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ロングセラー「韓国併合への道」の改定版。
2012/12/02 17:46
9人中、8人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:龍. - この投稿者のレビュー一覧を見る
ロングセラー「韓国併合への道」の改定版。
韓国出身の著者の呉善花氏が、韓国併合について歴史的事実からその評価をしている本です。
韓国併合については、日本の帝国主義の典型のように言われていますが、本書の立場は若干違います。日本のやり方は西欧諸国のそれとは異なり、韓国を独立した国家とするためのものであり、搾取のみを目的としたものではないという見かたです。
実は日本人にとって韓国の歴史は、あまりよくわからないです。世界史や日本史の授業などでも取りあげられるのはほんの一部。そのため、なぜ日韓併合に至ったか歴史的な背景は、我々日本人の大半が良く分かっていないところでもあります。
本書では、李氏朝鮮の歴史を踏まえ、日本が自国の安全保障上、朝鮮を独立した国家としなければならない事情を説明しています。
朝鮮は宗主国たる清国を頼らざる得ない事情があり、独立国家として西欧列強に対抗する思想を持っていなかったというところが最大のポイント。自国の軍隊もほとんど機能せず、宗主国頼りという政治が主導権を持っていたため、日本の明治維新のような改革も実現することはありませんでした。
本書を読んでいて、驚かされるのが、この本が韓国出身の著者によって書かれたということ。
それと、竹島問題に象徴されるような、日韓の感情的な問題がつづいているということ。ヨーロッパでは、第二次大戦の敵国であったドイツがEUのメンバーになっているにも関わらず、アジアでは未だにもめ事が絶えません。
どちらが悪いかという問題ではなく、どうすれば強調してやっていけるかを考えていくべきなのでしょう。
歴史的な背景を知ることは、将来の二国関係を考える上でも参考になります。
龍.
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「反日」の淵源
2019/08/10 22:15
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:H2A - この投稿者のレビュー一覧を見る
何かと時事ネタとして取り上げられる日韓関係。その「反日」の根底にあるのは古来からの中華思想、儒教に影響された日本蔑視、血縁崇拝(祖先へ仕打ちへの恨みを忘れない)にあるという。李氏朝鮮は近代になるまで他に例のないほど中央集権的で前近代的な体制を維持した結果、血縁以外に横のつながりのない、まとまりづらい国民性を生み出しそれが現代に至るまで影響しているという。その主張をなぞるように王朝の末期から、アジアの植民地時代に突入し、いくつか近代化の企てはありながらも(独立党のように)志を果たせず結局日本への併合に至る道筋を描いていく。この内容がどの程度客観性を持って妥当性があるのかはよくわからないが、著者は日本の併合時代にも、その後の経済的飛躍を準備するものが多かったと肯定的な評価を下す。最近の韓国ではそうした発言を抑止する法が制定され言論が大きく規制されてかなり偏向された歴史教育がまかり通っているという。個人としてはそうした歴史的な事実をいくつか資料に当たってきちんと認識、記憶しておくことは少し感情的なものから解放してくれて、視座を持つうえで重要かもしれない。
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シンシアリー某よりはマシ
2021/12/18 19:59
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:オタク。 - この投稿者のレビュー一覧を見る
自称韓国人のシンシアリー某なる平成・令和の「韓国からの通信」みたいな文章と違って、顔出し・本名出しでかつての故国を否定的に書いているのは評価してもいいかもしれない。しかし韓国の歴史や文化を知りもしなければ知ろうともしないが、「半島」について否定的な情報や韓国併合と植民地時代を肯定したい情報ならば知りたいという向き向けに情報の切り売りをしているように見える。
韓国出身なのだから、朝鮮時代のハングル文学は当然、知っているはずなのに、旧韓末の新文学と混ぜるように書いている。「日本人が燕山君が禁じて、両班が貶めて使われなくなっていたハングルを朝鮮に普及させた」と「主張」する向きがいるが、何故ハングル文学が朝鮮で開板されていたのか、説明してほしい。
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2012年8月10日に李 明博大統領は竹島を訪問し、当然日本政府は強い不快感を表わした。大統領は近親者が逮捕されたり、近々選挙があるからイメージ回復に躍起になっているのだろうか。作者は本書でこのように述べている。「李朝-韓国側の「併合への道をもたらした原因」を徹底して解明していこうとする動きは、少なくとも韓国内部からは現在に至るまで出てきてはいない。」この発言は韓国の人々に届くのであろうか。ただ、全般を通して日本に肩をもつ意見が多いと感じたし、推論にもその根拠の曖昧さは否めない。
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韓国の近代史をなるべく正確に捉えたいと思い、本書を読んだ。特に韓国併合に至る日韓関係の歴史的事実は、日本人としてよく知っておくべきである。著者は日本国籍を得た韓国人であるがどちらに与することなく史実を冷静に分析している。歴史認識とは、徹底した実証主義をもってなされなければならない。
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中国、韓国の歴史観は、自国・現政権に都合のよい事(事実と創作を織り交ぜて)から成り立っていて、しかもそれを自国民に徹底的に教育する。日本の歴史観は、自国が行ってきたことのうち成果、実績の部分を敢えて無視または取り除いて、一部の事実と他国の創作に対する反省から出来上がっているような気がする。
明治維新以降、奇跡的に当時の列強の支配下から独立を維持してきた日本の存在がなければ、現在、韓国は国として成り立っていたのだろうか?
