紙の本
今日、裁判員法が施行されました
2009/05/21 17:58
5人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:hisao - この投稿者のレビュー一覧を見る
いよいよ実施される“裁判員制度”
なんとなく納得行かなかったのだが、こう言う事だったのだ
現職弁護士の手になるこのリーガル・サスペンスを通して、とても解りやすく面白く“法の真実”を教えて頂いた
“裁判員制度”は何故強行されたのか?
司法官の加重労働、花形弁護士との経済格差
福祉・地方自治などに浸透されて来た“経済原則”、司法にも求められる“経済性”解決策の一つとして浮上した“裁判員制度”
有り体に言えば“裁判員制度”は“安上がり”なのだ(民主主義という表面を装ってではあるが)
間違いなく人の一生を左右する“司法領域”に“経済原則”を持ち込む事が許されるのだろうか
多数決という“安上がり”な“民主主義”で人を死刑・無罪・裁く事が許されるのだろうか
“裁判員制度”にはどのような危険性が潜んでいるのか?
殺人事件にはおよそ似つかわしくない美しい沖縄の海岸で最高裁判事が殺される、東京地検、法務省、内閣情報室、警視庁、日本中が巻き込まれる巨大な陰謀
今、あなたの目前に司法の実態が暴かれる、“裁判員制度”の問題点が浮き彫りにされる
恐ろしいけれど、目をそむける訳にはいかない
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弁護士でありながら江戸川乱歩賞を受賞した作者。さすがに、法曹の世界の描写はしっかりしている。ただ、話が広がりすぎな。裁判官が忙しすぎるのはやはり事実なのだろうか・・・
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同氏の作品の中でも、かなりボリュームがあり、読み応え十分。
物語は一人の最高裁判事が沖縄で殺されることからはじまる。
物語はただの殺人事件ではなく、法曹界全体を巻き込んでいく。
リーガルサスペンスは、分かりにくいと思っている人にも、スピード感もあり、おすすめ。
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最高裁を舞台とした権力闘争による殺人かと・・・
二度三度のどんでん返しを繰り返し、スリリングな展開が続く。
後半に入ると、推測ではあったが全貌が見て隠れしたのが
残念。
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ジョン・グリシャムに影響を受けて小説を書き始めただけあって、グリシャム好きなら間違いなくドハマりする作品。
もっと前に読んでいれば、電子マネーや陪審制(日本では裁判員制度)については「これからまさに起ころうとしていること」としてもっと楽しめたかも。
様々な機関の思惑が入り乱れる中、根気よく絡まった糸を解きほぐしていく真樹を少しは見習わなきゃ、とすぐに諦めちゃう自分は反省。
著者の3部作で法曹三者は全て登場し、長編は長らく出版されていなかったが、2013年に「新検察捜査」が出版されたのでそちらも早く読みたい。
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もう三年も前に読んだ本です。
あまりストーリーは覚えてないです。(。´Д⊂)
ただ今の(今となってはもう昔?の)裁判制度を考えさせられるものだった気がします。
足りない職員数、多すぎる仕事、効率の悪い作業……、そしてこれからの日本の裁判員制度。あなたはどう考えますか?
そんな答えを出すためにもオススメの一冊です。
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司法戦争という題が、読後かなり重かった。
最高裁判所、東京地検、法務省、内閣情報調査室、警視庁、実際の関係は私には解らないが、現役の弁護士作家の作ということで最後まで興味深く読ませてくれる。殺人まで起こる司法戦争って怖い。
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沖縄で最高裁判事が殺された。出向で最高裁に来ている主人公は、検察庁からの指示でその謎を探るが…というある意味2転3転する驚愕の事実が現代日本では既にあるという10年前の驚愕作品。
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司法の現状、問題点が生む法曹界の闇をうまく盛り込んだストーリー展開。医療、警察界に並び興味深い内部告発もの。
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さすがに十数年前の本なので、キーとなる事柄が古かったりはしたけれど(それだけこの十数年で司法改革が進んだってことか)、先が気になってどんどん読ませてしまう面白さだった。後半になると、なんとなく犯人像にあたりはついてしまったけども。
物語の「2本の糸」(裁判員制度、PLやら特許やらの国をまたいだ訴訟沙汰)は両方、まだまだ現在進行形の課題なんだろなー。
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仰々しささえ感じるネタ振りの末のあっけない、あまりに見え透いた結末。
色々な背景設定は何処かひけらかし的な感じがし、ストーリーに絡みついていない。
悪くはないが良くもない。
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最高裁判事が殺害された事件の真実を暴くため、内密な調査依頼が一人の女性調査官に下された。
しかし、そこには思わぬ事実か隠されていた。
また、女性調査官の行く手を阻む闇の妨害に危険がつきまとう。
次々に明らかになっていく事実と危険な流れにハラハラさせられる。
2012.12.9
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東横線が桜木町までつながっていた頃のお話。
ラストまで読むと本を読むべき時期はあるなと思う。
東横線が池袋までつながる前にふと思う。
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最高裁判事が殺害された事件の真実を究明するため、判検交流で検察から最高裁判所にきている女性判事が、活躍する、という筋。
まあ、面白いことは面白いんですが、ありきたりな感あり。
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なんかハリウッド的お約束展開を踏襲してる様な話だった。面白かったけど。今となっちゃ陪審員制度の復活如きでそんなに騒ぐなよと言う感じですけど