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非常に読みやすい。第一章では(犬好きにとっては)胸の痛む様な事件が起こりましたが、それでも読みやすい文章のリズム。
さらっとミステリーを読みたい人向けですね。
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文庫出たので購入。主人公の境遇が微妙に非常に身につまされます…。一話目のラストが妙に沁みてしてしまったのはそのせいだけではないと思いたい。一話目が一番好きです。
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解説にあるとおり、なんでこれだけの人がこれまでそんなに目だってなかったんでしょうね。
サクリファイスは気になるけれど、単行本はちょっとなぁ・・・、と思ってたところに文庫落ちしてたこれを見つけたので購入。
全体的に読みやすくぱーっと読んじゃいました。
ミステリテイストな小説、といったところでしょうか。謎っぽいものも出てきますが考えなくても読めちゃいます。
ってか自分的には主人公の考えとかのが面白かったです。
フリーターやってて、別にそんなに嫌じゃない毎日なんだけど、やっぱり何か不安、というか。
浪人中の弟は何か怖いし、バイトにだって細かい不満はあるし。
でもそんな中でも基本的に「いい人」な感じ。読んでて気持ちいいです。
雰囲気的には加納朋子の「ガラスの麒麟」を思い出しました。
いい作品です。
続編があるのらしいですが、文庫落ちはいつなんだろ。
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面白かったです。キリコシリーズの続編かと思ったら違ってました。これもまた日常の謎的物です。でもおいら的にはこっちのほうが読み応えがあって好きだな。この話も続編があるそうです。文庫にはまだなってないのかな?文庫になったら是非読んでみたいです。
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普通の女の子の日常を描きつつ ひきこもり・家庭内暴力などに当面していても それがメインテーマとしてやたらと大きく語られないところが素敵だと思う この本の中に出てくる「賢者」がもっと身近にいて欲しい シリーズ第一作
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ファミレスでバイトをしているフリーターの久里子。常連にはいつも同じ窓際の席で何時間も粘る国枝という名の老人がいた。近所で毒入りの犬の餌がまかれる事件が連続して起こり、久里子の愛犬アンも誤ってその餌を食べてしまう。犯人は一体誰なのか?事件解決に乗り出したのは、意外なことに国枝老人だった。
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しつこいですがサクリファイスは本当に名作でしたねー。
もしかしたら、作者自身が好きなテーマ(?)の女の子を
一旦離れて別な主題にして書いた事が功を奏したのではないかしら?
今作は21歳の女の子が主人公ですがその彼女を取り巻く
謎の老人や弟なんかがいいキャラを醸し出しており
楽しく読める作品ですね。
サクリファイスの次に読むなら今作がいいのではないかという
万人受けしそうな暖まる作品。
........犬....飼いたいなぁ。
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上質なミステリ連作集。
加納朋子さんなどのような日常の?を丹念にときほぐす、ご近所ミステリが好きな人にはきっと、よいと思う。
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ファミレスで働くフリーター。
彼女が勤めているそこで、いつも混まない時にくる痴呆の老人。
ある日その老人と公園で会ったのだが、彼とごく普通に会話ができた上に
相談事まで解決してしまった。
まったく本編と関係はないですが
犬が可愛かったです。
そして名前が安直です…。
アンとトモ、由来を聞かなければごく普通の名前です。
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近藤さんの作品に出てくる女の子はみんなかわいい。
少しずつ読んでるけど、もっと色々読んでみたいなぁ。
2009.10.9~10.13読了
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★あらすじ★ファミレス店員の七瀬九里子は、公園のベンチで見覚えのある老人と出会う。コーヒー一杯で粘るくたびれた馴染み客の姿とは裏腹に深い洞察力を見せる国枝氏に、九里子は心を許していく。ワケありげな老人の真の姿とは?連作三篇を収録。
★感想★三作とも、謎解きよりも「なぜこんな事件が起こってしまったのか」という心の問題に重点が置かれています。若く将来に不安を抱える九里子と、すべてを達観したような国枝氏のバランスがいい。国枝氏の正体が明らかになる「その人の背負ったもの」は、前2作の伏線が生きています。悲しくても救いのある終わり方がよかったです。
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ファミレスで働く久里子。
専門学校を出たものの、デザイナーの口は見つからなかった。
コーヒー一杯でねばる常連の老人・国枝を公園で見かけ、話してみると印象が違う。
近所で起きる事件について、解決の糸口を示唆してくれるようになる。
弟は浪人中で引きこもり、犬を飼おうかという話に両親が乗り、引き取ろうとしたとき…?
ファミレスで食中毒の疑いが起きるが、食べ物に異常はなかった。何かの嫌がらせかと疑われるが…
常連の一家の男の子が行方不明に。国枝が連れて歩いていたという報告が…
時によって態度の違う国枝に戸惑いながらも信頼を寄せる久里子。
はたして彼の正体は…?
リアルさもありながら軽快。
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主人公のあまりの後ろ向きさ加減に、ちょっとイライラさせられますが、愛犬たちと謎の老人が良い味出してるので、星4つ。
犬と暮らした経験のある人には、そうそうって感じるところがいくつもあるのでは。
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主人公は、ファミレスでバイトをする女の子。
専門学校を卒業し、服飾関係の仕事に就きたいという希望はあるものの、
現状を打破できずにだらだらと過ごす毎日。
そんな彼女がちょっとした事件に巻き込まれていって、、、
認知症と周りから思われている老人とひょんなことから仲良くなって
二人で解決していく、という展開。
今作は3つに分かれていて、連作短編のようなかたちになっています。
いやー、いいですよ。これも。近藤さんらしさがたっぷり。
解決したと思った事件の裏にこんなことが!?みたいな部分は
どんだけ彼女の本を読んでも綺麗に騙されちゃうなー。
それと、またまた犬も主要キャストになっています。
動物好きなんだろうね~
そんなかんじの爽やかな、そして、誰もが持つような悩みもある
ちょっといいお話です。ミステリを読まない人にもオススメ☆
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先に「ふたつめの月」を読んでから本作品を読みました。
なのでベースとなっているのは続編の方です。
こちらの作品の方が比較的ミステリ色が強い気がしました。
九里子のネガティブさが目立っていました。続編の恋に悩める九里子は魅力的だったなぁ。
近藤史恵の書く登場人物は魅力的な人ばかりで好きです。女性は特に可愛い感じ。