紙の本
経営について「考える」ための本。
2009/03/21 16:06
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:龍. - この投稿者のレビュー一覧を見る
経営について「考える」ための本。
本書は、ドラッカー教授の膨大な経営に関する著書から、「これは!」と思われる文章を名言集としてまとめたものです。
読むだけでは意味がありません。考えるための本です。
そもそも、マネジメントという概念を確立させたのが著者です。
本書を読みながら考えていると「組織」という存在の大切さに気付かされます。
人間が何人か集まり組織が形成されるわけですが、その組織に使命を持たせることで、そこに働く人々を生かし、社会に貢献するということなのです。
組織を運営していくマネジメントという意識を持たなければ、うまく運営することはできません。
会社の前提が、継続企業であるように組織の目的も存続するため、ということなのです。
マネジメントがうまくいかず、倒産の憂き目を見る会社が増えつつある昨今、マネジメントの本質を見直す必要があるのかもしれません。
今の時代にぴったりの言葉。
「マネジメントにとって最大の責任は、組織の生存を確実にすることである。組織の構造を健全かつ堅固にし、打撃に耐えられるようにすることである。急激な変化に対し、機会をとらえることである。」
危機に対応していかなくては。
龍.
http://ameblo.jp/12484/
投稿元:
レビューを見る
Kodama's review
これも餞別で頂戴した書籍です。とても勉強になりました。経営とはどのように考えていかなければならないかということの一端をあらためて窺い知ることが出来た一冊です。
個人的にはとっても勉強になった一冊なので、「★」は5つです!(07.6.10)
お勧め度
★★★★★
投稿元:
レビューを見る
顧客と市場を知っているのはただ一人顧客本人である。したがって顧客に聞き、顧客を見、顧客の行動を理解して初めて、顧客とは誰であり、何を行い、いかに買い、いかに使い、何を期待し、何に価値を見いだしているかを知ることができる。
もっとも重要な情報は、顧客ではなくノンカスタマ(非顧客)についてのものである。変化がおこるのは、ノンカスタマの世界においてである。
マーケティングは顧客からスタートする。顧客の現実、欲求、価値からスタートする。「我々の製品やサービスにできることはこれである」ではなく「顧客が勝ちありとし、必要とし、求めている満足はこれである」と言う
よきせぬこと、ギャップ、ニーズ、構造の変化、人口の変化、認識の変化、新知識の獲得、これら7つの機会のすべてを分析することが必要である。分析を体系的におこなわなければならない機会をたいけいてきにさがさなければならない
投稿元:
レビューを見る
毎朝仕事の前に読むのもいいかも。
経営者の方、幹部の方が読んでいるのがおおいのではないでしょうか。
経営に関するヒントが得れるはず。
シビれる!
投稿元:
レビューを見る
ドラッカーのこれまでの著作から名言、格言を抜粋して編纂した『ドラッカー名言集』シリーズ第二弾。
経営者、幹部でなくても、自分のチーム、あるいは個人の仕事と人生をマネジメントしていく上で参考になる名言がある。
投稿元:
レビューを見る
ドラッカー名言集は全部好きだ。
この『経営の哲学』は、当然ながら企業についての名言が多いが、非営利組織の大学で働く者にとっても、我が身のことととして響く。
組織の存在意義(p14)
マネジメントの3つの役割(p15)
強みを機会にマッチさせよ(p50)
マーケティングは販売を不要にする(p76)
生産性を高める6つの条件(p105)
自己管理による目標管理こそ経営の哲学(p162)
組織のDNAは現場にある(p173)
などなど、全文暗記したいところだが、
暗記するだけでなく、様々な場面で反射的に行動できるよう全身に染みこませたい。
投稿元:
レビューを見る
ドラッカーのたくさんの名著からのエッセンス集。マネジメント、顧客、利益、意思決定、組織論等について、各10個程度、数行のフレーズの中に作者の思想が凝縮されている。当然ながら、全編優劣つけがたい記述であり、読み手の関心でポイントを抽出するしかない。各項目、文章が短いこともあってさっと読めるが、一つ一つは深く考えさせられるものばかり。特に印象に残ったものに関しては、巻末の引例リストから元本を当たるべし。
投稿元:
レビューを見る
知識労働者の生産性を向上させるためにまず問うべきは、何が目的く、何を実現しようとしているか、なぜそれを行うかである。
生産性向上のための最善の方法は、他人に教えさせることである。
知識社会において生産性の向上をはかるには、組織そのものが学ぶ組織、教える組織とならなければならない。
投稿元:
レビューを見る
研修の課題本
ドラッカーさんもこんなにぶつ切りにされたんではちょっとお気の毒。朝礼のスピーチ用のネタ本ですかね?
