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父親は黒澤明と同級生であった事が唯一の自慢の種だった、
という筆者が、ひょんなことから黒澤ファミリーと知り合い、
常に近くでこの巨人と共に過ごして来た過去を振り返る。
人間「黒澤明」の魅力を描いた秀作。
思わず黒澤作品のDVDを借りてきた。
ちゃんと見てないんだよなぁ。実は。
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[ 内容 ]
“世界のクロサワ”の傍らで約二〇年間、数々の言葉を聞いてきた映像プロデューサーが回想する、その威容。
[ 目次 ]
巨星堕つ―来たるべき日
接近―『影武者』の現場
アパートの巨星―二度目の邂逅
復活―『影武者』プレミア上映会の熱狂
七光り―『乱』の父と子
ライフワーク―『乱』の始動
巨星の美―幻の記録映画『能の美』
悲しみと栄光―『乱』の完成
願い―『夢』美しき葬列
背信と償い―『八月の狂詩曲』メイキング始末記
遺言―『まあだだよ』娘との現場見学
出発―それぞれの旅
[ POP ]
[ おすすめ度 ]
☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
☆☆☆☆☆☆☆ 文章
☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
共感度(空振り三振・一部・参った!)
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[ 関連図書 ]
[ 参考となる書評 ]
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ふとしたきっかけから、黒澤家と縁ができ、黒澤プロの関連会社に勤めることになった筆者が見た、「影武者」以降の作品に取り組む監督の素顔と最期を描く。製作中止になった幻の記録映画が気になります。
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公私ともに黒澤家と交流を持った著者の黒澤明との思い出が綴られたエッセイ。時代遅れと揶揄されながらもリアリズムを徹底的に追求しようとする黒澤明のプロ根性が垣間見れると同時に、後期の映画制作での苦労が見て取れる。黒澤明の私の部分が見られるのは貴重だろうが、もう少し踏み込んだ部分が見られるともっと良かった。