投稿元:
レビューを見る
タイトルに惹かれました。
「耽美」
「少年愛」
「悦楽」
追及したい文言です。
この方の本のタイトルは心をくすぐるものが多いです。
世界禁断愛大全―「官能」と「耽美」と「倒錯」の愛
世界性生活大全 「愛」と「欲望」と「快楽」の宴
世界情死大全 「愛」と「死」と「エロス」の美学
やんごとなき姫君たちの秘め事…などなど
人間の欲とは、探究心とは、行き着く所とは…などと考えてしまいます。
投稿元:
レビューを見る
そこまで時流に乗って金稼ぎしたいのかねぇと眉をひそめるタイトルだが、そこに乗っかってしまった私がいう筋でもない。
内容は安定。
同性愛をめぐる通事的な説明。
欧米の作家たち。泣けるぜ。
日本の男色道も別の章を立てて。
投稿元:
レビューを見る
表紙が美しくて購入
古今東西の少年愛をまとめた真面目な本だけど、まぁどこの国もやることは一緒というか途中でもうおなかいっぱい状態に
もっと挿絵入れてくれたらよかったのにー春画でもそういうのいっぱいあるでしょ
トーマスマンとかカポーティとかヴィスコンティとかニジンスキーとか特定人物のは興味深かったなー近代の日本人ではいないのかな?三島くらい?表立った同性愛者がいないな
こないだ「ベニスに死す」映画観たけどタジオの美しさったら!!あれ岡田真澄の可能性もあったんだっけ?
まぁ要は「昔っから同性愛は存在したんですよ!(ドヤァ」っていうBL肯定の証明材料集ってことかな?何百年も経ったら現在のBL文化も陰間と同列で語られたりするのかな?(しねーよ!)
(紀伊國屋書店で購入)
投稿元:
レビューを見る
創作資料としてのレビューです。
目次だけ見てても創作のネタとして参考になりそうなもの多々。
例)[少年の精液授与の行為]、[同性愛の愛人同士の軍隊]、[家の贅沢品としての「快楽の子」]、[男娼館に出入りする不良少年との出会い]、[政治的野心を持たないように女装させられた]……などなど。
・五章はどちらかというと、著名な同性愛者の人生についての羅列のみ
・どちらが抱く/抱かれるなのか不明な記述が多い(そもそも不明なのかすら記載されてないものも)
・著者は肉体関係あるホモセクシャルよりも、美しい精神関係がBLの理想の形ではないか、という方向性で書いている
・たまに絵や写真といった資料あり
・エピソードが細切れなものが多い。量が多いので、そこから興味のあるものを自分で調べる形で活用出来そう
・結論を先に述べない書き方なので、少し読みづらい
ボーイズラブ、というタイトルですが、同性愛の歴史を薄く広く、世界に向けた形でまとめたものです。
近世以降は、歴史を少しかじった人ならば耳にしたことのある内容のものについての言及が多いです。しかも、同じようなエピソードにかなりのページ数を割いている感じでした。
人的には中世以前は不寛容時代の前ということで、色々な趣向があって興味深かったです。
投稿元:
レビューを見る
「同性を愛する」という精神と行為は、古代から存在する。原始宗教としての行為であったり、快楽の一環であったり、精神的な繋がりを強固にする目的であったり、一つの文化であったり、当人の生い立ちに起因するものであったり。
古今東西の「記された歴史」から選出された、「少年を愛した人々」を綴ったアンソロジー集。
「【男が少年に愛欲を抱く】というのは決して異常ではない」ということは、歴史が証明している!
「腐女子の勝手な妄想が信じられない・理解できない」とか、「ホモが好きな女はキモい」とかいう人がいるそうですが。
いやいやいやいや。
一部の現実(史実)は、腐女子の妄想の斜め上を飛んでいます。
コレを読むと、「【男が少年に愛欲を抱く】というのは決して異常ではない」ということが、「ショタケット(少年愛オンリーの同人誌即売会)では男性参加者の割合が多い」という事実に納得できる。……かもしれない。
投稿元:
レビューを見る
面白かった。こういう、エピソード集めたような本は前からあったと思うが、堂々と「ボーイズラブ」とか言ってるところに時代を感じる。
投稿元:
レビューを見る
BLというより世界の少年愛を中心にしている印象。紹介されているエピソードが幅広かったのは◎。ただ記録に残っているのか、それとも想像で補われているのか曖昧になる書き方をされている気がするので、話半分楽しむのが良いのではないかなー、と思われます。あと単純にわかりにくかったところがありました。
投稿元:
レビューを見る
世界の名だたる文豪から、戦国武将まで、男色の文化は広く浸透していたのね、ということが分かる一冊。
資料としての価値はあると思うのだけれど、ただただ人名と事実を並べるだけで、そこに著者の解釈や、情報としての整理・再構築がないので、正直読んでいてあまり面白い本ではなかった。
投稿元:
レビューを見る
「何読んでるの?」と聞かれ、慌てて「ヨーロッパ史です!」と答えた記憶がある。
ボーイズラブ、というよりかは、ゲイ・男性の同性愛の歴史を追った物といったほうが、正しいかもしれない。
とにもかくにも、生々しかった。
投稿元:
レビューを見る
あの男性もこの紳士も!歴史観が変わる、大作家先生の作品の受け止め方が変わる。学校では教えてくれない歴史や文学や芸術がここに。何かこぅ、第三の目的なものが開眼。本をただ読みふけるだけではなく、何も男色のことだけではなく、作家たちの私生活や人生を知ることは、一つの作品の見方をかえて鑑賞、考察できて面白いかもしれないとう気づきなった。作品が生まれた歴史観や世情も深く汲み取ることも大切なエッセンスだと再考。
投稿元:
レビューを見る
はじめに、海外の同性愛の歴史の概要。
次に、海外同性愛作家のエピソードを詳しく紹介。
ここまで、情報としては偏っているかもしれないけれど、枚数を使って説明しているので、興味を持って読むことができました。
しかし、日本における同性愛についての記述がテキトーすぎてワロタw