナルの実力

2003/07/29 12:51

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:すまいる - この投稿者のレビュー一覧を見る

 有名SF映画『ブレードランナー』の原作小説。ご覧の通りの魅力的なタイトルの作品で、映画版でのタイトル変更は必要なかったのでは? とすら思えてきます。

 放射能に蝕まれた第三次世界大戦後の地球では、生の生物(なまのいきもの)がとても貴重で、動物を飼ったりするのはステータスにすらなってます。たとえばアンドロイドハンターの主人公なども、本物の羊を飼うのを夢見つつ、電気じかけの羊で我慢してたりするわけです。まあ、そこいらじゅうアイボだらけの世の中って感じでしょうか(笑)。

 主人公は脱走したアンドロイドを捕まえるというか、狩るのを生業にしているのですが、彼は、アンドロイドたち、そして、それをとりまく人間たちと関わっていく過程で苦悩します。例えば「もしかして、おれっちもアンドロイドなのかも?」なんて、思いはじめたりもするわけですね(笑)。

 「アンドロイドである」とはどうゆうことなのか? 「人間である」とはどうゆうことなのか? 映画での疾走感とは一味違う、哲学的な思いにふけることが出来る一作です。映画版をすでに観ているかたでも、充分に楽しめる一冊です。

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電子書籍

ブレードランナーの原作

2022/05/30 22:47

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:2‐3 - この投稿者のレビュー一覧を見る

人間に紛れたアンドロイドを始末するハンターだある主人公を通してディストピアと化した世界を覗いていく。
アンドロイドは共感する能力が無い事が強調されているが、同時にこのせかいの人間も機械を使って同じユメのようなものを体験することで共感を得ていることが示されている。
現代に置きなおすと同じドラマとか映画を見たという事で共感を感じるのを極端にした感じかもしれない。
現実の問題に当てはまる要素もちりばめられており、偶に思い出して読むと自分の受け取り方が変わり何度も楽しめる

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紙の本

昔の今風SF

2020/12/07 21:36

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:くみみ - この投稿者のレビュー一覧を見る

精巧なアンドロイドと、それを作る人、それを管理する警察の心の葛藤が興味深い1冊。人を装うアンドロイドを見抜く検査方法などとても興味深かった。昔の作品と思うと尚凄みが増す

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電子書籍

神なき世界の愛

2020/07/12 09:53

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:Todoslo - この投稿者のレビュー一覧を見る

3度の世界大戦を経て、超高性能アンドロイドが誕生した近未来が舞台です。人間の存在意義が問われる中で、迷いながらもひとつの決断を下すデッカードに心を揺さぶられます。

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紙の本

一度読むだけでは完全に理解はできないストーリー

2013/02/22 11:10

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:凡人 - この投稿者のレビュー一覧を見る

某アニメにて登場人物が勧めていたので購入し読んでみた。

ところどころ注釈なしで訳の分からない単語が出てくる(墓穴世界など)ため、その度に手が止まることが多かったが、全体としておもしろい作品であった。

ヒトとアンドロイドの境界がぼやけていく主人公にはある種の共感も覚えた。

ストーリー自体をなぞっていくことはたやすいが、この本での著者の主張を完全に汲み取るためには、二度三度と読み返さなければならないと感じる。

兎にも角にも、一度手を取って読んでもらいたい作品である。

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紙の本

生命は尊い

2013/08/16 23:20

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:まゆげ - この投稿者のレビュー一覧を見る

言わずと知れた1982年のSF映画「ブレードランナー」の原作。

太陽系からはるかに離れた異星系空間で過酷な労働に従事していたレプリカント(人間より優れた肉体を持つアンドロイド)は、その限られた寿命(4年?)を延ばしたく彼らを製造した地球にやってくる。

違法に地球に戻ったレプリカント達は、人間と全く見分けのつかない姿をしているため地球に来た目的を果たすために社会に潜り込む。

彼らを捕獲又は抹殺するために警察機構が雇ったハンター(賞金稼ぎ デッカードら)は、人間とレプリカントを区別するテスト(フォークト・ガンプフ法)を怪しい人物に行い、レプリカントを探し出し、追い詰めていく。


侵入レプリカントの首領は、厳しいセキュリティを乗り越えて、彼らの創造主(タイレル社の社長)に寿命の延長を依頼するが、遺伝子工学上の問題で願いが叶わないことを知る。

