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みんなのレビュー1,393件

みんなの評価3.7

評価内訳

1,393 件中 1 件~ 15 件を表示

紙の本

タイトルに隠された、真意に触れて震えて下さい!

2010/08/22 16:12

17人中、14人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ジーナフウガ - この投稿者のレビュー一覧を見る

冒頭の設定からして、とても面白く引き込まれる物を感じた。
何せ『やらなくてもいいことなら、やらない。やらなければいけないことは手短に、だ』が、

主人公・折木奉太郎のモットー。そんな彼が(何故だかインドのベナレスに滞在中の)
姉からの手紙での指令で、とは言え成りゆきで、潰れかけた古典部を救済すべく入部する。

ここから古典部活動を巡り物語は展開する。
『部員がお前独りならば、学校内にお前だけのプライベート・空間を確保出来るって訳だ。』

そんな風に仇敵・福部里志に唆され訪れた部室、地学講義室には先客として、
不思議な雰囲気を醸し出している少女、千反田えるが居た。

千反田との初対面の挨拶を終え帰ろうとした奉太郎。その時千反田が言う
『どなたかはいらっしゃるものと思っていましたから、鍵を用意してこなかったんです』

更に、奉太郎が来た時、鍵は閉まっていた。ので、当然、
先に来ていた千反田が鍵を持っているものと考えた。けれど千反田は自分は閉じ込められていたと主張。

果たして、これは一体どういう事なのだろうか!?
【伝統ある古典部の再生】千反田を部長に据えて新入生三名による新生古典部が始動する。

のだが、古典部とは一体全体どの様な活動をするものなのだろうか?
それを知る為の手懸かりとして部の活動内容をまとめた文集の存在が重要になるはずだと訪れた図書室。

そこで奉太郎逹は、毎週金曜日の昼休みに貸し出され、
放課後には必ず返却されるという一冊の本があることを教えられる。

それは読むには余りに分厚い、『神山高校五十年の歩み』。
そんな分厚い本に短時間限定で毎週借り手が付くなんて、どういう理由があっての事なんだろうか?

【名誉ある古典部の活動】ある日曜日、千反田に呼び出された奉太郎。彼女は告白する
『古典部に入部をしなくてはならなかった一身上の理由』を。

行方不明になって七年目、今年で死亡したことにされてしまう、
伯父との思い出の中に『古典部』という単語があることの意味、理由を、

何とか思い出させてはくれないかと奉太郎に依頼する千反田。
『自分がしなくてもいいことはしないのだ。だったら、他人がしなければいけないことを手伝うのは、

少しもおかしくはないんじゃないか?』と葛藤しながらも引き受ける奉太郎。
【事情ある古典部の末裔】冒頭の奉太郎への手紙ではインドのベナレスにいたはずの奉太郎の姉、

折木供恵が、今度はトルコのイスタンブールから手紙を寄越した。
その手紙にはなんと!古典部文集のバックナンバーの在処が記されていた。

筈なのだが、保管場所として使用されていた薬品金庫は、昨年度の部室交代により、
現在は壁新聞部の部室の敷地内へと替わっていた。早速、壁新聞部に交渉に向かう奉太郎逹。

だが思惑は外れ、壁新聞部の部長は、そこにある筈の薬品金庫などないと言うのだ。
文集は何処へと消え去ったと言うのか?奉太郎逹古典部員は如何なる方法で文集を入手するのだろうか?

【由緒ある古典部の封印】文集を入手する事に成功した奉太郎たち。
文集の名前は『氷菓』その創刊第二号には三十三年前、

千反田の伯父が何らかの事件に巻き込まれたらしき様子が記されていた…。
早速数少ない手掛かりを基に真実の究明に乗り出す古典部員。

【栄光ある古典部の昔日】文集『氷菓』に書かれている千反田の伯父、
関谷純の物語は決して英雄譚なんかでは無いものだった。最終的に明らかにされる

『氷菓』に込められた真意とは?周囲の高校生活を『薔薇色』だが浪費の多い物として、
自身は『灰色』の日々を甘んじて送ろうとしている主人公奉太郎が、

日常に潜む謎を解き続ける内、次第、次第に活動的な思考を取るようになっていくのが面白い。
他にも、随所に的確にユーモア一杯の表現がなされているのも、

シリアスとコミカルのバランスが取れていて良かったと思う。
この本が読めて良かった。そう感じさせる読後感の爽やかさも抜群です。オススメ致します!!

