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またしても、とても面白い読みもとして、読み終えてしまった。それとともに、多くの小売業者はこんなにも在庫を抱えつつ、営業を続けているのだろうかと?疑問を持った。
在庫管理については、在庫となる資産の普遍的価値と、製造にかかる時間をきちんと考えなければ、何もかもが少なくてもOKというのは違うように考えている。一般的に考えて、その期間が1年もあるというのは、おかしいというようにも思う。
この本を読んで、えっ、と思える小売店、またはそれに準じる販売を行っている方は、すぐにでも業務を見直す、または販売方法を見直すべきであろう。
心躍るストーリーで、楽しい時間をすごすことができた。
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面白くてあっという間に読み終えました。
小売業を舞台に「在庫」のソリューションです。
課題の掘り下げ方が勉強になりました。
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読了。小売の仕事にとってはまさに積年の課題に対する回答を与える本だったと思う。ただ、ザ・ゴールを読んだときのようような衝撃は受けなかった。それはまだ小売に対する理解が少ないからなのかもしれない。クリスタルボールにもすがりたい仕入と販売量の予測の問題を、いくつかの倉庫で吸収しつつ店舗の在庫を減らすという考え方。ただ残念だったのはそのメカニズムの解明にページのほとんどを割いていて、本書の中でダレンがあげているシステムとしての問題に対する、解決策が最後の数10ページで申し訳程度に入っているだけだったので残念。(サプライヤーをパートナーとして見てどういうインセンティブをつけるか等)。ダレンのあげている問題を解決しないとシステム(仕組み)としては本当に使えるものにならない。性急にこの本の表面だけ読んで、「使えない」という結論にならないか心配だ。[2009/12/3]
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ザ・ゴールの作者が小売流通の盲点を突くアイデアで、業績アップの本質を目指す。
具体的に何をするかというと、店舗に在庫を置かないようにして、地域倉庫や大倉庫の中でやりくりするというもの。各店舗の売り上げ予想なんて、当たるわけもなくという実際にある話をヒントに、地域倉庫の予想はある程度当たるし、大倉庫になればより確率は高まっていく。一方で、売れ筋商品の在庫切れを極限まで抑えれば、売り上げも伸びて一石二鳥。
小売に従事する人以外には意味がないというわけでもないのが、彼らしいところ。ビジネスの現場でブレイクスルーをどう起こしていくか。そのヒントが詰まっているのではないだろうか。
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扱っているテーマは前作と重なっているが、物語的にはこちらの方がとっつきやすく、面白い。小説として洗練されてきているなあ、と感じましたよ。復習になりました。
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ザ・ゴールやその続編はビジネス書としても小説としても好きですので、本書の発売は楽しみにしていました。
結論から、過去の作品の焼き増しですね。基本的な考え方は一緒です。
推測するに、製造業にスポットを当てていた初期の作品に対して小売業にも適用可能なことを知らしめる目的で書かれたのだろうと思います。
制約を特定して(偶然の要素が大きいですが)、改善すると次の制約があらわれてそこを改善する方法を考えるということを話の流れは初期の作品と同じです。ただし、今回の主人公は偶然に助けられるという幸運の持ち主であると思いましたがw
初めて氏の著作を読まれる方は非常に楽しめる内容です。
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■概要
最近読んだ本の1冊です。
レビューはまた改めて。
■仕事に役立つ点
<あし>
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・在庫所有者は君の店のままで、置いておく場所だけこっちに移すんだよ。(44)一日の終わりに、メールでまとめて送る(66)
・カートン単位でなく、商品一つからでも送ってくれる。(50)
・1日平均売上20日分と決めた(53)
・一日の終わりに商品すべての棚卸しを行う。そして、20日分の在庫からそれを差し引く。(70)
・品切れが発生したSKU(=人気商品)の売上が概ね、売上高の増加分に一致している(99)
・僕の店からオーダーが入って、君のところに半端な在庫しかなければ、それは人気アイテムということだ。他の倉庫からクロスシッピングで集めればいい。(126)