投稿元:
レビューを見る
ドラッカーの著書からの名言引用集。
本書は経営における考え方・方針だけを集めたもの。
気に入った・印象に残った名言の出典元の本に戻り、
それらについて、より詳しく知りたくなる珠玉の名言集。
全ビジネスパーソンにお勧めできる良書。
個人的に一番印象に残ったのはこれ。
「重要なことは、正しい答えを見つけることではない。
正しい問いを探すことである」
投稿元:
レビューを見る
ドラッカーの著書から名言のエッセンスを集めています。印象に残る素晴らしい言葉が多く出てきますが、いずれも哲学に近い箴言のような深さを感じます。私たち(経営者、管理者、企業人、組織人・・・)がいつも心がけ省みる必要がある言葉ばかりではないでしょうか?「目標を達成した時は、お祝いをすべき時ではなく、事業の定義を見直すべき時」(未来への決断)、「重要なことは明日何をなすべきかではなく、不確実な明日のために、今日何をなすか」(マネジメント)、「顧客の全支出のうち自社が提供するカテゴリーの製品やサービスに使ってもらっている割合が重要」(明日を支配するもの)、「市場を支配すると惰眠を貪る。自己満足によって失敗する。革新に対する抵抗が出てくる。適応が危険なまでに難しくなる」(マネジメント)、「利益は企業の目的ではなく、条件である。意思決定の理由や原因や根拠ではなく、妥当性の尺度である」(現代の経営)、「知識労働者の動機づけはボランティアと同じである。報酬を手にしないがゆえに、仕事から満足を得る」(明日を支配するもの)等等つい先立って日経「私の履歴書」に連載されていた著者の人生の深みが一つ一つの短い言葉に表れていると感じます。
投稿元:
レビューを見る
一言づつの金言集。時間なくてもすぐ読めます。
ただし、深い―。
じっくり反芻し、何度も何度も味わうことになるでしょう。
傍らにおいて、迷ったときに読み返したい一冊です。
投稿元:
レビューを見る
参加予定の研修の事前指定図書。
ドラッカーの本は示唆に富んでいて、とても参考になる。ほとんどの本を読んでいて、時々読み返したりもする。
この本は、ドラッカーの著作からの名言集。
ドラッカーの著作は、読むのが簡単ではない。とても大事な原理原則を示しているが、どちらかと言えば、コンセプチュアルな内容で、現実の場面への適用関係は、読者が考えないといけない。そういった類の本だ。
そういった本の中から、多くて数センテンスを選んで並べても、前後の文脈が分からないので、その名言の本質が分からないと思うのだけれども。
投稿元:
レビューを見る
さすがドラッカー先生。再読だが、何度読んでも色あせない。
「自己管理による目標管理は、人間というものが、責任、貢献、成果を欲する存在であると前提する。大胆な前提であり。だが我々は、誰もがほぼ期待どおりに行動すること知っている」
「マネジメントたるものはすべて、リーダー的地位にあるものの一員として、プロフェッショナルの倫理を要求される。 それはすでに、2500年前のギリシャの名医ヒポクラテスの誓いのなかにはっきり表現されている。知りながら害をなすな、である」
「知識労働者の動機づけは、ボランティアの動機づけと同じである。ボランティアは、まさに報酬を手にしないがゆえに、仕事から満足を得る」
投稿元:
レビューを見る
"ドラッカーさんの明言を集めたもの。経営に関するテーマで集計。
効率化を考えるときは、事業のすべてを俯瞰する必要があり、事業単位で止めてしまうことの方が効果が大きい。ちまちまやっていても大した結果は生まない。
なんて、ことも書いてある。
視野を広げてくれるコメントが多々ある。それぞれの本を読むことの効能の方が大きいと思いつつ、こうしたお手軽な本もたまにはよい。"