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紙の本

氷菓

2015/09/21 21:30

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:べごにあ - この投稿者のレビュー一覧を見る

この本は、米澤穂信先生の書く「古典部シリーズ」の第1話となっています。
「古典部シリーズ」は現在第5話まで出版されており、アニメ化もされていて人気のある作品です。
舞台である神山市で繰り広げられる古典部によるストーリーは独創的で、ストーリーに引き込まれてしまいそうな作品となっています。
自分はこの作品と出会って、かけがえのない友人もでき、とても感謝しています。

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紙の本

人生薔薇色。高校生活薔薇色。

2022/09/19 23:20

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:びずん - この投稿者のレビュー一覧を見る

薔薇色ってそんないいこと?薔薇色って最初から薔薇色なの?じゃない方があったとしたら。別にそっちでもいいし。でもちょっと薔薇色を味わってみたい。お、いいところにきっかけがあったな。ラッキーかアンラッキーか。たまには試してみようかな。やってみるってのもなかなかいいもんだな。だけど、やっぱり薔薇色は最初からじゃないかもしれない。だから我武者羅に今を生きてみるのもいいかもしれない。

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紙の本

榊原郁恵の「夏のお嬢さん」

2021/01/31 06:46

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:たあまる - この投稿者のレビュー一覧を見る

私は楽しむ本は文庫でしか読まないので、
文庫最新刊の『いまさら翼といわれても』を読み終えて、
物語の発端である『氷菓』を読み返した。
6年ぶりぐらいに読むので、細部は忘れているが、
登場人物のことは最新刊を読んだので、理解が深まっている。
故に、とてもくっきりした画像で読めた。
人物の個性が分かっているので、読みやすかったということだ。
日常の謎なんて忘れてるから、二回目でも面白いしね。
最大の謎である高校での出来事は、60年代の終わりという設定。
榊原郁恵の「夏のお嬢さん」が78年。
で、古典部の連中は80年代生まれだから、この歌は知らなくて当たり前。
私はこの歌をリアルタイムで知っている世代なので、
「アイスクリーム、ユースクリーム……」というフレーズが
すぐに浮かんだんだよね。
でも、面白かったよ。

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紙の本

(理想の)高校生活

2015/03/22 05:09

2人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:september - この投稿者のレビュー一覧を見る

日常の謎、解くは<省エネ>折木奉太郎。えるの「わたし、気になります」で 事件に巻き込まれ、面倒ながらも結局解決。 こんな高校生活もゆるゆるしていいかも。

期間が空いた後再読。省エネホータロー、天然お嬢様える、データベース里志、毒舌摩耶花の古典部4人組。ホータローと里志の会話が高レベルすぎるぞ。皮肉とジョークにあの難解な言葉を織り交ぜるとはなかなかやりおるの若いの。古典部シリーズすべて読破したあとなので、摩耶花のツンデレとえるの天然っぷりがかわいい。

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紙の本

良いです。

2024/01/01 22:04

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:スッチー - この投稿者のレビュー一覧を見る

とても良いです。とても素敵です。興味のある方にはオススメです。とても面白いです。とても読みやすいです。分かりやすいです。

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紙の本

あのアニメ化作品の第1巻!

2020/05/31 11:18

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:高遠康隆 - この投稿者のレビュー一覧を見る

自分含めアニメを観て読もうと思った人は絶対に読んだ方がいいです。『氷菓』と言う不思議な名前の文集に関する話ですが、それに関する古典部、当時の学校の様子が折木の推理によって明らかになるのが面白いです。ちなみに発刊当時とアニメ化当時とでは時間差があるので、気をつけて置いた方がいいです。

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電子書籍

おもしろかった

2019/08/09 15:39

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:モフモフモフ - この投稿者のレビュー一覧を見る

評判通り、確かに名作だった。
折木奉太郎のキャラもいいし、推理をしていく過程も好みだ。
三十三年の真相が明らかになっていく部分は胸に響くものがあって、読み終わる頃にはすこし泣きそうになっていた。
氷菓という名前には、そういう意味があったのか…。