韓国を日本に併合することによって、韓国民が被った不利益と、享受した利益を正当に評価したことがあるのだろうか?
近代欧米諸国が植民地政策を進めたとき、それら列強(敢えて言えば中国を含む)は、自国の利益を最大化するために、属国のすべてを奪い取った。そしてその結果、アメリカは独立し、またインドシナ半島はじめ世界各地で強烈な独立運動が起きた。
それに対し、日本が進めた殖民政策は、共栄圏を目指していた。それは、ローマ時代のパクスロマーナと同じく、属国にはなるが、地域ではローマ市民と同じく権利をもち、ローマとおなじ繁栄を享受することができた時代。
韓国は、日本に対し独立戦争を戦ったのだろうか?
日韓の歴史を考える時に、あまりに偏ったものの見方をベースにし、両国の国民感情が形成されているような気がする。
もちろん、この本に書かれていることがすべて真実かどうか、検証するだけの知識も能力も私には足りない。
しかし、この本の視点で書かれた記事等は、いままであまり目にしたことがない。
従軍慰安婦問題ほか日韓問題について考える時、一度はこの本を読んだ上で、自分の判断を下していただきたいと思いました。
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朝鮮併合の歴史がよくわかり、どうして国民なのか
日本ってやっぱ考えている、いい国だと改めて思わされました。
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日本が、韓国併合した時の韓国の政治状況など、あまり世間では知られていない、当時の韓国の事情が書いてある。
それによると、当時の韓国は、文官の力が強大で、貴族等の特権階級の割合が非常に高く、国が成り立たないほどだったらしい。
実際、日本が韓国を併合した際は、苦しい生活を強いられた一般の人々は喜んだそうだ。
現在韓国は日本に併合された事を国辱としており、日本でも軍部の暴走の結果と言うイメージが強いが、著者は当時の韓国の国内事情では、併合されても仕方がない状況であったとの主張は、驚きとともに、そういう事情もあったのかとある種納得する面もある。
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日韓関係のニュースが毎日のように流れる昨今、ひとつのニュースが流れた。
「韓国、呉善花さんの入国を拒否」
一部報道では、韓国を批判する著作や講演を行っているのがその理由だとか。
本書「韓国併合の道」は2000年に出版されたものに手を加えて2012年に再出版したもの。
李氏朝鮮時代から日韓併合、韓国が独立した今日までを描いている。
李氏朝鮮時代というと、半島に500年の長きにわたって平和をもたらした、栄光の時代と捉える向きもあるかもしれないが、本書によればそれは「幻想」にすぎないとバッサリ。
李氏朝鮮時代の支配体制で最も有名なのが両班体制。
統計によれば、1690年の人口比率における両班の数は7.4パーセント。ところが1858年には、48.6パーセントにまで増加したという。
人口の半分が支配階級の国家であり、不正が蔓延し、のこりの庶民階級から強奪まがいの搾取が日常的に行われていたようだ。
国家財政も社会の経済も破綻し、慢性的な農民一揆が頻発しており、国家は衰亡の極みであり崩壊寸前の体であったらしい。このへんは李氏朝鮮末期の写真をネットで見ることができるので、ビジュアルと合わせるとリアルに感じとれると思う。
そんな中、日朝問題が起こる。
明治維新後の日本が、改めて国交をむすぶにあたって朝鮮側は、日本の親書にある「天皇」の文字、それに洋服による使節を無礼として一切の交渉を拒否。
徳川時代の正装で出直すことを要求するといった強硬な態度であった。
朝鮮の態度に業を煮やした日本は、砲艦外交に訴える。
江華島事件である。
その後日本は朝鮮の開明派とともに、朝鮮を近代国家として改革していくが、朝鮮に対する日本の影響力増大を機具した清国が朝鮮に軍を駐留させる。
これに対して日本は清国の朝鮮における影響力強化を憂慮し、清との対決を決定していくこととなり、日清戦争へと進んでいく。
日清戦争に勝利した日本は、朝鮮の近代化を模索するが、このころ朝鮮国内における親露派が力をもち、ロシアへ急接近するという事態になる。
日本はロシアと「西・ローゼン協定」を取り交わし、韓国の独立を認め、直接の内政干渉を行わないことを取り決めたが、義和団事件を機にロシアは満州に兵を駐留し続け南下政策を既成事実化していく。
日露戦争後、ロシアの脅威を排除した日本は、朝鮮の保護化をロシア及び列強にとりつけることで、国際社会の承認を得る。