生き延びようとするレプリカントとその抹殺を使命とする闘いは熾烈だがその闘いの姿を見ていると、レプリカントの方が、より人間らしい生きざま・感情(生への欲求、同胞愛、死の苦しみ)を見せる。

人間もレプリカントも同じ生命を与えられた存在であり、生きることは何か・生命とは何かを考えてしまう。

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紙の本

SFの代名詞

2003/07/29 12:28

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:すの - この投稿者のレビュー一覧を見る

 「○○は××の夢を見るか?」なんて、いろいろな場所でパロディにされている名作といえる。
 外国語で書かれた作品は苦手だ。言葉も文化も違うのに、日本語で表現するからどうしても不自然なのである。そういう意味で、日本の作家さんの方が読んでいて楽しいのだが、これはやはり名作。

 ストーリーは有名だと思うのでここでは特に紹介しないで、最近この作品で思い出したことを書かせていただこうかと思う。

 現在の科学&医学は鬱だとか引きこもるとか性格の延長線を、脳の情報伝達物質が足りないとか多いとかで一生懸命説明するわけで、抗鬱剤なんて薬もある。遺伝子的に、なんて話になったら鬱を治すウィルスなんてのも出てくるかもしれない。

 そしてこの小説の最初では、感情をコントロールする情調オルガンという機械がでてくる。そして、主人公の妻は、自ら自虐的抑鬱をセットする。絶望しないことが不自然だからといって彼女はわざわざそのチャンネルを探し当てたのだ。

 なんだか、近いうちに似たようなことをしそうだと不安になることがある。


 個性と病気の境界線、生命と非生命の境界線、有りとあらゆる境界がどんどん曖昧になって、人は不安になるのかもしれない

 そういった要素をすべて含んだ作品である。

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紙の本

現代の抱える病への先見性が光る

2023/10/11 11:01

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ブラウン - この投稿者のレビュー一覧を見る

不朽の名作に名を連ねる一冊は読まねばと思い、思い出したら手に取るようにしている。
正直、終始のシーンがどう繋がっているのかわっかんねえなあ、と思いながら読み終えたが、作中に散りばめられた要素は光るものを感じた。心理状態を調節するマシン、他者との共感性に浸れるマシン、荒廃した地上では動物が激減していて人間性を維持するために動物を飼うのがステータスになっている社会。放射能汚染による後天的な障碍者たち。パッと思いつくだけで、現代の病巣が満載だ。
火星から脱走したアンドロイドたちは、共感性に乏しいとされる。身体構造的にも明確な違いがあるとされるが、それもいずれ克服されると作中で示唆された。そのとき、生命と機械の境界は一体どうなるのだろう。両者の見分けがつかなくなったとき、人は安らげる時代に至れるのだろうか。

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紙の本

映画とはかなり異なる

2020/06/20 23:11

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:のび太君 - この投稿者のレビュー一覧を見る

映画とはかなり異なる。私は映画版の方が好きだった。技術がどうなっているかと言うことよりも精神的な方をかなり重要視していると思った。

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紙の本

何よりタイトルが傑作

2003/10/27 19:03

1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:紅豆 - この投稿者のレビュー一覧を見る

とっても「映画的」な作品です(それもアメリカ映画ね)。
ぱきっとした起承転結とか確立された世界観が、映像化されたら映えるんだろうなあ・と思ってたら既に映画化されていたのね。失礼しました。

機械の心とか命とか、今では映画でも小説や漫画でも珍しくもなんともないテーマですが、この作品はとにかく世界観が秀逸なのです。
冒頭に登場する「感情をコントロールする機械」など、生々しい設定が素敵。
私の頭の中では、竹宮恵子の「地球(テラ)へ」とリンクしました(笑)

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紙の本

アンドロイドは電気羊の夢を見るか?

2016/11/14 09:44

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:によ - この投稿者のレビュー一覧を見る

おもしろかったー!
SFという物語の形を使って自分とそのあり方を考えられる、そういうのがとっても好み。
だからこれは好き。
ストーリー自体もおもしろいけど!
でも、ラストが気に食わない。最後の5ページくらいの、ラストだけ気に食わない。
(この手のハッピーエンドは嫌いなのだ。結局は悲しみを癒す手伝いをしてくれる女性がいる男の話なんて!)
でも、とてもおもしろかった。
別のも読んでみよう!

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1977/03/01 00:00

投稿元:ブクログ

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2004/09/20 14:42

投稿元:ブクログ

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2005/01/18 12:28

投稿元:ブクログ

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