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技術の説明もおかしなところがなくて、ちゃんと理解して書いてるのがよくわかる素晴らしいノンフィクション。同時代の物語を堪能した。
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「原書は、米アマゾン担当者が選ぶ2011年ビジネス部門の第1位!」(アマゾン)
ついにベールを脱ぐGoogleの裏側!
2011年で最高のノンフィクション!
Google社員も驚愕する脅威の技術進歩と際限なく増殖し続けるデータはどこへ向かうのか!
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googleと広告ビジネスの成長の流れを知れる。ネット業界等ではたらくと、広告の成長の部分はぜひ知っておくべきだし、この本は読んで損はない。googleが目指しているものはおもしろい。
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ずっしり重たい600ページ超
リュックに入っていても背中から存在を感知できるし
長時間読んだ後もまだまだ残りがあることに安心できる
そんな数週間を過ごすことができた作品
グーグルについて,すごく内側から,説明・記述してくれます.
-my bookdarts-
「サポートがないことが気に入らなかったり、誰かと直接話をしたいと思うこともあるかもしれない。だからと言って利用をやめたりする?より優れた製品をつくり出している限り、サポートは差別化にはならない」
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データを偏重し、物事を論理的にすすめるカルチャーのGoogle。検索分野、広告分野での成功の後、クラウドへの進出、モバイル業界への介入、アンドロイドの買収、そして、グローバル化する中で国内外の政府との攻防、それでも未来を見続けて次に進もうとする無邪気さ。サーゲイとラリーという二人はほんとに本物なんだなとわかる。
ソーシャル系ではうまく波に乗れていないが、
”アルゴリズムを絶対視するグーグルの遺伝子は、ソーシャルネットワーク革命にうまく適応できないのではないかという見方を退けた”
とまだまだ強気。
この先、インターネットの覇者として、なにをしかけてくるのか、本当に楽しみ。
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今や知らない人いないであろうインターネットの巨人Googleの設立から今までを丁寧に描いた一冊。
その成功の原因の一つは優秀な人材の獲得。
この本で書かれているように創始者のラリー、サリゲイの二人は共に優秀で非常に魅力的な人物である。(問題もあるが)
それに惹かれてさらに優秀な人材が集まっていく。
またGoogleが解決しようとする問題は常にハードルが高い。
つまり一流の人間が取り組むにふさわしい問題をGoogleが提供しているのも重要だろう。
もう一つは徹底した理想主義。
今ある技術にとらわれず、こうあるべきというのを常に考えそれを実現するために努力していく。
Googleが世に送り出した技術も常にこの考えのもとに生み出されている。
最近ではfacebook等SNSの台頭でその地位が危ぶまれていると言われるが、今後も魅力的なサービス、魔法のようなテクノロジーを生み出していってほしい。
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googleの創業からの歴史が一冊でわかる本。厚くて、コンピュータ用語たっぷりで難しかったが、あれだけのチャレンジングな企業も、大企業病的な症状に陥ったことにも驚いた。
最近は、巨大になりすぎて国際問題や訴訟問題などで大変そうだが、検索、広告、クラウド、携帯市場で次々に成功していて、次の動きが楽しみ。
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"追われる立場から追う立場へ" とあり、 Facebook の台頭のことを指していると思われるが、 Facebook はエピローグに登場するだけだ。本書は、ここまで Google の軌跡を内側から綴ったルポ。"追われる立場から追う立場へ" は煽り…。 (^^; 栄枯盛衰。Facebook が脅威ではあろうが、時価総額 1,830 億ドル (2012年6月) の牙城は、未だ健在である。
数々の Google の挑戦と挫折。業界を牽引する一社である Google だから、Google ウォッチャーででなくとも、この業界のエンジニアは Google の動向をおおよそ知っているだろう。Google 検索から GMail, Google Map などの成功事例、Wave や Orkut などの失敗事例、震災の時の Google Person Finder など、仮想世界政府のサービスを提供する彼らの活動は、我々の目に触れる機会も多い。だが、彼らの内側のことはあまり知られていないに違いない。その彼らの活動の葛藤について内側から書かれた本書は、実に興味深い。
もっとも印象に残っているのは Google の中国進出記。その挑戦と挫折は、少しばかり中国貿易の経験のある私には、胸に残るものがある。"Google でも Great fire wall は崩せなかったか…" と。中国四千年の歴史は侮りがたし。
数多の挑戦の中に未来はある。失敗を繰り返したところで、彼らの挑戦は変わらないに違いない。これまでいくつもの常識を壊してきた Google。その真実の片鱗を、ぜひ本書で。
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まさしくGoogleの決定本。
前半は広告の仕組みやアイデアがこれでもかと紹介され、うっとおしいくらいですが、後半のリストラや中国撤退の一部始終に代表されるGoogleの苦悩は目を見張る面白さ。
エピローグのGoogleが直面する「追われる立場から追う立場」も大変興味深いです。
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他のグーグル本が検索と広告ぐらいしか扱っていないのに対し、ブックサーチやアンドロイド、中国問題と幅広く、大部のわりにはすんなり読める。