その後、日韓併合になるが、朝鮮の進歩派の中に進んで日韓併合を望んでいた団体があったという。
一進会という進歩派は、日韓と満州を含んだエリアにアジアの拠点をつくるという「大アジア主義」の理想へ向かおうとしていたという。
民族の尊厳の確保のためには、自力で民族国家建設が出来ない以上、より強い国である日本との合邦によって西洋列強に対抗しようというのがその思想であった。
現在の韓国では、この一進会の運動に関して「売国奴」のレッテルを貼っている。
日韓併合後の朝鮮半島における政策だが、朝鮮総督府が40%��の土地を奪ったというのはデタラメらしい。
1990年に行われた、朝鮮総督府時代の土地台帳の調査によれば、農民に対して正当な土地所有権を保証するために土地申告を指導したという。
また、朝鮮統治における日本の投資についても言及しており、1900年以降の投資額は80億ドルにものぼり、この投資は赤字つづきで日本の財政が豊かになることはなかった。
工業生産率は年平均5%、GDPも年平均4%と高い水準で推移。人口に関しては、1910年時点で1312万人だったのが1944年には2512万人にまで増えた。
学校制度も整えられ、識字率の調査では1910年に6%程度だったのが、1943年には22%に上昇している。
一般に言われる創氏改名も、強制した事実はなく、法律でも氏の設定と改名の自由をあたえている。
ちなみに、1965年の日韓国交回復から2002年までに日本から韓国に支払われた無償ODAは7000億円(外務省ODA白書)。
戦後もかなりの額の協力をしているようだ。
いろいろ拗れている日韓関係だが、韓国の方の書いた日韓の歴史を読むことで、お互いの歴史認識の違いをより明確に理解できるのではないでしょうか。
データ量、資料からの引用共に、非常に信頼のおける一冊だと思いました。
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本書は「日本に併合されるような事態を招いた韓国側の要因を、その国家体質・民族体質を踏まえながら・・・究明していこうというもの」だという。
「日韓併合」の一般向けの書籍は驚くほど少ない。
歴史上、「日本と朝鮮」との間で何があったのかを特定のイデオロギー抜きに知ろうとすると、読む本がほとんどないことに気づく。
これは「歴史認識」以前の問題ではないだろうか。
本書は、「日韓併合に至る道」を韓国側からみた内容とはいえ、当然それに対応する日本側の動きが見えてくるが、当時日本の支配層で「大論争」があった形跡は見られない。みな、大陸への進出を当然と考えていたのだろうか。
一つの時代が過ぎてしまうと、それをとりまく風景も見えなくなってしまうとはいえ、当時の「日本」と「朝鮮」「ロシア」「清国」をめぐる国際関係は、何度読んでも理解しにくい。
すくなくとも「司馬遼太郎」がかつて小説でイメージした「ロシアの南下とそれに対する防衛」はありえないと思えた。
本書は、歴史を直視した良書であるとおもうが、「日韓併合」については、やはり日本側から見た詳細な歴史を知りたいと痛感した。
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1800年代の李氏朝鮮から1911年の韓国併合にいたるまでの、韓国側の事情を韓国人研究者が紹介した本。新しい発見が多く買った。韓国側の当時の政府認識として、1895年までは李氏朝鮮として中国の華夷秩序の中の「王国」であり、独立国家として認識していたのは1895年から1911年までの「大韓帝国」時代であること。李氏朝鮮では内部の権力争い(平安時代のような)に終始し、日本の明治維新や、中国の洋務運動や李鴻章の北洋艦隊のような運動が起こらなかったこと。外交関係を清と日本に限っていたため、欧米事情に非常に疎かったこと。改革派に対して、儒教的守旧派は日清戦争までは清を、その後はロシアを頼り、その都度、日本が強引にクーデターをけしかけ権益確保を図ったこと。日露戦争後、韓国でも一進会という大アジア主義的な勢力が人気があったこと。一方、日本による韓国統治については肯定的すぎる観もあり、小熊英二が指摘しているように、日本は韓国人を「平等」視しなかったこと、一貫した政策がないまま韓国統治を実施したことなどの課題面は書かれていない。また、明治期の日本政府が内外事情に苛まれながら、誠意ある対応をしていなかった(する余裕がなかったのかも)ことは残念に思った。韓国人視点で、韓国文化や考え方から、「なぜ李氏朝鮮・大韓帝国はそうだったのか」がわかりやすく説明されている。