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紙の本

アニメから書籍へ

2019/05/29 06:57

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者: - この投稿者のレビュー一覧を見る

もう今からずいぶん前、アニメ「氷菓」を見ました。最近になって、Kindle版の氷菓を購入しました。

アニメの内容を全て覚えている訳ではありませんが、京都アニメーションが原作に忠実な作品を作り上げていたことが分かりました。
原作であるこちらの本は非常に読みやすく、3日程度で読み終えました。世界観が常に穏やかであり、それでいてクスリとなるような謎を解き明かす学生物語。背景にある世界は現実世界に近く、そこがまた個人的に良かったと思える点です。

既刊作品は全て読んでいこうと思います。

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紙の本

楽しめた

2016/05/24 15:06

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:名無し - この投稿者のレビュー一覧を見る

かなり楽しめました。アニメの方で見た後に原作を読んだのですが原作の方が好きですね。少なくともアニメではまった方はもっとのめりこめると思います。

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紙の本

日常の謎

2008/05/10 19:26

6人中、6人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:にい - この投稿者のレビュー一覧を見る

日常の中から小さな謎を汲み取るミステリ
細かくヒントを出しながら、直感的な解決で物語を締める
謎を謎として出さず日常シーンに紛れて描かれ、後々ハッとさせられるのが面白い
表に出た謎以外にも、まだ話の中に謎が隠されているよう

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紙の本

役割分担による日常からの逸脱

2015/09/16 16:33

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:くまくま - この投稿者のレビュー一覧を見る

神山高校に入学した折木奉太郎は、省エネな生き方をしたいと考えている。熱血したり、熱中したり、やりたいことがある人は素直にすごいと思うが、特に羨ましいとも思わない。友人の福部里志からは、灰色の人生とからかわれている。
 そんな奉太郎も、海外を放浪中の姉である折木供恵には逆らえない。彼女の命じるまま、昨年度末時点で部員ゼロの古典部に入部したところ、その部室には新入部員の千反田えるがいた。「荒楠神社」十文字家、「書肆」百日紅家、「豪農」千反田家、「山持ち」万人橋家、「病院長」入須家、「重鎮」遠垣内家に連なる地元の名家のお嬢さまらしいえるは、入部の動機を「一身上の都合」といい、「わたし、気になります」と言って瞳を輝かせては、押しも強く他人を巻き込んでくる。

 知らない間に部室のカギが締められていた謎から始まり、毎週決まって借りられる本の謎など、学校の中の小さな謎を、えるに引っ張られながら解きながら、伊原摩耶花なども加わり、徐々に古典部の人数は増えていく。
 しかしそもそも古典部とは何の活動をする部活なのか?そんな疑問は、司書の糸魚川養子教諭や、えるの伯父の関谷純の過去を巻き込み、「カンヤ祭」と呼ばれる神山高校文化祭の謎に迫っていくことになる。

 狂言回しを折木供恵が、名探偵的な意欲を千反田えるが、語り部を折木奉太郎が、名探偵の負の側面を福部里志が、聞き手役を伊原摩耶花が役割分担し、全員が集まることで初めて一人の名探偵が登場する様な構成になっていると感じた。

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紙の本

青春小説?

2020/07/30 16:44

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ねむこ - この投稿者のレビュー一覧を見る

優しげなタイトルと、導入部に騙されちゃいけない作家さんです。
ゆるい雰囲気を保ちつつ、やっぱり「社会派」な色がしっかりとついてます。

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電子書籍

風変わり

2024/01/11 06:45

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:lucky077 - この投稿者のレビュー一覧を見る

高校生1年生が姉(主人公の高校のOG)の指令?を受け、古典部に入部したことから知り合った人達と絡み合い、持ち前?の推理力を発揮します。
かなり風変わりの日常的な推理モノといった印象です。

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紙の本

学校内の謎

2023/06/25 09:06

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:わかめ - この投稿者のレビュー一覧を見る

学校内での謎解きミステリーである。無駄なことはしない主義の折木奉太郎が、鋭い感性で謎解きをしていくのがいい。世界を旅している姉の存在も味があっていい!

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