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なんで小説仕立てにしたんだろう、作者は。折角の面白い題材が、全然生かされていない。素人が中途半端に書いた”小説もどき”ほど、読んでいて苦痛なモノはない。
歴史認識もときどき「?」と首をかしげざるを得ない箇所がある。中世に帝国主義はありません。
北上次郎の解説は持ち上げすぎ。
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小説としてはまだちょっとぎごちない感じがしたが、テーマが良いので面白く読めた。イングランド、スコットランド貴族たちの反復常なさは確かに「太平記」を彷彿とさせる。
スコットランドの足利尊氏=ロバート・ブルースが主人公なので基本彼の側にたった描写に終始するが、これがイングランドやブルースのライバル・コミンからの視点があったら、彼もずいぶんな悪人に見えるんじゃないだろうか。
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今から約700年前、イングランドからの自由を求めて立ち上がったスコットランドの王と貴族、民衆の物語。歴史の勉強にもなりますが、読み物としても大変面白かった。特に合戦の記述が非常に詳細でリアリティがありました。
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1286年頃から1329年頃の中世ヨーロッパの物語である
イギリスが舞台で
イングランドとスコットランドの対立を描き
フランスや北欧等が絡み
スコットランドの自由を描いた歴史長編小説である
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イギリスと呼ばれる国がバラバラで争っていた時代を描く歴史小説。アカデミー賞をとった歴史ファンタジー映画ブレイブハートが史実よりになった内容で、主人公は映画にも出てきたスコットランド王国を復興するロバート・ブルース。この抗争史はあらまししか知らなかったのでとても興味深く読めた。南の大国イングランドが北の小国スコットランドを圧迫する様はかなり凄惨だけど、400年ほど後には両国一緒になって世界中で植民地支配に血道を上げるんだよなぁ…