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著者の本は久し振り。以前読んだのは、祝詞に謡われる水辺の女神達のことや日本の田舎の風景を美しいと褒めた風土記のような本だった。
最近は、新聞広告で韓国の悪口を言う日本人と対談している本の広告が目に入ったり、韓国に入国できなくなったとニュースが耳にしたりと、個人的には有難いようにも、困ったようにも感じている。
本書の半分までは金玉均に割かれている。浅田次郎さん「蒼穹の昴」の科挙で優秀な成績を取った青年官僚を思い出す。あの小説とは袁世凱など人物が被るところもある。福沢諭吉の具体的な援助が意外。
確かに、金玉均のクーデターこそが韓国唯一の独立の可能性、唯一の希望だったはずなのに。
その後の韓国は清国に頼ったり、ロシアに頼ったり、日本の力づくの介入を招いたりと大迷走。元々他国に縋るしか存在出来ない国だったのに、中央集権が過ぎて李朝に代わる権力の受け皿がない不幸。
結局、韓国は日本に併合されるが、三・一独立運動の後、日本は文治統治に変わり、大きな抵抗運動はなくなったという。日本の統治は収奪というより、近代化のための教育、産業育成の投資が大きく、取るものより与えるものの方が多かったと具体的な数字を挙げて論証している。創氏改名は強制ではなかった、土地の収奪もなかったと巷間で云われていることはかなりの違いがある。
当時は日韓ともに大アジア主義の考えは確かにあって、韓国にも日本と連携して近代化を図りつつ、西洋に対抗しようとした人間も多数いたのである。現在からは理解しにくく、大東亜共栄圏の侵略主義とレッテルが張られてしまうが、金玉均などの人々が今でも祖国の裏切者としか見られないのは韓国にとって不幸なことと思う。それは筆者に対する韓国からの評価にも云えることだけれど。
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韓国の現代史を史実に基づいた、極めて冷静な視点で紐解く。韓国が、こうありたいと願う希望的観測で綴った歴史ではなく、ロビー活動のためのでっち上げでもない。この手の著書は、日本側の反省もこめた先の大戦の総括書としてしばしば見られるが、韓国併合までの歴史を、それ以前の韓国における内部事情から綴られているものは、中々珍しい。大院君と閔妃の政争、両班のために機能しない経済。清に冊封され、全く独立国として機能していない、悲劇の韓国。日本の植民地化は、正しかったか?成り行き上、最適な判断をすれば、あるいは歴史とは、パズルのようで、そこに当てはまるしかない状態のようにも見える。そして、歴史のこの1ピースを嵌める木枠を作ったのは、イギリスであり、アメリカである。韓国併合とは、西洋史の1ピースなのだ。
日本列島に匕首を突き付けた如く位置する朝鮮半島は、防衛上、重要な地理的条件を有するかのように、よく言われる。しかし、不凍港を欲しがるロシア以外の国には、大した魅力もないのではないか。結局、ユーラシア横断を企んだ満州鉄道利権というパズルの序盤の1ピースに過ぎないのではないか。
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明治維新後から韓国併合に至るまでの過程を親日視点から描いた書。まぁ、何で併合しちゃったんでしょうね。傀儡植民地にしときゃ良かったのに、と後知恵にして思わざるを得ない。
終章でまとめられてる、韓国の歴史教育とマスコミを見る限り、今後50年は政治的な対話は難しそう。まぁ、河野談話を出した際に、韓国から念書を取らなかった外務省が一番悪いということで。
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実に面白い。決して僕が嫌韓だからということではない。
呉善花さんの論法が明快だからである。帰化した呉善花さんは、日本と朝鮮との歴史を分け隔てなく事実を基に紐解いてわかりやすく解説しているのである。その結果が韓国の併合へと繋がる様が論理的である。おそらく事実誤認はないものと思われるのです。
明治維新以降、朝鮮半島の李朝も近代化と富国強兵を推し進めなければ、隣国日本も窮地に立たされてします恐れがあり、その過程の中から華夷秩序の従属下から李朝を独立させる必要があった・・・というのが征韓論へと続く
李朝からすれば「皇」は中国皇帝のみに許される称号であり、「勅」は中国皇帝の詔勅を意味した。朝鮮王は中国皇帝の臣下であるが日本王の臣下ではない。と、このような傲慢かつ無礼な!というのが今も活かされているから、いまだに朝鮮人の傲慢さが日本人を卑下し、在日においては卑屈なのであろう。