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ゴールドラット氏の本は、大抵読んでいます。クリスタルボールも面白かったです。amazonでは、新しい発見がないとか、TOCの焼き直しとかの批評がありましたけど、そもそもTOCのサプライチェーンの適用例なので、良いんです。
今回は、偶然の事故に対して対策したら予想外の結果がもたらされて、その要因の究明のアプローチです。このアプローチは、プロジェクトとか組織とかビジネスモデルにも適用できるなと思っていたら、解説に全体最適化の組織変革の手法のままになっているとのこと。関連の本を読みたくなりました。
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ザ・ゴールで有名なゴールドラット先生の最新作です。
ザ・ゴールでは製造業に対してTOC理論を適用させていましたが、今作では小売業の流通に対して同理論を適用させる内容です。
在庫のカップリングポイントを小売店から地域倉庫へ移すといった内容です。それを一地域で実践し、その後適用地域を拡大していきます。目新しい内容ではないとも取れますが、実際にこの内容を実現するには数年掛かると思われ、非常に難しい内容だなあと感じました。
ましてや自社グループ内だけではなく、サプライヤーを含めたSCMの構築を行っているので相当レベルの高い内容だと思われます。
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TOC (theory of constraints)制約条件の理論 の提唱者 エリヤフ・ゴールドラット博士の最新刊です。TOCの辞書的な定義としては、
「生産工程の中にはボトルネックとなる工程があり、それが全体のスループット(生産量)を決定する。最適生産のためには工程全体のスケジュールをボトルネック工程の能力に合わせる必要があり、生産性向上のためにはボトルネック工程を重点的に改善すべきだ」
詳しく知りたい方は、「ザ・ゴール」という本を読んでみてほしいですね。物理学者の博士は、合理的な思考で、森羅万象を読み解いてしまいます。直面している事象に捉われていては、根本的な解決はできないんです。
例えば、ある工場の生産性が著しく低いという事象に直面したら、一般的にはどう対処するでしょうか?
機械の生産性が低いので、最新の機械設備に更新する。
工員の研修を強化して、作業に対する理解を深める。
「それは、生産性向上につながっているのか?」という本質を突き詰めて考えてみようという考え方。そうすると、じつは、生産性が上がらない理由は、工場内にいくつかのボトルネックが発生しているせいだと気付きます。
営業からの無秩序な生産依頼
仕掛かったまま半完成で放置された資材
工程により、著しく生産能力に差があるため、待ちが発生している生産ライン
ここを解決しないと、何も改善しないんじゃないの?と例えば、こんな具合。
ザ・クリスタルボールは、TOC理論を、小売業に持ち込んだお話です。
売上を挙げるには、在庫をもたなければならない。
という、一見当然に見える命題に潜むウソとは・・・。
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ザ・クリスタルボール
著者:エリヤフ・ゴールドラット 監修: 岸良裕司,翻訳: 三本木亮
ダイヤモンド社 / 単行本 / 2009-11-13
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ゴールドラット博士の新著。
今回の舞台は、雑貨、衣料品の中堅チェーン店。
それまでの常識にとらわれず、流通、在庫管理にも
TOCを導入する。
この人の作品を読むと、ビジネスにおいて、
科学的なアプローチがいかに重要か理解できる。
それは、問題をモデル化し、制約条件を
見つけ、そのボトムをどう使うかに集中すると、無駄な
工程や作業が見えてくる、という考え。
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エリヤフ・ゴールドラット 最新作
売れ残るリスクを抱えてまで在庫を持つべきか、それとも売り逃すリスクがあっても在庫を減らすべきか。「在庫を大幅に減らしながら、利益を上げる」――常に市場の変化にさらされ、競争の激しい小売ビジネスの“限界なき可能性”を示す。
『ザ・ゴール』が世界のものづくりの世界を変えてしまったとするなら、本書『ザ・クリスタルボール』は、小売業のあり方を変えてしまったと後世語られることになるだろう。 (Amazonより)
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いつもわかりやすい!
TOCの理論が、今度は小売業に展開。
在庫と販売機会のジレンマをいかに最適な方法で解決していくか。
既存のルールに縛られていることは、日常多分に存在する。
そのルールから逸脱するようなことは、不安を生み、そして批難される。
『本当にそれが正しいのか?! 最適な答えはないのか?!』
ゴールドラット博士のTOC理論の根源にあるのは、そんな疑問なのだろうと
自分は考えている。
非常に読みやすい良書です。