グーグルの成功は、ともすればページランクに帰されることも多いが、検索アルゴリズム自体も日々改善を続けていることや、並列化、冗長性を十分にとり、最初からスケーラビリティについてよく考えられていたことなどがよく分かる。よく話題になる20%ルールについても、完全な失敗というのはめったになく、何かしら残るので無駄ではない、という考えが根底にあるようだ。
製品自体が優れていればサポートがないことは差別化にならないというやや独善的な信念、最近では中国問題でややミソをつけたことに加え、グーグルの強みの根源であったマシン主導でアルゴリズムを絶対視する文化というものが、主観を重視するSNS革命の時代を乗り切れるのか、興味は尽きない。
・ホットドッグという検索語がきたばあい、それが煮えた犬でないことは予めホットドッグという単語が野球場などと同じ文脈で使われることを学習しているため正しい検索結果を返すことができる
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Google秘録に匹敵するGoogle本。
Googleに個人情報取られても、政府が国民総背番号制を引いても、実質的な問題は起こらない我が身としては、Googleが多少邪悪だったとしても困らないが、アウン=サンなら困るだろう。難しい問題である。
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Googleの
・創業から現在までの歴史
・企業理念
・各種サービスが生まれた過程と関わった社員
・ライバル企業に対する戦略
・中国撤退、プライバシー問題
が詳細に書かれている。
世界のITの潮流を知る上でも読む価値あり。
前半は、「世界中の情報をアクセス可能にさせる」という理念に基づくサービスの開発経緯、過程を中心に描かれており、引き込まれる。
ここまでは良い面がほとんど。
後半は、理念と理想のギャップに苦悩する姿が描かれている。
業績上昇と共に、抵抗勢力の反発も増大していく。
一企業として、利益を上げるためには理想も変えていかねばならない。
情報は欲しいけど、なるべく提供はしたくない。
それが人の本質なのでしょう。
600ページと分厚く、文字が小さいため、読了に一ヶ月かかった。
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ついに読了!600ページ超ということでなんかうだうだしてたら読むのに2,3週間かかってましたw
書評を書くのはめんどすぎるので、振り返りも兼ねて線を引いたとこだけめもっときます!(線が引けない状況で読んだ部分も多いのでそのへんは割愛。ああ絶対これ読み直さなきゃ・・・)
▼グーグルが目指す世界について
・非公式な社是である「邪悪になるな(Don't Be Evil)」からもわかるように、グーグルは道徳的に正しく有りたいと常に公言してきた。だが同社のテクノロジーがもたらす結果がプライバシーと人権を侵害する可能性については、完全に盲点になっているようだった。 ユーザーに奉仕するために計画していた巨大な人工知能による知識集積活動が私たちの生活や生き方そのものに予測不可能な結果をもたらすという矛盾が表面化しつつあった。
・ラリー・ペイジの言葉「よりよい世界をつくるためには、発明以外にも多くのことに手を染める必要がある」
・セルゲイブリン「グーグルには人間と同じくらい賢くなってほしい。ユーザーが質問を思いつくのと同時に答えが帰ってくるのが理想だ」
・検索結果に対するゆーざーの行動を逐一トラッキングすることで検索エンジンの改善ポイントを見つける
・ユーザーが単語のスペルを間違えた後で検索をやり直すプロセスを分析することでグーグルは独自のスペルチェッカーを開発
▼グーグルの企業文化について
・モンテッソーリ教育の影響
⇛前提を疑う
⇛自分で試す、考える
・規律は自由な環境で習得されなくてはならない。規律を学んだ個人とは、まるで不自由なヒトのように口をとざすことを強制されたり、全身が麻痺したヒトのように自ら動く意思を封じられた人間のことではない。そうした個人は規律を施されたのではなく破壊されたのだ。規律を知る個人とは完全に自らの意思にしたがって行動できる人間に事である
・人材の採用ではその人に関する情報はすべて参考にする
・グーグルの社訓をまとめたキャンベルは、会長を務めていたインテュイットでは社員を何人か集めて、会社の内外で共有できる企業理念や価値観をまとめさせた(事業が先、理念が後 なとこがポイント)
▼グーグルのビジネスについて
・スピードがあがれば利用頻度が増えることがあきらかになっている
・コストを話題にしない。投資回収率も論じない。人材確保の可能性とユーザーにとってのメリットを考える(中国進出)
・中国の市場調査に1年かけた
▼今後
・facebookに抜かれてから、一般企業のような企業文化が出始めてきた
・
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キーワード
★アルゴリズム
★邪悪にならない
★トロイカ体制
★モンテッソーリ教育
★技術革新、自由
★オフィスの自由さ
★大胆不敵
内容が濃いです。
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#009 グーグル ネット覇者の真実
どこかのブログでオススメされたので勢いで買って、全600ページのすーぱーボリュームにびくびくしながら読み始めてみると・・・ちょう面白い!創設からビジネルモデルが組み上がるまでのスピード感、手に汗握る数々の挑戦、そしてfacebookの出現による追われる立場から追う立場への苦境。映画や小説よりよほど引き込まれるドキュメンタリーでした。著者はグーグル社内で初めて内部事情を詳しく取材されることを許可されたジャーナリストだそうで、創業者2名の名前だけが注目されがちな中で、サービスを開発した社内の数々の天才たちにもしっかり焦点が合っており、それがリアリティをよりいっそう際立たせている。実はこの手のグーグルドキュメンタリーは初めて読んだので他の作品と比較はできないのだが、それをさっ引いてもオススメの一冊。誰か映画化しないかな。